七海ひろき主演『RED & BEAR ~クィーンサンシャイン号殺人事件~』感想 お楽しみが沢山詰まっているヨ




池袋サンシャイン劇場に久しぶりに行ってきました。800人位の収容人数。いろんなタイプの人が客席にいて、新しい扉?私的には😀七海ひろきは、退団後初の舞台でも、

七海ひろき、そのままです!嬉しい。

個人的に思ったことをツラツラと。

簡単なあらすじ

たまたま乗り合わせた、探偵RED・七海ひろきと、警部熊さん・西岡徳馬がバディを組んで、殺人事件を解決していく話。船上での人気イケメンバンドのプロモーション中に、メンバーの一人が殺され、連続殺人が行われる。

サントリーセサミンの懸賞で当たったこのコンサート。らしいです(笑)。客席から登場し、私たちもこのコンサートに参加しているような状況となり、舞台と客席を使った演出。カッコいいかいちゃんが客席から登場する場面が、なんだか自然な一体感を感じましたね。

4名のバンドには実はもう一人のゴーストライターの元メンバーがいた…。マネージャーと舞台監督(ぶたかん)、鑑識の沢口ヤスコさんなど、さまざまな若いキャストで繰り広げられるミステリー。

良く練られていたと思います!ハンドメンバーの熱い演技も、ラストは感動したな。

やはり幕開きから、西岡徳馬さんが出演されていることで、舞台がグッとしまりますよね。安定感があって、2時間ドラマサスペンスを見ているような気分も味わえます。

面白い舞台の型がある

最近の舞台には、客席がいっしょに楽しめるがあるんですね。

RED&BEARには、きっちり織り込まれていた。

客席から登場し、最近話題のネタを織り交ぜて一体感を持たせたり、イケメングループのロックバンドでコンサートのワンシーンが楽しめたり。

登場人物の説明は、映像と音響のタイミングの絶妙な間を効果的に使う。時にはタソの宴会芸!?みたいな、例えばイタコ場面が素でウケました😂。

アンコールが始まった時は、目の前がペンライトでキラキラ~

おぉお、これがマイ・ペンライトなのねええ✨✨。

良くわかっておらず、完璧に出遅れてしまいましたが、何だか楽しいですね。噂には聞いていた、アイドルや声優さんの舞台には付き物の。。

2度3度美味しい舞台の型なんだなと、勉強になりました。

REDかいちゃんのアンコールは、めちゃくちゃカッコ良くて盛り上がりました~。紅のキラールージュみたいな。髪はキルヒアイスみたいな。

真っ赤なペンライトの洪水。大劇場とはまた違う、密度の濃い空間でのペンライト。面白いなぁ。

七海ひろきの型がある

宝塚で17年間培った男役の様式美が備わっていて、そのまんま退団後初の舞台上で、七海ひろきの型となっていたと思う。

冒頭セリフで発した言葉は「僕」

僕でいくのね!!とニヤリ😄。

かいちゃんは、特に意識しなくても美しい。素晴らしいスタイルに、セリフが川が流れるように耳心地がよい。

赤い薔薇を胸に刺し、カッコつけたり、背筋がピンとしてる人ってあんまりいないから、逆に新鮮で目立つ

それがいい個性・存在感となっていた。脚本・演出が上手く利用していたと思う。逆にそうしないとせっかくの素材が面白くないし、周りとの違和感が出てしまうとも思う。面白いですね~。

出演者全員がかいちゃんリスペクト

愛に溢れた出演者。出演者(特に男子)が、かいちゃんの一挙手一投足、真似したり突っ込んだり。かいちゃんのために頑張ろうって皆で思っているようです。くくく、泣けるじゃないか😭。

まさに出演者の化学反応が起こっているかなーと。様々な分野の人たちが一つになって舞台を作っている過程も面白い。

かいちゃん自身が、大きな手ごたえを感じたのではないでしょうか。

宝塚OGが外の世界に出たら何ができるのかと、考えながら、舞台に立ったり、舞台を作ったりされているのではないだろうか、そんな事もツラツラ思いました。

かなりRED役がハマっていたかいちゃん、頭脳明晰で歌って踊れる探偵物語。

最後のくだりから、これ続編ありますよね😊!

次はどんな事件を解決してくれるのか。RED&BEARシリーズ、期待しております、タソ!

「RED&BEAR ~クィーンサンシャイン号殺人事件~」
2020年1月24日(金)~2月2日(日)
東京都 サンシャイン劇場

原作:林誠人
脚本:天真みちる
演出:中島庸介
出演:七海ひろき、西岡徳馬 、佐奈宏紀、近藤頌利、遊馬晃祐、正木郁、三原大樹、新田恵海 、堀田優希、柴小聖、後藤夕貴

マスカレード・ホテルとRED&BEAR

期せずして2本とも刑事物サスペンスの舞台でした。両方に言えるのが、事件の説明セリフの難しさ。客席をグッと引き込まないと、最後のからくりに客席が付いて来れない。

でもハマると、火曜サスペンスやドラマ「相棒」のように、ロングランで愛されるコンテンツになる可能性もあります。あれだけ沢山の刑事探偵物がドラマや映画になっている訳ですからね。

最近その面白さを実感しております。両親が「相棒」を毎週欠かさず見る心境とでも言いましょうか…。

演じる方は大変だと思いますが、再演や続編、楽しみにしています!

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