エリザベート－愛と死の輪舞－（’16年宙組・東京・新人公演）スカイステージ

2019年1月27日

スカイステージでの放送を待ってました！伝説の本役越えと呼び声高い、16年宙組エリザベートの新人公演。やっと観ることができました。たった１回しか放映しないので大変貴重です！

一言でいうと、最高かよ！ノーストレス。

トート：瑠風輝
ここ最近観ているトートの中で、一番気持ちいいシャウト！でした。
もえこ、本当にうまいな～。しかも長身ルックス、最高かよ！歌を歌いあげる時のシャウトの伸びが、ま～素晴らしいこと。こんなに上手だっけ？2年以上前の話だということもびっくり。今まで放送などで観たことのあるエリザベート新人公演の中で１番です、間違いありません。何度拍手したことか。

その理由は、最高なのがトートだけじゃないこと。

エリザベート：星風まどか
まどかちゃんは、王家に捧ぐのアイーダ新人公演で鮮烈デビュー。年齢的にも少女らしさや可愛らしさがありつつ、大人になるにつれて低い声も出せる、素晴らしいシシィでした。やっぱり彼女はただモノではなかったのだなと。
本公演の子ルドルフも超可愛くて素晴らしかった。確か、成人ルドルフ3人のキャラクタに合わせて演じ分けていたとのこと。可愛いだけじゃない、末恐ろしい子だったわけです。

フランツ：留依蒔世
フランツのるいまきせ。もともと歌ウマさんで、伸びる深みのある声は、晩年になるほど彼女の良さが出ていたと思います。ちゃんと歌えているって、すごいことなんですよ？レベルが高すぎです。

この新人公演、96期生が最後の新人公演として参加できたことが、成功の秘訣だったと思います。

ルキーニ：和希そら
その辺のオジさんを捕まえて、舞台につれてきちゃったかと錯覚。その余裕に特別出演の専科さんですか？ほめてますよ。安定過ぎて、褒める事も忘れてしますレベル。どことなく、キムルキーニに似てるよね。

ゾフィ：瀬戸花まり
え、え凄くない？このレベルで新公だなんて、どんだけ上手なの、宙組。歌はもちろん、演技も個性的で、シシィまどかが本気で打ちのめされて泣きそうになってるのが、面白い。
そらのハッスルメイツでは、ソロで難しい英語ナンバーを歌ってましたっけ。コーラスの宙組をこれから引っ張ってってくれるせっちゃん。頼もしい限りです。

グリュンネ：秋音光
私の好きなあきもは、グリュンネ。演技派だな～嫌味なオジさんがいい感じ。ずっと眼で追ってしまう彼女です。

その他では、
マダム・ヴォルフ：華妃まいあ
これは鉄板。歌は折り紙付き。セクシーでダイナミック。そらとの絡みもいい感じ。最高にいい女でした。

ルドルフ：鷹翔 千空
成人ルドルフは、まだ研1だった鷹翔 千空。ちゃんと歌えているし、トートとルドルフのハモリもちゃんと出来ている。彼女も長身。みんなスタイルがいい！

他にも、シシィのパパ&ママや、ヘレネ。リヒテンシュタインやスターレイもとっても上手でした。

新人公演はカットされている箇所が随所にあり、時間の関係でペースも早めなため、テンポが良い。ちんたらしないで、話が展開するのでとても良かったです。それだけ歌の実力があるからこそ。

98期といえば、暁千星という大物ライバルがいますが、もえここそが、いつかトップになってエリザベートを本公演で演じる日を、心から願っています。劇団さん、やらないとマジで損しますよ。こんなに歌えるロックなトートはめったに出ませんから～。