『フライング サパ』主なキャスト 感想3 そして冒険の旅へ




なかなかハ-ドな内容だったので、キャストの感想まで記憶が…。もう一回日生劇場で観れないかな~頼む🙏🙏!

主なキャストの感想

オバク:真風 涼帆

終始気だるく眠そうで、兵士という事だが、自分自身の記憶が曖昧な謎な存在。オバクの心の声がずっと聞こえる。

掴みどころが。。。無い😰

自分に何か納得が行かず、世の中に抗っている、だけど何もできないような。難しい役処ですよね!!

ミレナをクレーターサパに連れて行く事になり、そこで過去の自分の出来事が徐々に分かってくる。

ネタバレになりますが、、

なんだよー、みんな知り合いだったの🙀!?

実は科学者の息子でエリートだったのね。ただの眠い兵士じゃなかった。
いざとなれば本能でみんなをまとめる頼りになるサーシャ。

一番最後のグレーのジャンプスーツのようなお衣装が、一番カッコ良かった😍😍。
宇宙っぽくて、凛々しくて、イイ男だった~。心と体が一致して、自分の意志で実行した充実感が全身からみなぎっていたと思います。

最後の最後に、真風涼帆のカッコよさ、男役の圧倒的な存在感がありました。

思い起こせば、初舞台の頃からオーラが凄かったゆりかさん。当時からその微笑みの下に、いろいろな含みを感じる、女性としても男役としてもね。

この作品は真風さんにしか出来ないよね、きっと。
後世まで語り継がれるか!?後世に引き継がれるのか?

 

ミレナ:星風 まどか

02番のミレナ。総統の娘だし、総統後継者だし、2人目なのね。

でもなんでこんなにアバズレで、死にたがるの?意味が分からない女性だったけど、一番ミレナに共感したのは、父との出会いの辛い場面。

戦争孤児の娘にとって、この世は本当に残酷だ。トラウマになりそうなくらい、目に焼き付いている👀。

その後、少女ながら父の実験台になったり、素数の勉強をしている姿と、サパで沢山の男をひっかけてる姿。

二面性がある女性を、まどかちゃんが演じると生々しい。

ポルンカの不協和音に何か抗いたいと、家出娘の無謀な冒険がみんなを動かした。

ラストに、国をまとめる仕事一筋の状態から、サーシャに同行してくれて良かったなと、明るい希望を抱きました。

まどかちゃんにとって挑戦の役だったと思います。彼女の持ち味は、罪の意識無く、大きな罪を背負わされている無邪気さと行動力。と、表現してみた。

素のまどかちゃんが垣間見れる、自暴自棄な眼差しが、よかった。

 

イエレナ:夢白 あや

一瞬わからなかったよ、
今回一番の美味しい役だったよね。

銀髪のショートヘアの男勝りなオンナ。言葉遣いも相当で、銃撃戦も激しい。WSSのエニイボディスもそうだったけど、少年の役がなかなか似合う。

こうなる前の、サーシャの恋人だった頃のイエレナの美しいこと✨!

「ノアとの子供が出来たの」とミレナに告白する。うわぁ、良かったね~😃って、この混沌とした世の中の先に、また一筋の希望を持ちました。

相当男前で、かっこいいなあ。

ますます胸騒ぎがします。。。

ノア:芹香 斗亜

砂漠のオアシス、クレーターのオアシス キキちゃん😍。

精神科医として、悩める人たちのそばに寄り添い、理解者として知的に存在していました。こういうまともな人が居ると安心するよね。

オバクと2人でバーカウンターでウイスキーを傾けるシーンが、お奨めポイントです😊
アクアヴィーテ🍹🍹

総統01:汝鳥 伶

あれですね、キャプテンネモを思い出しました。

今度は総統となられて、長髪の謎の男。声だけの出演も多い。こういった謎で影の支配者としての存在感は宝塚内でも随一ですね。

一つ一つの言葉の重みを感じますが、今回は特に野心が溢れる、一筋縄ではいかない人物感が滲み出ていました。さすがでございます!

難民ブコビッチ:穂稀 せり

総統の若かりし難民だった頃のシーンが、本当に良かった。

演技力が秀逸だった!!
なんといっても、この物語のきっかけである主役ですもの。彼女がキーマンです。

ほまれせり、宙組にあり👏👏

ミレナ同様、残虐な戦争のシーンが頭から離れません。あんな思いをしたから、ポルンカの国を作ったのかと、とても納得しました。目が、目が行っちゃってましたね。

IT長者・ザッカーバーグ氏は、友達がいないからFacebookを作ったそうですよ。今や全世界の人々が利用するプラットフォームとなって、電子通貨も検討されていて。

きっかけは小さな、しかもそれは大きなコンプレックスや差別へのリベンジとしてスタートした物って結構あります。

ペレルマン:瑠風 輝

おお、なるほどね~。

総統の娘の婚約者という、スマートなお役が来たのね。フムフム。

眼鏡の良くお似合いだこと🤓

もっと観たかったなー、叶うなら劇場で。

アンカーウーマン777:瀬戸花 まり

さすが、せっちゃんの台詞回し👄

はっきり大きく聞こえて、流石だな~と思いました。姿も美しく、まさにアンカーウーマン!!

イエレナのお母さん役でも登場しました。

スポークスパーソン101:紫藤 りゅう

幕開きから来た~~!!!

スポークスパーソン 紫藤りゅう

まるで蝋人形のようにしゃべるしゃべる。一糸乱れぬ真っ白な存在。

せっちゃんと2人で映る姿は、
マーベラス💖

クソつまらないニュース番組も、この二人だったらずっと眺めていてもいい。

でも、ラストに総統派と次期総統ミレナ派に分かれた時、自分はどっちに就くべきか?と、トボけた質問をしているしどりゅうが、可愛かった(笑)。

これこそ自分の意志が無い人間の象徴的シーンだなと思いました。

タオカ:留依 蒔世

一番人間らしいというか、兵士になった血気ある日本人の一部始終を、タオカを通して体験した気分になりました。

考えてみれば、このお芝居はほとんど歌無し。彼女の得意の歌声が無かったような。

演技者として、とっても力強くて印象的なまきせ君でした!

記者8324:天瀬 はつひ

この舞台で卒業するはつひちゃん。

記者として身体張って、ポルンカの出来事を沢山説明してくれました。お母さんとしても登場。

とにかくこのお芝居では、この少人数で、地球時代から、ポルンカの幸せな時代から、主人公のご両親、子ども時代、いろいろな人が沢山演じて、違和感なく過去と未来をナビゲートしてくれたんですよ。

この場面展開、全ての宙組演者たち、凄いな~と唸りました😀。

 

キュリー夫人:京 三紗

名前がいいですよね。

キュリー夫人といえば、ノーベル賞の研究者。素晴らしい発見、でも人類を滅亡させる核に発展してしまった。研究者とは表裏一体な気持ちを抱えながら邁進するものなのかな。

京さんのキュリー夫人は「占いビジネス」で人を集めてホテルで大儲け?サングラス姿がチャーミングでなかなか生かしたファッションセンスで、いい感じでした!

テウダ:松風 輝

まっぷーは、今回はお母さん!

この物語の良心。地球の歌を歌ってくれました。美声で何とも癒されるシーン。

歩けない子供をサパに連れて行く。この張りつめた空気の中、少しずれてるのがまた笑えていい塩梅😊。

私、テウダみたいな人になりたい😊って、ちょっと思いました。

タルコフ:寿 つかさ

すっしーさんは、オバクをフォローアップする役目。ポルンカでも年齢が上の方で、年長者の言葉って重みがあるなぁって感じます。

タルコフさんの、

「冒険の旅に出て、誰かの役に立てただけで幸せだ」

というようなニュアンスのセリフがありました。

どんな世の中になったとしても、人生には冒険が必要なんじゃないか。そして誰かの役に立てたら、それで十分だよ。

今回私が感じたヒントは、これです🤔。

冒険の旅にでよう

人間どんな状況下でも、冒険の旅にでる気持ちを持っていると、現実とのバランスが保てるのかなと。

たとえ無謀であっても、無駄であって、何も生まなくてもいい。冒険ですから。

そして冒険をする人が近くにいるならば、その人に付いて行ってみよう。何かその人たちのためになるかも知れない。

チャレンジしよう!という言葉だと、どうも努力しなきゃならぬという、大変そうな印象があるけど、冒険の旅、なら、ワクワクしますよね。冒険=リスクを伴うって覚悟も決まっているし。

私の冒険の旅は、何にしようか。
違う世界に足を踏み込む、違う場所を旅する、住んでみる。まだまだ沢山あるぞ。

他人が個人の冒険心を阻止してはいけない。当然だが、人間の意識を操作してはいけない。のかなと。

どうかな、まだまだ何か発見があるかな。もう1回、いや、2度3度見たいですけどね。

いつもの宝塚とは全然違うので。

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