『眩耀の谷』主なキャスト 感想2 丹礼真は礼真琴そのまま 組子みんながイイ!




新生星組トップスター礼真琴&舞空瞳の当て書きというか、この2人からインスパイアされた壮大な中国の物語でしょうかね😉。

ただの中国モノではない

ファンタジーという事ですが、私は立派な歴史物語だと思いました。設定の一つ一つがリアルで、社会問題もしっかり入っている。

私なんかが偉そうに語れるはずも無いのですが🙇、一本筋が通っていて、結末は大変ドラマティック。

曲も良いですよね~。礼真琴だから任せられる難曲の数々。特にオープニングの曲からすっかり心鷲掴みされ、伝統楽器の音色にかの国の情緒漂う空間に誘われました。

そして特筆すべきは、中国の伝統的な舞踏シーン。組子みんなが踊っているのが素晴らしく、力強くて美しい。長い袖や剣を使って自然とソーシャルディスタンス👌。

東京宝塚劇場初日の模様、ステージナタリーさんより。

当初思っていた「中国物ね」みたいな印象を優に越えて、個人的にはどこかで誰かが再演しても良いのではと思った。名作の予感です🤔。

トップスターお披露目として

でもやっぱり丹礼真は、
礼真琴でないとダメかな~。

人に優しくて、忠義に厚く、出世にあまり興味がないが、人が付いてくる。汶族の王になって欲しいと言われたとき、「必要なのは、技術力では無く、器(うつわ)だ」というような台詞がありましたが、これはまこっちゃんに向けてのメッセージですよね。彼女はどちらも持ってるけど😀。

お披露目にトップスター向けのメッセージ的な作品があてられることがあります。
現月組トップスター珠城りょうの『アーサー王伝説』をふと思い出しました。アーサー王は、沢山の困難が続くけど、それも飲み込んで戦っていくぞ、という姿勢を見せてくれました。

主なキャストの感想を書こうかと思ってたけど、今回はいつもと何か違う。

全員が当て書きだろうし、ジェンヌの個性がそのまま役となって自然に息づいていました。

スターから下級生まで、星組みんながイイ👍

という事が前提で、思いつくままにキャスト感想を書きます。総合力で魅せてくれていたと思う。

主なキャスト

丹 礼真:礼 真琴

レイシンには立派なご両親がいて、優秀な大夫で、尊敬する管武将軍に奉公する。気の合う仲間が2人いて、素直に幻や民の声を聞き、自分の心のままに行動する勇気あるもの。

まこっちゃんが悩める主人公を演じる事で、トップスターとして星組を引っ張るための器を広げるための修行、なの?なんて思っちゃいます。その一生懸命な冒険譚を舞台で観られる私たちの至福の時です。

随所に垣間見る、運動神経の良さ、剣裁き、ダンスの力。歌はもちろんの事。組子への眼差し。

皆が待っていたこのお披露目に、自然体で、レイシンそのままに、礼真琴が存在していたと思います。

初日のご挨拶をスカイステージ生中継で拝見しましたが、

ご挨拶が上手💯!

ああ、頭の回転が速いのねー。組を、宝塚を代表したメッセージを、少しユーモアを取り入れながら伝えてくれる、本当に頼りになるお兄ちゃんだなと。彼女の財産だと思いますし、益々宝塚のためにも頑張って欲しいと願います。

母:万里 柚美

長年、星組のお母さんだったゆずみさんとの、最後の親子関係となります。母とのやり取りはとても印象的で、キーポイントとなる歌を2人で歌うシーンは、涙を誘いますね~。

組長とデュエットだなんて、粋な計らい💕愛を感じます。

まさかのお母様もルーツに衝撃と、なるほどと唸りました。

公私ともに?本当のお母さんのような存在だったでしょう。だからレイシンのようないい子が育ったのね😢。

管武将軍:愛月 ひかる

愛ちゃんって、デカい😍。

まず第一印象。髭も似合うし、あの武将の装束も私服のような着こなし様。

星組大劇場の初参加である愛ちゃん。堅物な武将で、彼なりに一本筋が通っているというか。何が正しいのか、芝居上でも問われるシーンは多々ありました。

武将として悩めるシーン、訓練のシーン。
日本モノが大好きな愛ちゃんの中国モノを初体験させて頂きました!

瞳花:舞空 瞳

つくづくお名前からインスパイアされたシーンが沢山あったのだなーと。

綺麗な瞳に花が映らない、盲目のお姫様。沢山の辛い思いをしてきたから、伝えたいことは『舞』で表現する。憑依的な舞のシーンは、

まるで中国のお人形のよう👸。

お披露目でいきなり、敵の子供がいた盲目の姫。なかなか難しい役どころだったのではと思います。

でも当時の結婚なんて若いから。

最後は新しい国の王族としてレイシンと一緒になることができ、あのシーンはこういう結末だったんだな~と拍手👏👏👏。

謎の男:瀬央 ゆりあ

途中まで本当にただの謎の人でした(笑)。

なんとまあ・・・。

位の高い役がね、お似合いなのよ。やっぱりねー。

せおっちの存在は、大変重要だと思っています。どちらにも付かない自由な人。思想でなく現実(ファクト)を重視する人物。例えば、幕末の坂本龍馬のような人かと思っていました。

いい味出してるな~と今回も思いました!

クリチェ:天華 えま

そろそろ、ぴーすけが見たいと思っていました。

汶族の民、良い役だったと思います!『阿弖流為』を思い出しました!!

コメディの彼女もいいけど、忠心という言葉の似合う役が、個人的に好きなんですよ。

なんかねえ。。先輩・紅ゆずるを思い出すんですよ、彼女を観ていると。
ああ、DNAだなと勝手に思って楽しんでいます。

カイラ:綺城 ひか理

そしてお隣にいる強そうな、
冷静沈着な男は誰!?

あかちゃんだ~。星組の男になったのね。
強そう、とても強そうな男です💪。

これからもぴーすけ達と一緒に登場する機会が増えるんだね。

興味深い。やっぱり新体制に組替えって、いいなと思います。新鮮さが更に増して、これまた化学反応が楽しみなのです。

花組の永久輝せあ同様、これからも楽しみにしています!

イムイ:極美 慎

もうね、十分ポテンシャルは分かっていたけど。。

彼女の急成長は、たまらないですねっ!!

いやあ、男前度マシマシで、姿形もすっかり男らしくなって。
中学生の甥っ子が急に背が伸びて大人になって、伯母さん驚いたみたいな心境?

星組に100期 極美 慎あり、でございます。

神の使い:水乃 ゆり

みずのちゃんのダンスは、素敵💙💫

神の使い、水の精、蜃気楼のような存在。
柔軟性、表現力、あの笑顔。あまりにも印象的でどうしても伝えたかった。

あなたのダンスは素敵です!

春崇:有沙 瞳

はいはい、くらっち好きの私としては。

クライマックスのシーンに号泣しました😭

ああ、幸せなお役で良かったよー。

満面の笑顔のクラッチ、そして神秘的なお声。この物語を静かにナビゲートしてくれた美しいお役に、また新たなクラッチの世界を見せてもらいました。

続いてブラック・キャストさん他 の感想を後日🙋

ランキングに参加しています。
ぜひクリックお願いします。
にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村