月組『夢現無双』『クルンテープ』感想 美園さくらのお披露目に呼ばれ、サクラ満開の花の道
なんて最高の遠征だったのでしょう。
まさに宝塚の花の道は、桜咲きみだれ、快晴の空の下、神に感謝でした。
この公演を目にするまでは、なるべく前情報を入れず、まっさらな気持ちでのぞみたいと体制を整えてきました。
だって、みやちゃんラストだと思えば、辛く悲しくて泣いてしまいそうで、感傷的になり過ぎるだろうと思って。
お芝居についてはまた後日感想を書きますが、良くも悪くも、サイトー先生の日本物ミュージカルの仕立てで、私は楽しめました。
ただ、色々な逸話を時間内に盛り込んでいるため、演者も大変そうだな。。と、せわしない感じもしました。
そんな中でも一つ一つ印象的で、さくらちゃんの歌声には浄化作用でもあるのか!と思うくらい泣かされましたし、たまきちは白目をむきだしたような顔つきが、大人になったなぁと思わせてもらったり、みやちゃんは、最後まで美しかったし。
秀逸だったのが、ショーではないでしょうかっ!!
クルンテープタイのオリエンタルショー。
私はものすごーーーく気に入ってしまったのですが!!
異世界な感じ、性別もとらわれず、まるで1年前に遠征して衝撃をくらった、あの『BADDY』にも似た感動と、そして微笑みの国というように、なんだか心まで浄化されたようなさわやかな涙で溢れてしまいました。
大介先生、私にとってはスクリーンヒットですよ。ありがとうございます。
少し往年の宝塚を思い出すような場面もあって、懐かしさもありました。
最近のパターン化されたショーではない、挑戦であったであろう新たなショーをみせてくれたこと、頑張って作り上げた月組組子に感動です。
そして気づいてしまったのは、
みやちゃんが卒業しても、月組は大丈夫そうだな。
ということでした。
悲しくもあり、嬉しくもあり。
るりさん、るりさんとみんなが慕うみやちゃん。
みやちゃんは唯一無二だけど、月組はたまきち&さくらちゃんを筆頭にして、今のメンバーでやっていけると思います。
そして組長!光月るうさん。
彼女が凄い。
すーさんという偉大な組長がいらっしゃいましたが、実は副組長としてるうさんがいらっしゃったのも大きかったのかなと。
沢庵和尚のお話に、のっけから涙ですよ、私。いいお芝居されます。
そしてショーでも組長の歌から始まります。大活躍でした。
私は嬉しい。
こんなに煌びやかで、音楽も面白く、バラエティーに富んだショーを、ムラで観ることができた。やったー!
みやちゃんサヨナラ仕様も秀逸で、その後ろで踊る退団者や、実力派お姉さまのかっこいいこと。
とにかく感動でした。
追ってまた感想を書きたいと思います。