『DEATH TAKES A HOLIDAY』感想2 死は悪い物なのか?真実の愛ゆえの死もありなのか…。




デス テイクス ア ホリデイ、無事に千秋楽が終わり、スカイステージでその模様を観ました😃。
この作品のテーマが、本当に人によって色々な解釈があるんだなと感じました。

死神・ニコライさんの休暇。初日の朝ごはんは目玉焼き。サニーサイドアップ!
なんて可愛んだ!というロゴだったわけです。なんだかお月様みたい、ですね😉。

コメディ要素が沢山ありつつ(←これ重要)、死とは何か、グラツィアが憧れていた真実の愛ゆえの死とは?考えるキッカケになるミュージカルでした。

『エリザベート』や『ボニー&クライド』、故意にではないですが『心中・恋の大和路』『ロミオとジュリエット』も、愛し合う男女が一生一緒にいるためには、死ぬしかないというクライマックスを迎えます。

というか、逆に言えば、一緒に死ねれば、一生一緒になれるんだよ、って事です。そして現世での人生をリセットして、来世で会いましょうと、新たな夢を誓えるのかしらね。

死ぬ気になれば何でもできる!自分史上、真剣に相手の事、自分の人生を考え、それでも離れられないと思ったら、それは真実の愛であり、その2人には死を選択する事が出来る。(私自身そんな事を思う場面はありませんが…。)

人間を死へと誘うお仕事をしてきた死神さんが、”真実の愛ゆえの死”を選択した。死神も死ぬ、つまり死神卒業😆!って事?真実の愛を貫く来世なのか、天国なのか、ゴールなのか、何処か幸せなステージに登って行ったのかなぁと、私は解釈しました。死は残酷な物だけではないのかな、、。

何の迷いもない海ちゃんグラツィアの笑顔と、この選択に関して緊張した面持ちの元・死神(王子様のような)月城さん。このポスターの2人の関係性、表情に理解できました。

もしかすると『ファントム』のような宝塚の名作になるんじゃないかしら??
難易度高いミュージカルだけど、できれば大劇場で観てみたい。叶うなら、大阪梅田辺りで再演!お願いしたいです😃。

初演を月城かなと&海乃美月率いる月組が成功させた、という事に胸アツです。
ジワジワと、出演者ご本人達が実感されているのではないでしょうか。それが客席、こちら側にも伝わると言いますか。

おっかない死神や、可愛い(面白い)王子様、難しい境遇を月城かなとが演じ、歌い上げてくれました。個人的にはあの、あのゴージャスな死神衣装と、最後の白いお衣装が気に入ってます。

「魂を持っていったのはグラツィアだけです」(→海ちゃん、満面の笑顔)っていう、千秋楽のご挨拶が、めちゃくちゃ可愛かったです😍😍。

何とも言えない感想となりましたが、私達は凄い作品を目撃してしまったんじゃないかと。もう1回観たい!そしてその時の自分の感情はどうなってるのか、確かめてみたい、そんな風にも思いました。

このカンパニー、全員が最高でした!
また観れるチャンスを願っております🙆。

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