宝塚 2018年が過去最高の動員数277万人
宝塚 18年観客動員が過去最高277万人 小川理事長、大阪万博での協力を約束
小川理事長の記事を抜粋しました。何気に凄い記録だと思って。
100周年のおかげだとおっしゃってましたが、この100年の間、過去に伝説のスターはたくさんいました。それでも、2018年が過去最高の動員数だったということは、劇団の戦略(別箱の上演、ライブビューイングの数は入ってないかな?)諸々含めた総力戦の賜物ではないかと思います。
世間は、色々な問題に直面しています。人口減少、都市一極集中化、テレビ離れ(スマホに奪われる)、グローバル化、SNSなどの情報統制の難しさ等。そんな中で、古き良き伝統をかなり守りながら、新しいメディアも程よく取り入れて、上手に継続している劇団だと思います。
よく、歌舞伎と比較されますが、歌舞伎も世襲制度を守りながら何百年も継続しています。
また同じく、ジャニーズとも比較されますが、というかジャニーズファンと似ている所があるのですが、大きな違いは、マスコミからの批判を受けないよう、ネガティブキャンペーン対策がとてもしっかりしていると思います。炎上商法とも言いますが、そこは宝塚の理念である清く正しく美しくに照らし合わせて、行動規範が自然と統制されていると思います。
これから避けて通れないのは、グローバル化の対策ではないかと思います。
お隣韓国では、アジアのブロードウェイというように、たくさんの舞台を言葉の壁無く観劇できるように整備しています。メディアの発信にも熱心ですし、国策でもあります。
宝塚はどちらかというと閉じた世界、ニッチなファン対象で今まで来ていると思います。チケットは取りづらいし、英語や中国語の同時通訳は無いし、ファンのお作法みたいなものがあって、初めて観に行く人にはまだまだハードルが高いです。それがいい所でもあるとは思います。それこそ秘めた花園のような世界を演出しており、はまった時の高揚感みたいな。
最近は海外のファンを劇場でお見かけしたり、ライブビューイングは台湾などでも観られます。うまーーく宝塚らしく、グローバルの波、インバウンド対策をとっていく計画をされているのではないかと思います。2025年の大阪万博が決まりましたが、そこが一つのチャンスでしょう。
世界に誇れる、清く正しく美しい世界を、お願いしたいと思います。期待しています!