『リッツ・ホテルくらいに大きなダイヤモンド』感想1 ファンタジーだから言えること
お陰様で台風の影響もなく、もえこの初バウ主演公演を観に行きました!
このお話、どこにリッツホテルが。。。って感じで、お話のメインは大きな、大きなダイアモンドの山だったんですね!
改めて原作読もう!
バウホールだから休憩入れて2時間10分しかない。初主演作品だから、ぎゅっとコンパクトに、もえこの見せ場とミニフィナーレショーを入れないといけないから、正直、
通常版で、このお話をもう一度!
と思いました。
とても深い意味があるんじゃないかな。
さすが木村先生。今回のテーマは、
誰かの犠牲の上で成り立っている楽園
だと思います。
舞台はアメリカ。アメリカの若き大学生。誰もが羨むジョン瑠風輝の友人、超お金持ちのパーシー鷹翔千空。
パーシーはジョンを夏休み、実家へと誘います。なぜ金持ちなのか、経済についても語り合おうという約束で。
砂漠の何もない所に向かうと、ピンクのペイズリー柄の宇宙船らしき乗り物がお迎えに(笑)。
おお、ここからがファンタジーの世界が始まります。
なんと実家はリッツホテル位大きなダイアモンドの山にあるという。
南北戦争時代、それを見つけたご先祖は、インドやアラブにダイアを売って大儲け。ダイアモンドを誰にも知られないよう隠しながら生きていきます。
でも、飛行機の発明と共に、上空から見つかってしまう危険性がある。それに対して対策をとっている。腕のいい飛行士を人質に、上空飛行物体の追撃を常に行っている。
さ、ここまでで、もうイメージできるのは、今のアメリカ、北朝鮮。。なんじゃないかなー。
ジョンは、こんなこといつまでも続かないと言います。パーシーもわかっている。
ジョンは、パーシーの妹キスミン夢白あやに出会います。生まれてずっとこの楽園しか知らず、守られて生きている妹。
キスミンの部屋に偶然入ってしまったジョンは、ハープの古典的音色しか知らないキスミン達に、ジャズや新しい音楽、ダンスを教えます。二人は恋に落ちます。
可愛いでしょ~まるでディズニー映画のようでした。
もえこは、ちょっとはにかんだ地上の王子様。もってぃは、世間知らずの星の王女様。
もうね、超ぴったりの設定です😆
キスミンは気づきます。毎夏に来るお客は常に居なくなっているって。
つまり真実を知ったものは殺されると。
いつも黙認していたキスミンは、好きになったジョンのために打ち明けます。
そして自分は血で汚れた人間で、皆の犠牲で成り立っている楽園だったと。
そんなキスミンに、逃げようとジョンは提案します。拒むキスミンに、
キミも幸せになる義務、権利がある。大丈夫だと。
今の境遇を理解したのであれば、一からやり直せるよと伝えます。
最後はどうなるのでしょうか~~
というお話。
なんか、むず痒くて初々しくて、心の中でキャー😆キャー😆言って舞台を観ていました。
そして、まさかのお楽しみ。
黒燕尾の群舞と、薄紫のキラキラ衣装でデュエットダンス。リフト、回します‼️
とてもフレッシュでファンタジーな内容と、各出演者の安定感ある演技に、たっくさんのキラキラが充電できました。
楽しかった😀。