宝塚におすすめ!オペラグラスでジェンヌの表情までくっきり!
演劇やミュージカル、スポーツ観戦におすすめなのがオペラグラス!
オペラグラスとは、その名のとおりオペラを観るために考案された小型軽量の双眼鏡で、19世紀ごろにオペラを鑑賞していた裕福な人たちの間で普及していきました。
大劇場でもオペラグラスが有料でレンタルできますね。
オペラグラスがあれば、遠く離れた役者の表情までくっきり見えて、手が届きそうなほど近くで演劇を観ることができます。
運悪く後ろの座席になってしまっても…、オペラグラスがあればまるで最前席いるかのように演劇が楽しめます。
※この記事は知人のカメラマニアに聞きながら書きました🙋。
マニアのノウハウを簡単に紹介しています。
オペラグラスの選び方
オペラグラスはたくさんの種類があります。
色や価格で選ぶのもいいですが、仕組みがシンプルなだけに、価格が性能にダイレクトに反映されてきます。
高いものほど性能がいい☝!
ということになります。例外もありますが(デザインに凝っていたりとか)。
観劇用オペラグラス選びで重視したい性能のポイントは
1 明るさと 2 視界の広さと 3 ピント合わせと 4 倍率です。
1 明るさとは?
レンズの大きさや性能、コーティングなど複雑な要素で明るさが決まりますが、カタログには「明るさ」という項目でスペックが表示されています。
一般的には以下の指標が参考になります。
25~49:天体観測に使えるほどの明るさ
9~25:薄暗いところでも見える明るさ
4~ 9:明るい日中で使える明るさ
ということで、屋内でスポット照明になる観劇や舞台には9~25の明るさが最適と言えます。
2 視界の広さとは?
オペラグラスを覗き込んで見える視野の広さです。
高倍率のオペラグラスほど視野が狭くなります。視野が狭いと1人の役者がくっきり見えても、周りの役者が視野外で見えない、なんてことにも。
これはカタログ上で「1000m先視界」と「実視界」で表されます。
観劇に最適なのは実視界7度~10度程度になります。
コンパクトなオペラグラスはレンズが小さいため実視界が8度を超えるものはほとんどありません。
コスパ的にも7度くらいのモデルを選ぶといいですね。
3 ピント合わせとは?
距離によってピントを合わせてくっきり見えるように調整することです。
フォーカスフリーをセールスポイントにしている商品もありますが、これは人間側が自分の目で合わせているということで、非常に疲れます。
また、左右別々に微調整ができるようになっていないと、左右で見え方に違和感が生じてこちらも目が疲れます。
両目とも同じ視力で同じくらいのピント調整力ということはなかなかないものです。誰でも「利き目」があります。
4 倍率はどれくらいがいいの?
倍率は単純に何倍で見えるのか、ということになります。
たとえば100メートル離れていたとしたら、
5倍だと肉眼で20メートルの距離に見える
8倍だと肉眼で12.5メートルの距離に見える
ということになります。
観劇には8倍未満、6倍あたりがちょうどいいでしょう。
後ろの席のときは8倍、真ん中あたりの席で肉眼でも見えるけどもっとよく観たいときには6倍という使い分けもいいと思います。
10倍を超える倍率のものになると遠い座席からでも顔までしっかり見えますが、手ブレ補正機能が付いていないとブレてしまって逆にしっかり見えなくなり、しかも長時間観ると酔ってしまったり目が非常に疲れてしまいます。
そして高倍率になるほど暗くなってしまうので観劇には不向きです。
10倍を超えるものが必要になるのは東京ドームなど観客席が100mくらい離れているような場合ですね。
また、倍率が可変できるズーム式は5~10倍などに可変できるので一見便利なように思えますが、よほど高価なものでもない限り画質が良くありません。輪郭がぼやっとします。
カメラの交換レンズでズームレンズが短焦点レンズに画質と明るさで敵わないのと同じですね。しかも重くなってしまいます。
宝塚大劇場でレンタルできるオペラグラスは
Vixen「アリーナ Hシリーズ」(8×21WP)です。
イエロー、月組カラーですね😋。
定価8000円ですが実売は5000円くらいのモデルです。
スペックは、倍率8倍、実視界6度、明るさ6.8で重量は190グラム。
長時間持つことになるので重量も重視したいですね。
実売5000円のモデルとしてはごくごく一般的な性能です。
実視界は6度とちょっと狭いので、ロケットダンスなど動きの激しい舞台では演者を追いかけるのが忙しくなりそうです。
明るさも6.8なので少し物足りなさを感じます。
オペラグラスのメリット・デメリットは?
メリット:座席を選ばない!
最近の宝塚はチケット難!!
しかし、運悪く後ろの席になってしまっても大丈夫!
2階席でもSS席並みの近さに見えます!
B席でも8倍オペラグラスならSS席に早代わり!
私はいつも狙ってA席やB席を選んでいます。(っていうか、それしか取れないから…)
デメリット:拍手が・・・!
拍手したいけど、でもオペラグラスで観たい!
ということがよくあります。
これはしょうがないですね。でもこれを解決できるアイテムもあります!
以下のおすすめオペラグラスをご覧ください!
おすすめのオペラグラスはこれ!
ズバリ大劇場向きのオペラは?
私が愛用しているNikonのアキュロンです。(2階席向き)
倍率は8倍で明るさは9、重さ200グラムで扱いやすいオペラグラスです。
レンタルのアリーナHと同じ倍率でありながら明るさは1.3倍。実売で倍も値段が違うだけあります。
倍率5倍で観劇にはちょうどいい倍率です。
高倍率だと手ブレや視界の狭さがやっぱりつらくなってしまいますし。
そして明るさは16!これは月のように明るい星の観測にも使えるエントリークラスの大きな双眼鏡に匹敵する明るさです。
SIGHTRONはあまりなじみのないメーカー名ですが、ライフル銃のスコープで採用されていたり、軍隊でも実績があるそうです。
こちらも倍率は6倍で観劇にちょうど良く、倍率を抑えたことで明るさも脅威の12.25を確保しています。
レンタルの約倍の明るさです。
これだけの高スペックで重量は192グラムと超軽量です。
倍率5.2倍で観劇にちょうどいい倍率なのはもちろん、なんといってもハンズフリーというのが最大の利点です。
これがあれば手が疲れないし見ながら拍手もできます!
しかもメガネの上からでもかけられるようになっています。
メーカーはケンコー・トキナーで、カメラ業界では有名なメーカーです。
軽量にするために5.2倍の倍率でありながら明るさは6.3と少し物足りませんが、逆に言えばたったの52グラムでよくぞこれだけの明るさを実現したということですね。
アリーナやドーム観戦に威力を発揮する手振れ補正付き双眼鏡
6月25日、26日に花組 明日海りおの横浜アリーナコンサート『恋スルARENA』がありますね。
一生に一度のチャンスを見逃さないためにも!
とても高価な双眼鏡です。
なぜこんなに高いかというと、防振機能、ようするに手ブレ補正機能を搭載しているからです。
10倍以上の高倍率になると手ブレで像がブレてしまってまともに観ることが難しくなります。
この双眼鏡は手ブレ補正機能があるので10倍の高倍率でもブレることなくくっきりと観ることができます。
普通の劇場では10倍も必要ありませんが、アリーナやドームなどの大きな場所で真価を発揮してくれる双眼鏡です。
ジャニーズファン界隈ですごく売れているそうですよ。Canonの社員もビックリの事実だそうです。
難点は600グラムの重さとバッテリーが必要という点です。
バッテリーは単三電池なので入手しやすいですが、この重さは何時間も持つにはちょっと疲れますね。
さすがにこの双眼鏡を大劇場、外箱で使うのは、舞台上のタカラジェンヌも驚くことでしょう。実は1回だけ、この双眼鏡をもって観劇に来ていた方を客席で見たことがあります(しかも男性…)。若干引きましたが、それだけ熱心なファンだったということでしょうかね😊。
チケットを買ってスケジュールを合わせて観に行く宝塚。せっかくなんだからどの席でも綺麗に近く見えるオペラグラスを用意して宝塚をもっと楽しみましょう!