『ビューティフル』平原綾香バージョン初日感想 最高です!再演の価値ありまくりですっ!
11月5日に帝国劇場で初日を迎えました、トニー賞主演女優賞作品 ミュージカル「ビューティフル」。シンガーソングライター キャロル・キングの半生を彼女の曲と共にお届けするミュージカル。
私は2017年初演に大変感動しまして、声優さんで大変有名な水樹奈々さんが初ミュージカルでした。今回は大御所・平原綾香さんバージョンを観たい!と決めていました。
このミュージカル・ビューティフル。何が素晴らしいかって、
メインキャスト4名の日本人離れした実力!贅沢すぎる。
平原さん、伊礼さん、そしてアッキー&ソニンだよ!?
もうこのキャスティングに私は感動した訳です。なんて贅沢なんでしょう😆。ブロードウェイ本場さながらのミュージカルソングを満喫できるじゃん。そしてコメディ要素も沢山あって、笑いを取っていましたね。
キャロル・キング:平原綾香
ジェリー・ゴフィン:伊礼彼方
この2人が若くして結婚して子供を育てながら、キャロルが曲を作り、ジェリーが詞を書く。沢山のヒットを飛ばしていきます。
キャロル・キングって全然知らなかったけど、聞いたことある曲が沢山あって、あらためて「タペストリー」を聞いたりしました。女性のシンガーソングライターって当時は珍しく、そしてあんまり美人じゃないのに人前で歌っていいの?というキャロル。等身大の彼女だからこそ歌える曲があるんだと、皆感動するわけですね。
平原綾香のキャロルの歌は魂が込められていて、アレンジが最高で。
物語の設定のように、ちょっとオバサンっぽい所が、また良いんです😊。
ジェリーは、背が高くてカッコよくて、そして歌がセクシーで。浮気者で精神的に不安定で、キャロルを困らせます。見ていても辛いんですよね…。実話に基づいているのですが、最後までジェリーを理解するキャロルの愛の深さがあります。
ラストのカーネギーホールでの演奏で、平原さんが劇場の隅々まで見渡して、眩しいという仕草をしながら歌うシーンは、万感の思いって感じで、感動😢流石だな~と思いました。
バリー・マン:中川晃教
シンシア・ワイル:ソニン
この2人も同じ会社で、キャロルたちの良いライバルとして曲を作っていきます。
アッキー&ソニンのコンビは、めちゃ可愛いんです!!
アメリカのコメディードラマを見ているようなテンポ感で(「奥様は魔女」みたいな)、当然ですが実力は折り紙付き。シンシアはずっと結婚せず仕事のパートナーとしていたいと、バリーに言い続けるんだけど、どう見たってお似合いじゃん😆(笑)って感じで、終始可愛い2人です💕。
あー、またこの2人に会えた~って嬉しくなっちゃいました。
ドニー・カーシュナー:武田真治
マネージャーのドニーが、4人の才能ある若者を育て、ヒットを飛ばしていきます。
今や筋肉お兄さんとしての認知度の方が高いでしょうか。大人な雰囲気でカッコいいですよ。
ジニー・クライン:剣 幸
キャロルのお母さん。初めは音楽の教師になりなさいと反対したものの、最後にキャロルがカーネギーホールで演奏をする晴れ舞台で一番喜んでいたのは、お母さんだったね。
うたこさーん😍。
いつも背筋がピーンとしてて、お母さん役がうたこさんと聞いて、嬉しかったことを思い出します。いつまでも素敵なうたこさんを舞台で観ていたい、そう思っています。
初日のカーテンコール映像が公式にアップされていたので共有します。
早々にスタンディングオベーションで、手拍子しながら「I Feel the Earth Move」をみんなで一緒に歌って最高潮!超ノリノリでした🎶。
この瞬間を味わうためだけに劇場にもう一度行ってもイイ。舞台と客席の一体感が半端ない。
その他のキャストの皆さんは大忙し。当時のザ・ドリフターズやザ・モンキーズ、「オン・ブロードウェイ」「ロコ・モーション」60年代のヒット曲を歌ってきたシンガーに変身したり、事務所のスタッフだったり、お手伝いさんだったり、凄いんですよ。
ライブハウスに生演奏を聴きに行く気分にもなります。
ミュージカル「ビューティフル」は、なんていうのかなあ…、
完成された、ちょうど良いサイズの”大人ミュージカル”
かな、私にとって🤔。
ドレスアップして劇場に行くのではなく、ちょっとカジュアルに、ジーンズにパールとかつけて出かけたい気分?
すごくお洒落なんですよ、とっても。
女性同士で行くも良し、カップルで行くも良し。往年のヒット曲を思い出しながらご夫婦で行っても良し。是非、劇場へ~!
帝国劇場ミュージカル
『ビューティフル』
主演:平原綾香 水樹奈々(Wキャスト)
中川晃教 伊礼彼方 ソニン 武田真治 剣 幸 他
2020年11月5日~28日迄
1幕80分、休憩30分、2幕65分(約2時間55分)