ミュージカル「MEAN GIRLS」感想 リアル過ぎるアメリカンガールズコメディ みんな戦う可愛いライオン 壮一帆出演




アメリカンガールズコメディ映画
ミュージカル版 日本初上陸💗!! 

「MEAN GIRLS(ミーンガールズ)」

ってことで、以前より凄く観てみたかった作品でした😃。先日行ってまいりました🙆。
ローチケさんの映像より↓

エグいガールズの日常がリアル

モデル級の女子学生達が沢山登場するんだけど👩、内容はかなりエグい。今の時代の学生生活って大変だなあ…って思わされる、センセーショナルなトニー賞受賞作品・ブロードウェイミュージカルです。

弾ける様なキャストの可愛いらしさ、ピンクの世界感でグッズも本当に可愛い!プロモーションがセンスいいよね。日本版も本場ブロードウェイに負けない程のクオリティだと思いますよ😍。

主人公のケイディ・生田絵梨花の変身ぷりがスゴイ😆!
アフリカで過ごした田舎娘かと思っていたら、レジーナを陥れ、カーストの上位に君臨したケイディは本当に美しく、洗練されていました。オタク系数学メンバーのお揃いジャンバーもまたお似合い。
どんな女子でも演じられる所が、凄いな~。まさにヒロイン・主人公向きの女優さんです

そしてこの舞台の女王様は、なんといってもレジーナ・石田ニコル💋
あんなに美しく生まれちゃったら、仕方ないかもな~意地悪😈になっても。めちゃくちゃカッコイイ!スタイルだけじゃない、歌も最高。アメコミの女優さんみたいで、太っちゃうあの下半身・肉布団姿も堂々たるもの😊。

ちょっと頭が弱い(でも実は物凄く賢い😃)カレン・松田るか。バービー人形のように超可愛い。キャラクターにピッタリな女優さんでビックリする位!
レジーナを妄信してしまう、自分を見失いがちなグレッチェン・松原凜子。もぉぉ、すっごくよく分かる設定😆。承認欲求が高い女の子なのかな?こういう女子は多いと思う!

クラスのはみ出し者の、アート専攻のゲイのジャニス・田村芽実と、ダミアン君・内藤大希。
彼らなりに、色々な辛い目を見て、誰よりも自分と向き合ってきたからこそ、発言に重みを感じる。人間関係を良く観察している。レジーナと対等にやり合うし、ケイディにこの学校の仕組みを教えてあげる流れも、良ーくわかる。

そんでもって、今回観劇した理由の一つでもある、お母さんs&数学の先生役で登場した、壮一帆

ハイテンションじゃないとやってられないよね😆!?レジーナのお母さんはブロンドの美人、ケイディのお母さんは知的な学者肌(Shinya Yamanaka の講演会、ツボった)。

そして数学のノーバリ―先生は、地味なおばちゃん風で、腰が引けてて最高でした👌。ホームルーム的な会でこの子達の騒ぎを収めるよう任された。彼女達を信じて飛び込む 🌊ダイブ!あれは名シーンだと思う😃(感動した)!

実際、客席にも同じくらい可愛い女性が沢山。出演者を追う姿(SNSをチェックしてましたね)は、同じ学校の生徒のよう。舞台と客席が見事リンクしちゃってる感が今風だなーと思いました。ダイブのシーンは一緒に涙していたんだよね😢。

アメリカ的ハイテンション、多少下品な描写もやはり含まれますが(これがビミョーなんですよね、個人的に…😅)、それを上回る、ガールズの具体的過ぎる細かな描写(水曜日はピンクの服とか、スウェットはNGとか)、スクールカーストっぷりがリアル過ぎ‼
SNS等を使ったいじめ(戦い)の中、彼女達&先生はどのようにクリアしていくのか、とってもセンセーショナルな内容だったと思います😃、勉強にもなった。

炎上は燃料🔥 BURN! ←名言ですね。

簡単なあらすじ※ネタバレあり

盛りだくさんの内容で楽しい。部分的にピックアップ。

両親の仕事の関係でケニアで過ごしたケイディ(生田絵梨花)。ホームスクールで勉強してきたケイディが、アメリカのハイスクールに転校する。学校生活は初めて。

初登校の日、アート専攻のジャニス(田村芽実)とダミアン(内藤大希)が、ケイディを案内してあげる。友達3人組になる。

まずは自分の居場所を探さなきゃいけない。ランチするテーブルの何処に座るかで、誰とつるむか決まる。
グループ名:プラスティックス(Plastics)3人組の可愛い女子が登場(ジャジャーン😈)。レジーナ(石田ニコル)がトップ、カレン(松田るか)とグレッチェン(松原凜子)。

早速ケイディがレジーナの目に留まり、仲間に入らないかと誘われる。ジャニスはレジーナと因縁の関係らしい…。そこでケイディは、プラクティスに潜入し、レジーナの弱点を見つける作戦を開始する。

ケイディは数学が得意。クラスのアーロン君(小野塚勇人)に一目惚れ。ちょっと馬鹿なふりをして彼に近づく。
なんとアーロンはレジーナの元彼。面白くないレジーナは、ハロウィンパーティーの時に、真っ白バニーのセクシー攻撃で彼を誘い、またよりを戻そうとする…。

ムカつく。レジーナの弱みはカロリー制限だ!太っちゃイメージが台無し。←わかる

そこでケイディは、アフリカで母に良く貰っていた、体重を増やすためのバーをカロリーゼロだと嘘をついてレジーナにプレゼント。毎日食べ続けたレジーナの下半身は、普通の年頃の子並みに太って行く(←これは最大の罪だと思うわ😋)。

レジーナがどんどん壊れていく…、そこでケイディがプラクティスのトップに入れ替わる日が来る。

ケイディは皆を自由に、解放してあげようと良好な関係を過ごしていた。でも綺麗な洋服、秘密のパーティー、ドンドン誘いの沼にハマって、レジーナと同じように高圧的になっていく。(←これ怖いよねぇ

レジーナの反撃開始。”BURN BOOK”という、クラスメイトや先生の写真に嫌みをめっちゃ書いた本を作り、プラクティス仲間で笑って読んでいたんだけど、そのページをコピーしてクラスにバラ撒いたの!何故か?

そこにはレジーナと数学のノーバリー先生の悪口、嘘の誹謗中傷が…。
レジーナが被害者面する。こんな酷い事をするのは、ケイディ達かも(あちゃ…こいつがやりました的な)。SNSで拡散され、一夜にして勝者が敗者になる瞬間?

そんで色々あって…、レジーナとケイディが言い合いをしているその時、レジーナはなんとバス🚍にひかれてしまう😱。15秒間、レジーナは、死んだ。が、SNS上で事故現場が拡散されまくり、ある意味彼女は復活する。

一体誰がこんな事をしたのか?ホームルームでノーバリー先生は女の子達に訴える。こんな事して何も生まれない。私は貴方達を信じている。高い所から先生がダイブ!キャ~、皆手助けする。
ほら、皆で助け合おうよ!一人一人、言えなかった事を告白し、ダイブして仲直りする。

レジーナの事で申し訳なく思うケイディを救ったのは、数学クラブ。ノーバリー先生が彼女を誘う。
本当は貴方、頭いいはずよ。お揃いの(ちょっとダサい)ジャケットを着て大会に出場しましょう!

物語のラスト、学内コンテストが行われているパーティー。
バスに引かれたレジーナが、頭から背中までギプスをはめドレスで登場。ケイディとトイレでバッタリ。バツの悪そうなケイディに、トップにいる事を謝らないで、と。(←カッコイイ!

レジーナとジャニス、ダミアン達も皆一緒に集まった。区外の学校に戻ってしまい、しばらく姿を消していたアーロン君も、ライオンの着ぐるみをきてケイディに会いに来た(ノーバリー先生の計らいで)。

最後は皆で大団円。自由に、恐れず自分らしく楽しもう。

そんな感じかだったかなー。

ガールズに是非観て欲しいミュージカル

これって、現代の指南書のような話でもあると思います。もし友達の事とかで悩んでいたら、このミュージカル観て何か吹っ切れたらいいなあ。

思わず自分の学生時代を思い出して、深く頷いたり、なるほどそういう事だったのか!と開眼した。数学クラブは安全地帯…とか(すごく分かる🤔)。争いを避け、1人になれる、誰に構わず自分自身をさらけ出せる場所を、地道に探していたと思う。社会人になったり、家庭を持ったりしても同じじゃないかな。

各々が自分の軸を持っていれば、変なバイアス無く、周りの友達に助言したり、手を差し伸べる事が出来る事ができるんでしょうね。

バスにひかれギプス頭の状態で登場したレジーナがケイディに伝えたのは、
”ボスである事を謝ってはいけない”
彼女らしい🙆(TRUMP氏にもそうアドバイスしたんだって、ブロックされたけど😁)。

自分の負けを認め、再起を狙うレジーナがカッコイイ。
負けても自分で掴みに行く、更に前を進んでいく。最後の場面でキャッチコピーが書かれていた。

Fearless Go Lions!

どういうニュアンスなんでしょうね。。恐れずライオンのように進め!なのか?

冒頭のライオン・キン〇のパロってるアフリカの場面とか、ランチの陣取りのシーン、授業やパーティー、数学の大会等々、楽しくての勢いのあるナンバー揃い。レジーナのお部屋、アイドル風な場面等はアメリカのセンスを感じる。今流行りの映像とシンクロして、色々な学校の場面が楽しく描かれています。

あまりにも身近な話題で驚いたけど、逆にこんな身近に多くの戦いの種が潜んでいたんだなと。。(あの頃スマホが無くて良かったかもな~😅)どんな女性(男性側から観ても)でも思う所があるミュージカルだと思います。

時間が許せば、もう一回観たいかな~。あの頃の自分に戻っちゃう感じもあります。そして親友の娘さん達を想像し、彼女達とおしゃべりもしたいかなって、思いました。

ブロードウェイミュージカル
MEAN GIRLS

東京建物ブリリアホール:2023年1月30日(月)〜2月12日(日)
キャナルシティ劇場:2023年2月17日(金)〜2月19日(日)
森ノ宮ピロティホール:2023年2月23日(木)〜2月27日(月)

脚本:ティナ・フェイ
音楽:ジェフ・リッチモンド
作詞:ネル・ベンジャミン
演出・上演台本・訳詞:小林 香
出演:
生田絵梨花 田村芽実 石田ニコル 内藤大希 松原凜子 松田るか
小野塚勇人(劇団EXILE) 中谷優心 / 黒須洋嗣 / 壮一帆 他

↓薔薇サム2に、石田ニコルさん、出演されていましたね!

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