花組トップスター 明日海りお 涙&笑顔の退団記者会見
花組トップスター
この言葉がどれだけ彼女の肩に圧し掛かっていた事でしょう。
そんな事をつらつら思いました。
明日海りお 記者会見ニュース
ああ、可愛いな~
第一印象、思いました。本当にフェアリーな可愛い女の子。
白いスーツに身をまとい、一人っきりで一生懸命お話してたのかなと。
みりおといえば、必ず隣に娘役がしっかりついていて、後輩達もついていて、皆から支えてもらっていた?イメージがあるので、一人っきりの記者会見、大丈夫だったかしら。。と心配になりました。
天然フェアリー系・みりお。
たまに面白すぎる天然発言でアワアワさせられる、油断ならぬ人(笑)。
「結婚線が数本あって、娘役4人に使ってしまった」
なんてオシャレな事言うのかしら~。
歴代相手役は、蘭乃はな、花乃まりあ、仙名彩世、そして次の華優希。この4名の事。
天然といいながら、実はとても頭の良い人なのかなと思いました。誰も嫌な気持ちにならない、素晴らしい返しだと思います。(アッパレ!)
花組とはどんな組?
『花組』とは、5組中一番最初にできた組、と言われています。
別に5組に優劣を付けるものは何も無いのですが、なんとなく成績優秀者が配属になったり、花組の男役(花男)とか、花組の娘役(花娘)、という代名詞があるぐらいで、一言でいえば、
優等生な組
というイメージが、宝塚内であるわけです。
いつからこうなったの?
私の印象だと、歴代の花組トップスター、中でもレジェンドの故・大浦みずき なーちゃんからではないかと、思います。
亡くなられて10年程経ちますが、なーちゃんはダンスが一品、歌も芝居も、とにかく素顔からは想像できないくらい(失礼)宝塚メークがバシ!っと決まって、カッコいい男役さんだった。
ニューヨーク公演を、退団後にもOGとして特別出演して成功させた人。今では考えられない。
伝説と言われるなーちゃんは、結構組内では厳しい人だったらしい。厳しく育ててくれたし、実際に沢山のトップスターの卵を、花組から排出してくれた。
安寿ミラ、真矢みき、真琴つばさ、愛華みれ、紫吹じゅん、姿月あさと 他・・・
そんな事もあって、花組出身という誇りが、各異動先でも付いてまわったのではないかと思います。
花組トップスターになるには、それなりの資格がないと・・・という印象も。それはジェンヌにとってとても重荷、プレッシャーとなったと感じます。
実際に、花組なのに人気が無い?チケットが余っている?という現実を見たら、ものすごく責任を感じると思うんですよね。宝塚中でも、花組が盛り上がってないと、全体的にしっくりこない、しめしが付かない、みたいな。
私達の勝手な思い込みが、ますますジェンヌにプレッシャーをかけていたのではないでしょうか。
月組の御曹司から花組に異動
そんな花組に月組の御曹司として、早くからその美貌と愛らしさ、歌唱力を買われて抜擢されていた、明日海りおに、白羽の矢が立ちます。花組異動ということは、そのままトップを任されるということ。
その当時、花組は82期主席入団、100周年を引っ張っていた蘭寿とむがトップスターでした。男役の中の男役といわれた らんとむ。彼女から花組の遺伝子を受け継ぐべく、月組準トップスターの状態で、花組に2番手として異動します。
記者会見中に、一番辛かったのは組替え と語っていたみりお。
その通りなんだと思います。
きっと月組が大好きで、先輩や組子が大好きで。
月組トップスター瀬奈じゅんの新人公演をつとめて、沢山の事を学び、生粋の月組っ子だったと思います。誰よりも彼女が一番辛かった事でしょう。
本当に、よくここまで花組トップスターとしてがんばった!と思います。
みりおの個性が組子をハッピーにした
成績優等生トップスターだとしても、組全体が良くなるとは限らない。
これは色々な組織と一緒ですよね。人が付いてこなければ無理な話で。
みりおの個性は、
ほんわかしてて、誰からも愛されて、でも意外と芯が強くて。
そんな彼女が真ん中にいたからこそ、プレッシャーの中戦っている、花組組子の個性と花組魂が燃え上がり、一つの組として完成しつつある状態となったのではないでしょうか?
みりお本人も、それにとても安堵したのでは、その上での記者会見中の涙だったのかな。(美しい)
最近、やっぱり私が花組凄い!って思ったのは
『ポーの一族』です。
主演が素晴らしいのはもちろんですが、組全体のレベルが高いと心底思ったのは、この演目。舞台の端から端まで、歌からダンスから、お芝居から。ああ、やっぱり花組上手だなって、思った。
花組の遺伝子はどのように化学変化するのか?
元々スタイリッシュで優等生な花組という遺伝子があるのですが、そこにみりおのほんわか遺伝子が化学反応を起こし、次の代の花組はどうなるのでしょうかね?楽しみです。
私は「お花畑・フェアリー花組」という、新しいジャンルを、みりおが築いたと思います。
これは一つ、花組の個性として残してもよいのではと思います。
そうやって、ジェンヌが一人ひとり考えて、自分達の組とは?個性とは?色々模索しながら舞台をつくっているのかなーと思うと、尊いです。
最後の11月24日まで、お体を大切に!がんばって下さい。
ちょっと心配なのは、
みりおちゃん、細すぎ・・・
ちょっと驚いちゃった。
トップスターはってるのは、そのくらい大変な事だと思い知らされます。
みりおの退団後、未来はバラ色だと思いますよ!
変な言い方だけど、性転換の必要はほぼなく、女性としてそのまま美しいし、チギ同様、テレビ向けサイズだと思いますし。
舞台でも、すぐに女性役で主演はれるとおもうし。
なんといっても、ファンの数が凄まじい 安泰ですよ。
だから、みりおには、大好きなハワイの海でほげーってしてもらって、その後美味しいものを沢山食べてもらい、日本のミュージカルやテレビ界に戻ってきてほしいと思います。
そっちの方が、私、俄然楽しみです!