オペラ『紫苑物語』初日感想 衝撃の面白さ

2019年2月18日




天気予報で晴れるって言ってましたっけ?予想外の温かさで、お天気も良くて気分はサクラ。普段めったに行かないスタバで、さくらフル ミルク ラテ なんぞ頼んでみました♪

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そうだったんだ・・・・・

 

さて、今日はオペラに行ってきました。『紫苑物語』初日です。
日本人による、日本の原作を元に作られた、日本語のオペラ作品です。私自身、初めての経験でした。

昭和30年代に書かれたお話で、平安当たりの物語でしょうか。和歌集を編成している由緒正しいお家の子息 宗頼が、和歌なんぞくだらない、自分は弓で人の心を射たいと、政略結婚に反発します。矢で射った狐の化身の千草と結ばれて、自分を貶めようとする悪い嫁&家来と戦うのですが。。。

すみません、ちょっと簡単すぎるあらすじですね。内容はぜひ公式サイトで。

早い話、

衝撃的に面白かった(マジで)

オペラって、絶対20分ぐらいは寝ちゃうんですよ、心地よい眠りにつくというか。拍手で我に返るみたいな。結構見てる人たちみんなそうです(笑)。でもこの2時間半(休憩30分)は、寝られないくらい舞台美術や演出が前衛的で、出演者がたくさんいて。その衣装やセリフ、化粧、一つ一つが斬新、物語も面白くて!目が離せなかった。

オペラは、ヨーロッパの貴族が暇つぶしで恋の駆け引きを楽しむ、みたいな内容が多いのですが、日本の物語は、もっと精神性が深かったり、韻を踏んだセリフや解釈だったり、とにかく深い。一つ一つのセリフや演出に自分の教養を試されているような。。まるで北斎の浮世絵の中で、沢山の人たちが歌い叫び踊る感じです。

日本語で歌い、日本人の役をされているので、まったく違和感がなく、皆さんどなたもカッコいい!特に主役の方 宗頼様(バリトン高田智宏さん)。オドロオドロシイ血まみれシーンや、ここまでやる?という濡れ場も結構ある。これは凄い。

以前、大空ゆうひさんが『天守物語』に出演していて観に行きました。あれもオドロオドロしいシーンがあって、凄く面白かった。ゆうひさんに『紫苑物語』をストレートプレイでやって欲しいな。

このオペラは海外で受けると思う。私たちが思っているよりも、海外の日本通の方は、日本文化に精通していて、和歌のニュアンスや難しい専門用語をご存知です。ますます日本の深い文化の虜になってしまうのではないでしょうか。うん、来てますね、日本発オペラ。まだまだ日本には沢山題材がある、宝の山ですよ。世界中に認められて、より日本の世界が広がっている気がします。

実はロビーで、とある宝塚の演出家さんをお見かけしました!色々なものを観にいらしているのだなと。宝塚もこういった話にもチャレンジしたら面白いだろうな。楽しみに待ってます

まだ席があるようなので、オススメします。私もリピートしたいと検討中…。こんな衝撃的な作品、芸術、アートは、なかなか他では出会えないと思うから。

オペラ『紫苑物語』
2月17日(日)14:00~
2月20日(水)19:00~
2月23日(土)24日(日)14:00~
新国立劇場 オペラパレス 初台駅直結

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