アデュー男装の麗人 真風涼帆 そして伝説の組長 寿つかさ 宙の夢は芹香斗亜に託す
2023年6月11日。第8代目宙組トップスター 真風涼帆&潤花コンビのサヨナラ公演。無事に全日程終了し、東京宝塚大劇場の大千秋楽をライブビューイングで参戦、出来ました🙆。
一緒に卒業する、15年間おせわになった宙組の伝説の組長 寿つかさの地元の映画館で、多くの白い装いの女性がいる中、しかと、しかと最後まで見届けました😭。
このブログを書きだした頃には、すでにゆりかさんは宙組トップスターでしたね。星組時代のゆりかさんは、あんまり知らなくて、ある意味、宙組で観るゆりかさんは、毎公演、毎公演、発見って感じで。トップ就任となってからは、沢山の素敵な作品に出会わせてもらって、随分得したな~って思っていました。
徐々にゆりかさん率いる宙組への思いは募るばかりで、こんなにも素敵で、そして
男装の麗人✨
と呼ぶに相応しいトップスターさんは、久しぶりなんじゃないかな。
クラシカルで、それでいて現代的。見た目やスキル以上の、人間としての深さ、クレバーさ、組をまとめる長としての大きさ。そんなものも透けて見えて、本当に稀有なトップスターだと、この『カジノ・ロワイヤル』を観て再認識しました。その位、この作品はゆりかさんの集大成だと思っています😎。
そんな事を思いながらビューイングしていた所に、大階段から黒燕尾で下りていらした姿は…
いや~ん、まさに男装の麗人じゃないかいっ😆!!
シンプルな黒燕尾の似合う事、似合う事。白薔薇の花束をスッともって、明るく朗らかなゆりかさん。
8代目宙組トップスター。2006年のネバセイ初舞台から大きくなって宙組に戻り、5年以上トップスターとして率いてくれた。サヨナラショーはまさにその凝縮された多彩な作品のダイジェストが見れた。この不穏な世の中だからこそ心に響く歌詞を、魂込めて歌ってくれた。
宙組の夢を託すのは、ずっとずっと一緒に隣にいてくれた、芹香斗亜。せりかちん。
2人で舞台上で涙ながらに思いを語ってハグしていたシーンが、やっぱり一番号泣ポイントでした😭。こんな交代式は私は今まで見たことが無い。一緒に駆け抜けてきた仲間と築いた時間が、一番の真実ですよね。
そして、ユーモアを忘れさせない、天然で天真爛漫な潤花ちゃんがいてくれたから、湿っぽくならずにゆりかさんを笑かしてくれて。本当にありがとう😃。いいコンビでしたよっ!
潤花ちゃんは相変わらず最後のご挨拶で、舞台裏にいるゆりかさんに語り掛けていまして😊(笑)。緞帳前には、あわやトップ娘役が先頭切って登場か!?と爆笑。
ご本人は気づいていないかもしれませんが、宝塚歌劇団にとって潤花ちゃんが去ってしまうのは、結構痛手じゃないだろうかと思いますよ。。
潤花ちゃんは、ずっと、ゆりかさんの味方だそうです😊。
一緒に卒業の、湖風珀 いとゆ。澄風なぎ たっくさん。「去りがたし」やっぱりそうだよね…。
96期 紫藤りゅう。星組時代で一緒だった、元星組トップ娘の綺咲愛里がお花渡しに登場!おぉ~。
同じく秋音光には、元宙組生で、元花組トップ娘の花乃まりあがお花渡しに登場!来てくれたらいいな~って思っていた!嬉しいね😃。
皆でサヨナラショーJUMP!が、やっぱり何度観ても楽しくて泣けてきて、最高の場面でした!!
伝説の組長 寿つかさ。とにかく、とにかく拍手の大きい事👏👏👏。観劇に行く度、この拍手の大きさに驚いていました。その位、伝説の組長さんなんだな~って、お人柄が良く分かります。大変謙虚な方で、あまり多くは語られませんが、きっと宙組を卒業していった生徒さん達が一番良く知っているんでしょうね。
フィナーレナンバーで登場のあった、キレキレのダンス(キキちゃんとハグ)と、ゲオルギー公のユーモアセンス。私の大好きだった、美しいマリア皇太后様にも会えたし、思い残すことはありませぬ。カサブランカのお花が綺麗でした。
なんと、偶然にも今日はスッシーさんのお誕生日🎂だったそうで!本当になんという運命的な😆。
途中休演していた大路りせが、本編、ラインダンス、サヨナラ公演でも見つけられたし、ちょっと突然でビックりした、亜音有星がしばし休演という事で、しっかり彼女の笑顔も見届けました(復帰を待ってるよ~)。全員揃った今日で最後の宙組メンバーでした。
私はこの日が来なければいいなんて、思ってしまっていたけど、毎日舞台に立てる事が当たり前じゃない今、無事に卒業の大千秋楽を迎えられたことに、安堵しています。
本編のライブ配信が、日本だけでなく世界でも行われた記念すべき第1回の公演でもあった『カジノ・ロワイヤル』。桜木みなと演じるミシェルが、8か国語で「こんにちは」とアドリブで挨拶してました😄。
宝塚から世界の平和を願う作品を発信出来たことは、良いことだな~と思います。
宝塚って、男役がカッコよくて、娘役がお姫様みたいで、レビューの煌びやかな世界、だけじゃなく、現代社会に目を向けた挑戦的な作品もあるよって所も、宝塚の世界観が更に広がり、進化し続けている所以だと思う。
さあ、明日からはNEXT宙組がスタートします。こうやって宝塚は受け継いでいくのです。
また何年かしたら、真風涼帆が演じた作品を、誰かが再演する日が来る事を、楽しみにしたいなと思います。なかなかハードルは高いかもしれないけど🤔、是非挑戦して欲しいって思います。
アデュー、ゆりかさん。アデュー、男装の麗人。本当にあなたは素敵でした!
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