早霧せいな舞台『まほろば』感想 ストレートプレイ、イケるよ！！

2019年4月19日

『まほろば』無事に観劇することができました。もう明後日は東京千秋楽なんですね。

きっと回数を重ねて、出演者の息もピッタリで、それ以上のオーバーアクションというか、アクシデントも笑いにかえるような舞台だったと思います。

早霧せいな、ちぎって

すっぴん、ちょぉ綺麗✨

正確に言うと、ナチュラルメイク。肌が透き通るようで、目鼻立ちがくっきりで。

あの綺麗な顔で、いつものように変顔（笑）。黙ってればいい女なのに…（いや、素のままで素敵ですけどね）。まさに等身大の働く女性、まんまでした。

あらすじについては、確かに公の場では言いにくい（言っても別に良いんだけど…）お話でありまして、舞台だからこそ楽しめる感じでした。

女性だけが出演している舞台。4世代の女性が、まあ喋るしゃべる👄。ティッシュ箱は飛ぶし、座布団でケンカするし、ハバネロは出てくるし。笑った笑った。

早霧せいな ミドリさん。まるで自分を見ているかのようでした。旅行先にまで仕事の資料を持ってきちゃうタイプです。はー。

ここからは、私個人のお話です・・・・

お芝居の前半、いや2/3 までは、チギ演じるミドリさんは、まんま私の境遇と7割位近くて、勝手に胸にグサグサ来る感じでした。

私の両親の故郷は九州で、あの方言丸出し会話がとても懐かしくて。私のお祖母ちゃん、伯母さん、母、従妹、従妹の子供、思い出されます。東京に憧れ、東京に出たものは、見栄っ張りで（＝これが私の母と従妹）。

妹役の中村ゆりさん、彼女も九州出身ですか？芝居が上手！まんま、私の従妹そっくりでした…。

お祖母ちゃん役の、三田和代さん、がまた素敵で。これまた、私のお祖母ちゃんが、痴呆症が入ってきたころにそっくりで（笑）。突然変な事を言い出すから、ケンカしててもみんな笑っちゃうという状況でした。

お母さん役の、高橋惠子さん。はー、私の母そっくりです…。対面ばかり気にして、顔も見たことのない人の名前を出しては、「その人と結婚すれば良いじゃない」って何度言われたことか。。父は何も言わず。胸が痛いくらい、似てました。でもどこか憎めないのですよね。

しかーし！
物語の最後に大どんでん返しが  💀 ❤ ⁉

お酒って怖いわね～。
そんなことあるの？まるで、イエスを生んだマリア様みたいじゃないですかぁ。

私は前半のミドリさん、なので、分かります。

若いうちに産んでおけ！

絶対どうにかなるって、そして子供が育った後の人生の方が長いんだぞ～。何が起こるかわからないし、何か起こっても、絶対後半戦でリカバリーできるって。

この舞台が何年前に上演されて観劇していたら、私の人生も変わった？いや、その頃は全く興味もなかっただろうな。しょせん自分の運命。ミドリさんは、藤木の家を守る運命だったって事かもしれないね。

ここまでやるんかいっ！って感じの内容ではありましたが、実はとても深いメッセージが込められているのではないかなと、あとからジワジワ思い返しました。

名作と言われている舞台、納得しました。またどこかで再演されると良いですね。

そして、チギは、ストレートプレイでも行ける！
等身大の女性として、まんま面白い女の役でまたお芝居をやって欲しいです。是非観たいです！

客席も華やかだったと思います。お見かけしたことのある役者さんがちらほら。

OGさんもいらっしゃいましたね～。チギって本当に人気者ね！