『エリザベート』2019 感想2 主な神キャストはこちら~
どれだけこのエリザベート公演が神がかっていたか。
そしてもう二度と観れないんだわ…と、後からジワジワと来ております😖。はぁー。
エリザベート:愛希れいか
ちゃぴは、やり切った!
特に歌が難しく、高音が大変だけど、全力でやり切った!
高難度な歌を歌いながらも、シシィの感情を、細かな手のしぐさや顔の表示で、もの凄く表現している。例えば、扇の使い方や、手を使ってフランツやトートを跳ねのける時の表情。勝気で自己中なシシィのしぐさ。
愛希れいかの地が出ているな、って思うところもあって、それも面白い。全身全霊で演じているのかなと。髪型、衣装、たたずまいが本当に美しくて。シシィの資料として残っている写真や肖像画にとても近い。それだけでも大満足なのに、人間シシィの気持ちが一つ一つ理解できる、芝居が素晴らしいと、今回思いました。
これからも東宝エリザベートは、元トップ娘役が務めてくれるといいなあ。無理がないし、やっぱり娘スキルが大事だと思う。今後のダブルキャスト、想像しちゃうなー。(みりおんとか、まどかちゃんとか)
トート:古川雄大
背が高くて歌の上手いミュージカル俳優さんという位の印象だった私。今回のトートで、
完璧ファンになっちゃいました~😍✨
黄泉の帝王感がバッチリ!若い帝王だね。人間ぽく無い、無機質な感じがする。
あのフロックコートの長い事。シルクハットをかぶったら2mぐらいあるんじゃないかな。顔も小さくて、一瞬、高良健吾や、石丸幹二さんに似ている時ある。
歌もノーストレス!
そうだ、映像で見た、宙組 瑠風輝もえこ 新人公演トートのような、高音の伸びの爽快感!
ちゃぴとの並びが、この世のものとは思えない、日本人離れしてて(笑) かなり目福でもありました。
とっても、とっても良かったです!最高!!
ルキーニ:成河
上手い、上手いとは聞いていたけど、色々な舞台でWキャストをされていて、私はもう一人の方を見に行くことが多かった。成河さんのミュージカルをまともに見たのは、初めてだったかもしれない。
ようやく出会えました、成河さんのルキーニ。
歌い方、セリフ、一つ一つとてもこだわって、オリジナリティがありましたね。イタリア語の巻き舌も上手だし、狂気をはらんでいる感じが伝わります。
ルキーニはストーリーテーラーですから、活舌も大事だし、わかりやすくナビゲーションも必要。ちょこまか舞台上を縦横無尽に動き回っている所が、好感を持てます。
これまた、宙組 和希そら 新人公演ルキーニをちょっと思い出させる感じがしました。
つまり、凄くいい!ってことです。
フランツ・ヨーゼフ:田代万里生
まりおさんも、約9頭身スタイルで、そもそも元から
立ち姿がロイヤル🌟
ちゃぴとの並びが、こちらもGOOD👌
特に晩年の野太い声や演技は、皇帝の重厚感が漂い、ルドフルに対する厳しい場面は圧倒的でした。
そしてなんといっても、
夜のボートです🌌
やっぱりこの2人を象徴するこの歌が最高ですね~。聞き入っちゃいました。絶対交わらない2隻のボート。そう思えました。
オペラで見ると、とっても涙しているシーンが多かった。まりおさん、感情移入がものすごく激しい、魂入ってますねっ!
ゾフィー:涼風真世
MVP賞は、私的にはゾフィー様です👏👏
難しいよ、あの歌は。低音から高音まで。
宝塚版では、もうちょっとカリカチュアというか、大げさに魔女みたいに演じる演出だけど、東宝版は、リアル・ゾフィー様。
威厳とか、まんまですから。
それがたまらないのですよぉ。
あー、素晴らしきや、宝塚OG。大スターのゾフィー。もう感無量でございました。
以前、杜けあき かりんちょさんのゾフィーを観ましたが、こちらも感無量だったなー。
ルドルフ:京本大我
目元がお父様にそっくりね!
はじめのうちは、お歌大丈夫かしら。。って思ったけど、だんだん乗ってきて、トートとの”闇が広がる”は、かなり良かったですよ。
黒天使とのアクロバティックなシーンも迫力があって、さすがジャニーズっ!って思った。若さ溢れる皇太子の反乱!最後の最後は、確かに死ぬしかないなって思った。
あの美しいトートとのキス(キャァー😍)
お耽美でございました。
少年ルドルフ:加藤憲史郎
子供店長の弟さん。お兄さんがそのまま出ているかのような錯覚。声が似ているのね。
しっかり歌えて、上手でしたよ。可愛い、本当に可愛いなって思いました。
トートと子ルドフルのシーンが、本当に一瞬の癒しの時間だったなあ。トートの顔がとても優しくて。でも実は殺されちゃうのよね…って思うと、残酷。
また続きは後日😃