博多座『川霧の橋』主なキャスト感想2 初演と見比べて見たりして




初見の気持ちを大事にしたいので、その後にスカイステージとか、初演の映像や配役をじーっと観たりして、しばらく楽しんでおります😊。

『川霧の橋』名作と言われる理由がジワジワ分かってきている所です。

江戸の人々が皆、気持ちが良い!

そこが理由かなー。この間滞在した博多で出会った人々とも通じるものがあり、世話焼きで、笑顔で目を見てコミュニケーションしてくれて、いいな~って思えました。

宝塚的には(お披露目としても)決して派手さは無いのだけど、セリフや歌が心に残る、何とも言えない気持ちになります。

幸次郎:月城 かなと

初演はもちろん、剣幸
年齢、キャリア、人望共に棟梁そのもの。あいよっ!ってちゃきちゃき江戸っ子の軽やかさがあった。

月城かなとの幸次郎は、もう誰が見ても若リーダー。人柄よく、腕があって器量よし!半次さんの歌では、ケンカもするし、手も早い。茶目っ気があって、自分の事になるとポンポン言葉が出なくて可愛らしい。

人間・幸次郎の魅力満載の、もおねええ、

本当に器量良しなんだからっ😍!

なんでもっと自信持たないの?ってお光に関しては、じれったい所がまた魅力。江戸弁がたまらないね~。

江戸物のノリとか、腰の低さ、着物の裁き具合、江戸の街を走る姿。ああ和物って素敵だなーって思える瞬間です。

名曲を朗々と歌い上げ、劇場一杯に良い音響で響き渡っておりました♪蓮華の華、川霧の橋、情景が目に浮かび、本当に耳福でした😍。

月城かなとに落ちた💘福岡マダムが沢山いました(本当です)。

お光:海乃 美月

第一声が、まあ、ミミそっくり!と思いました。

こだま愛の、可愛らしい乙女の声色。声で年齢や境遇を表現できる余裕とでも言いましょうか。とっても聞きやすくて、江戸娘の世話焼きぶりや、ちょっと騙されちゃったり、ふらふらしちゃったり、頑張って一人で意地らしく生きている所が、ピッタリでした。

きっと海ちゃんなら、お姫様も、お嬢様もぴったりなんだろうけど、このような挑戦できる難しいお光という役でお披露目出来たことは、彼女のキャリアがあっての物だと思いました。

今度こそこの2人(コンビ)は、お幸とお光は、結ばれたわけで、あの蛍のシーンは、ちょっと目も当てられない(ヒューヒューだよ💕)お熱い名シーンだったと思います!(もう一回見たい😄)

半次:鳳月 杏

半次は、次トップの状態だった涼風真世

見た目はファンシーな線の細い感じだったけども、声が低音で、この半次さんも影の存在的な、渋めのカッコいい存在だったなと思います。お得意の美声を聞かせる歌も素敵で。

ちなつさんも同様、胸に秘めるお嬢さんへの、手の届かないアツイ思いとか、清吉への熱い感情とか、ちょっと控えめな存在だったけど、そこがまた素敵でした~😍。

「俺は、イイんだよ」って、そのスタンスもまた、惚れるよね~。

清吉:暁 千星

今もときめく元ジェンヌ、天海祐希が初演。

若さと勢いで、周りの人の事を考えずに行動してしまう、かなり浮いている存在。ありちゃんの若さが、いい意味で強調されて、もうどうしようもないなあ…、って思わせてくれます。

お光を利用したいと、半次に悪びれも無く相談している様は、本当にダメ人間だなっ😠と、殺意を起こさせる名演技(ギラギラの目)。

本当にありちゃん、公演中、終始目がギラギラ👀してて、いつもと違う感じでしたよ!

お組:天紫 珠李

朝凪鈴だったんだなー。
ちょっとした世間知らず?のお嬢様で、お稽古帰りにいつも半次さんとおしゃべりしたりして。

個人的にはっと目を引いたのは、大火事の後に遊女となったお組さん。

やさぐれ感が半端ない!

えー、さすが元男役なのーかな?カッコよかった。セリフが決まっていて、ちょっと怖いくらいで。大火事でここまで人生狂わされるのかと、可哀そうになりました。

半次さんも気の毒に思うわよね…。最後は布団で皆に囲まれて死ぬことができて、幸せだと言っていました(可哀そう😭)。

小りん:晴音 アキ

紫とも!私は、とっても好きでして。

当時、雪組から組替えでやってきて、娘役というよりは女役の立場。小さな見た目とはギャップがある、カッコいい芸子さん役。セリフ一つで、他の娘と違うってわかるんですよね。

はーちゃんがこの役なんだーって納得。

惚れるねえ❤って、小りんさんに言われると、とっても名誉なことだって思えるんですよ。

辰吉:英 かおと

久世星佳さんが好きだったもので😅。

幸次郎に、「結婚って、いいものですよぉ~😊」って、のんきに惚気る辰吉さん。

なんかそのギャップというか、すっとんきょーな感じが、面白かったし、江戸の人は色んな人がいるんだなーって面白かったです。

江戸物って登場人物が沢山いるから面白いですよね。ただ、皆おんなじカツラに、男は大工のはっぴ姿、娘は着物姿だから、違いが分かったかな?ってちょっと思った(笑)。

そこは個性でアピール!ですよね。

”杉田家の杉太郎”蓮つかさ、飛脚の権二郎 春海ゆう梨花ますみのお常さんから、お魚の下し方を教えてもらいました。ああいう細かい江戸の情緒って、イイですよね~。皆元気一杯で楽しそうで😃。

私達は昔の長屋暮らしに戻ったらいいのに、、って思う時があります。いきなりは無理だけど、両隣人間同士、もっと気を配って、自分達で生きていく気持ちを持った方が、困難な時代にきっと助かる事があると思います。

心の中だけでも、その気持ちを持って生きていきたい、博多と川霧の橋。リンクしたなあ~🤔。

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