星風まどかの正塚芝居 宙組『追憶のバルセロナ』かなりウケてました。




何故この作品が選ばれたのでしょうか?17年前の作品、演出家・正塚先生も驚かれたそうですね。

バルセロナって聞くと、柴田先生のスペイン三部作とか思い出しますが、そんな雰囲気を匂わす作品で、プラス正塚先生のセリフ回し、面白さ、切なさ、最後はポーンと明るい終わり。でした。

スペイン歴史もの特有の重厚さとか、祭りの華やかさとか、ふんだんに盛り込まれている作品だったと思います。

観ながらずっと、初演は誰が演じてたんだっけ??って脳内変換が追い付かず、あとからチェックみたいな。いや、この作品は初演をあまり考えないで観たほうが楽しいな。

雪組 絵麻緒ゆう&紺野まひるのお披露目サヨナラ公演だったので、色々なその後の番手や人事などが透けて見える出番設定だったりで考えすぎてしまうので、そういうのは無視して。。

幕開きは、えーー誰??

桜木みなと、ずんちゃんか!!

「神々の土地」を思い出させてくれるような、ロマの勇敢な男。熱いずんちゃん、いいよねえ。これだけは初演が誰だって気になって、次期雪組トップとなった朝海ひかる。なるほど、ダンサーで人気があって、次期トップスターの役だから、結構美味しい感じでした。

そして一緒に踊るのは~

星風まどか、まどかちゃん!?

一瞬分らないくらい、役になり切っていたと思います。今までの可愛らしい役ではなく、ロマの女として男前で、ダンスが伸び伸びとしていて。WSSのマリアから、黒塗りも板について😊。

髪型がとっても素敵だったなー。

幕開き早々に、まどかちゃんに惚れてしまいました。「激情」のちゃぴを想像させる感じ?ダンスが上達したらフラメンコも見てみたい。そうだ、まかまどで「激情」を頑張ってやれちゃうかもって思いました。

思いがけず、ずんまどに胸キュンさせられました😍

スペイン軍隊の二人、トップスター真風涼帆&芹香斗亜。群を抜いてこの二人の軍服姿はオーラがありますね。

この二人も、髪型がステキなんですけど!

全国ツアーって、結構カツラや衣装がえいや!って感じのが多いんだけど、今回の宙組全ツお芝居は、各々の髪型にこだわりを感じました。つまり、見た目の美意識が細部にわたるまで行き渡っていた気がする。これ、ゆりかさんのせいですかね?

例えばお父さん役の美月悠の重厚さ。最近彼女がいいんですよね~私的には。こういった役回りができる上級生が居ないと、歴史ものが成立しない。

組長すっしーさんや、りんきらは、悪モノ側にしっかり配置され、これまた余韻を残してくれます。特にすっしーさんは、初演の未沙のえるの役が来ることが多い。コメディができるおじさんは、大変貴重です。みんなが笑いを期待するシーンでは欠かせません。

そう、今回かなり笑いが客席から起こっていたのが面白かった。

和希そら

はい、ここは音月桂=そらが、かなりリンクしていて。キムも笑いを取るのが上手かった。

一人より二人、二人より三人の話ですぅ。

なんなの?このセリフ。
大したセリフじゃないのに大ウケ😆😆!さすがは正塚先生でございます。大好物です😋。

まどかちゃんも、ずんちゃんも、けっこうウケていた。あとは秋音光 あきもは、もうお得意中のお得意。初めて宝塚を観にいらっしゃるお客様もいるので、美しさと華やかさと、そして笑いもとても大事ですよ。

スペイン=熱い男といえば~

留依蒔世!ビジュル&歌で大健闘!!一番のホットな男だった気がする。

一緒にいるのは、天彩峰里ちゃん!彼女も熱い女で健闘!

お話としては、2人のスペイン貴族が戦争で生き別れ、ゆりかさんフランシスコは、途中記憶を失いロマに助けられてロマと一緒に悪政を立て直す側。ききちゃんアントニオは、フランス政府側について裏切り者の汚名を着ながらも、死より生きる事を選択していく側。

その中で、元フランシスコの婚約者、セシリアを華妃まいあちゃんが演じます。清楚とした抑えの娘役を好演。昭和の娘役って感じで美しかったよー✨。
フランシスコが死んだと思い、生きるためにアントニオとの結婚を選びます。ここがグッと来ますね。戦時中に一人の男性を待つなんて無理だし、紅緒さんぐらいじゃない(笑)?

 

お話的には、うーん。まあ無難な感じでまとまっているのかなと思いました。

「ロマの黒い旋風」は、他の舞台でも何度か観たことがあるような設定で、怪傑ゾロみたいなお衣装がカッコイイんですよね。まさにオーシャンズ11のダニーを探せ!的な。

このお話をベースにして、色々な場面を一生懸命工夫したり、笑いを取ったり、場面場面を印象的に作っていた。色々な人に見せ場があり、それに感動し、感謝し、一つになったという感じ。

そして収穫だったのは、星風まどかの引き出しが沢山増えた事じゃないでしょうか。地に足付いた、大地のような女にあともう一歩という感じ。そこまでまだ行くのは早いけどね(笑)。

宙組の娘役代表として、まだまだ伸びしろがある嬉しさを感じました。確実に進化してるなーと。そして、そんなまどかちゃんの旦那さんであるゆりかさんが、羨ましいなって思ったり😊。一番間近で見ているゆりかさんが、一番充実感があるのではないでしょうか。

スミマセン、、、また勝手なことばかり書いていますが。宙組の伸びしろと余裕と、安定感のある全国ツアー2作品だったと、思いました。

次の大劇場公演の方が、結構心配だったりして・・・私。オリジナル2作品ですからね。

同じスペイン物&大介先生のショー。あー、大丈夫かなあ。ソワソワ。今回の全ツのように、皆一人ひとりの工夫とこだわりで、良い作品に、できれば、まかまど代表作となるような作品を作って欲しいと願ってます。

そして、華妃まいあちゃん、お疲れさまでした!きっとどこかで、東宝ミュージカルとかで会える日を楽しみに待っています🙋。

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