『赤と黒』感想1 新・御園座プロデュースの赤と黒尽くしにアッパレ!
リニューアルされた御園座。
どことなく博多座みたいで、しかし新しい仕掛けに溢れている新しい劇場の楽しみ方を提言していると思いました。
劇場エントランスは真っ赤。そして黒い柱がポイントとなり、
まさに赤と黒。
お土産は赤と黒にちなんだスイーツや、トップスター出身の蒲郡みかんのスイーツなど。全国各地のお酒が販売されていたり、飲食エリアでは赤と黒をイメージしたオムライスやお弁当などが食べれる。
ずっと御園座、御園小町に入り浸っていた私😋。
御園通り周辺には「赤と黒」のポスターがたくさん貼ってあって歓待ムード。
A2Careのるねちゃんのポスターも見かけました!
まさに物産展と観劇エリアが合体したアミューズメントパーク!
劇場に入ると、そこは真っ赤な座席が輝くようで、同じく赤いエアウィーブのクッションもすべて完備。フィナーレの舞台装置は赤と黒の電飾がとっても印象的で輝いていました✨。
御園座の本気を見ましたぞ🤔。
これは・・・
「愛知県出身の球城りょう主演で「赤と黒」をお願いします!」
というように、既定路線だったかな?と思う位、準備もぬかりなくアッパレでした。
娘トップが美園(みその)さくらだ、というのは偶然かなあ。。それもアッパレ👏👏。
宝塚が地方(地元)創生に一役買っている。
歌舞伎、オペラ、演歌と同じくらい、国民の娯楽として定着しているのだなと。凄く面白いと思いました。若干、昭和路線に戸惑う人も多いかもしれませんが、一周回って新しいかもしれません。
ということで、名作「赤と黒」はどうだったのか?
柴田先生の作品って今から3、40年前から上演されていて、自分が学生の頃から見ています。学生時分、正直柴田先生の作品の奥深さとか良さをよくわかっていなかった。
それより、キャッチーな主題歌🎼やセリフ、男女の絡み(ラブシーン💕)、裏切り🙀、死、男って酷いよね~、みたいな所に反応して楽しんでいた。ジャジャーン!っていう間奏も懐かしい。
「赤と黒」はそんな頃の宝塚を思い出させてくれました。こんなんだったなーと。現代にその良さや意味があるのかどうか?は、わからない・・・。けど、
忠実に古典芝居を演じることに意味があるのかもしれません。輪っかのドレス、パリの舞踏会のシーン、シャンデリア、貴族たちのドロドロとした関係とか。ああ、宝塚だわ~♬って思えるシーンが沢山出てくるし、とにかく豪華。
受け取り方は、その人それぞれの境遇とか好みとかコンディションとかによるかな、この世界観に浸れるかどうかは貴方次第👌。スルメのように噛めば噛むほど味わいがあるタイプかもしれないかも。なんかこう、ジワジワ来ますね😏。
こういったじっくりお芝居は、出演者全員の熱量の方向性が合っていて、さらに真ん中の人がどう立っているか、そのバランスが大切かなと思いました。
抽象的ですみません、、あくまでも個人の感想です。
そんな感じで、主なキャストの感想は後日🙋。
NOW ONを観ると、ああそうだったのね、とか更に楽しめるかも。