星組『鎌足』感想3 主なキャスト お馴染み濃いキャラの方々 王朝物再認識




日本モノって、バイプレイヤーがどれだけ色濃く、お笑いや悪役をかって出てくれるかによって、作品全体の印象が変わると思います。昔々の宝塚では、専科さんが沢山いて、味のあるおじ様を演じて下さいました。

星組にはお馴染みのバイプレイヤーが沢山いらっしゃいます。心の中で、

よっ、待ってました~!って、ニヤけてました😆。

蘇我倉山田石川麻呂:美稀 千種

石川麻呂の裏切りの場面はとても有名なお話。緊張してしまい、入鹿にバレちゃって、その後も暗殺されてしまうとっても可哀そうな人の一人。
以前、月組『飛鳥夕映え』で、大空ゆうひさん演じた石川麻呂を思い出しました。あの頃は、鎌足、中大兄皇子、石川麻呂、みんな同期で演じてたから、歳は同じくらいかと思ってた(汗)。

みきちぐさんが出てくるだけで期待しちゃう私。今回は、あれですね。

 

このフリー素材をどこかで使ってみたかった!(失礼しました)

あー、楽しかった😁 拍手喝采でしたよ。

蘇我氏の人間なのに、裏切りに加担し、でも後から亡き者にされる流れが、よーくわかりました。

 

蘇我蝦夷:輝咲 玲央

一番の大御所、蘇我蝦夷。全ての元凶である大悪党。と、世の中では思われております。

丁度今、文楽『妹背山女庭訓』通し狂言が、東京国立劇場で上演されています。通しで見ると7時間位ありますものです。昔の人ってずーっと劇場で何時間も観てたんでしょうね~。気が遠くなる。。

その登場人物である蘇我蝦夷、ものすごい形相で、悪代官のような顔した浄瑠璃人形が出てくるのですが、オレきざきさんも、まさにその部類!人形のようなお顔…。褒めてますよ。怖かった、貫禄があった、素晴らしいです!

 

舂米女王:紫月 音寧

同じくらい、女版・怖い強い女性といえば彼女!おとね姐さん。

声が通るし、形相も凄いし、芝居に迫力が出ますよね。ひーろー演じる聖徳太子の息子の奥様。やってられないわよ!って感じが物凄かった。いい芝居だと、印象に残っております。

 

山背大兄皇子:ひろ香 祐

Wiki等で調べると、このひーろー演じる山背を、蘇我氏がないがしろにしたことが発端なのですね。

実力派のひーろー。おとね姐さんと一緒にすごい迫力で良かったと思います。その他にもたくさん出演されていて、いつも見つける度に、頑張ってねーと心の中で応援したくなる感じ、ですね。

 

中臣御食子:如月 蓮

れんさんのお父さん役。眼力が凄かった!

紅のお父さんという感じが、凄く良く出ていたと思います。こういうバイプレイヤーがいるからこそ、物語が成立するんですよね。

 

巨勢徳太臣:麻央 侑希

最近ではなかなか男前なバイプレイヤーとして、ふとした時に、まお君の存在感を感じます。凄く美味しい。

武将姿の美しいこと!スタイル抜群の彼女ならではの着こなしに、毎度毎度、流石だなーと思わせてくれます。

 

そして若者代表としては・・・

安見児:星蘭 ひとみ

いやぁぁぁ。美しい。本当に美しい。

まるで絵画から抜け出たような。

人を愛することを、愛されることを知らぬ女。なんて可哀そうなのでしょう。同情すら覚えましたが、最後はしっかり鎌足の奥様として、不比等を育て上げるなんて、いい話じゃぁありませんか😣。

 

藤原不比等:咲城 けい

そういう出生の秘密があったのですねー。面白いなー最後の最後まで。

後々、藤原家の繁栄の基礎を作っていく、利発な幼少時代を演じていたと思います。とても可愛らし方ですね。

その他、沢山の場面で目立っていたのは、軽皇子の天路 そらや、水を求めて鎌足に助けられた、湊 璃飛君など、色々な場面で七変化で大活躍!がんばっていたなーって思いました。

 

宝塚王朝物の再認識

さて、若い時は良さがわからず、眠いなぁぐらいに思っていたのですが、最近になってしみじみと飛鳥時代、王朝物の宝塚を見直したいと感じています。生田先生の演出も少し新しさを取り入れ、工夫されていたから楽しめたと思います。

まあ、歳を取ったってことですかね😅。

そうだなー、未だ再演のない、雪組『たまゆらの記』を観たいな~。平みち神奈美帆のサヨナラ公演でした😢

是非劇団さん、お考え下さいませ!宙組はどうかなあ…、良い頃合いかと。

 

そして、フランス革命や幕末の歴史だけでなく(笑)、飛鳥王朝時代の歴史も面白いなと、令和元年から本でも読んでみようかな、って気持ちになりました。(三日坊主になるなよ。。。)

 

↑この、ビギナーズクラシックで日本の古典をおさらいする事をオススメします。

単行本で持ち運びも楽だし、結構サラサラ読める。宝塚を観劇していると、色々日本史に詳しい方が楽しさ何倍にもなることが多いですよ。私は以前、源氏物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典平家物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典を読みました。

うふふ、すべては宝塚がきっかけです。教養も身に付くし、

勉強になるなー、宝塚って🤓

この週末土曜日に、ライブビューイングが行われます!

星組 日本青年館ホール公演『鎌足−夢のまほろば、大和し美し−』千秋楽
2019年5月25日(土)15:30上映開始  

台湾、香港でも上映されます。

唐からの客人や料理人🍽も出演されていますし(笑)、宝塚の日本モノにも興味を持ってもらえると嬉しいですね。

 

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