『炎のボレロ』主なキャスト 感想3 彩風咲奈&潤花 ラストコンビ
この公演期間中に次期トップスターの発表があり、昨日はお祭りムードだったのではないでしょうか。
主なキャストの感想を。
アルベルト・カザルス:彩風 咲奈
とても自然体なアルベルトだったと思います。
他キャストが若かったのという事もあるけど、誰がどう見てもアルベルトが太陽の男、皆のリーダーだって分かります。
彩風咲奈の、後ろ姿が、イイ😊!
男は背中で語るって言いますからね。
肩パット増し増しの、ロングブーツ姿がさいっこ~ですっ😍。
昭和の柴田作品ですから、冒頭プロローグの群舞のダンスはもちろん、芝居中のカテリーナとのデュエットダンスシーンが沢山あって、難易度も高かった。潤花ちゃんはダンサーだから、咲ちゃんとのダンスシーンがやっぱり見せ場の一つなのかなと。
ラブシーンも結構ありましたね~。情熱の熱い男、炎のような男ですから!
2人で生きて、2人で生きて、燃えつきるまで♬
歌、芝居、ダンス、全て安心して見てられる。
さー、次はどんな咲ちゃんが見られるのか。役の可能性が広がって、凄く楽しみになりました😀。
カテリーナ・ドロレス:潤 花
潤花ちゃんの天真爛漫な性格が、後半の場面ではドラマティックなヒロインらしさが抜群で、とてもカテリーナにマッチしていたと思います!
本当に素晴らしい笑顔なんですよ😄。
見ているこちらも笑顔になっちゃう位、場面を明るくしてくれる太陽のような女性。あ、いや、月の女性ですね。
咲ちゃんが潤花ちゃんを包み込むシーンは、なんとも言えない優しさ、包容力を感じるんです。このコンビはこれで最後かなと思うと、ちょっと寂しさもありました😢…。
ショーでも思いましたが、彼女のダンスはみんなとちょっと違う。ふと、元星組トップ娘・夢咲ねねちゃんを思い出しました。ショートカットやパンツスーツも似合う、個性あふれる大型娘役。
新天地・宙組での活躍を楽しみに、待っています。
ジェラール・クレマン:朝美 絢
どんだけカッコいいんですか😊。
つい最近まで女役だったことを忘れてしまいます。
こっちが照れるくらいやってくれるアーサ。いいな~。芝居後半は、死が近づいている事と、自分の使命と、思い悩む目力👀が凄かったです。
モニカと一緒になってくれて、キャ~😍って思いました。
モニカ:彩 みちる
アーサとの情熱的なやり取り(幕前芝居)、そして歌。
こちらも、見ている方が照れてしまうくらい振り切っていて。ジェラールにどこまでも付いていく、炎のような女。めちゃくちゃ愛おしい、そう思いました😍。
みちるちゃんは、もう何でも来いですよ。
フラミンゴ:縣 千
縣君は3番手格をがっちり掴んでいますね。
存在感が抜群で、アルベルトの一番近い仲間の役。メキシコの熱い男で、知力もあり、サブリーダー的存在。
ちょっとセクシーな男が、お似合い。
スパニッシュも得意分野かなと!今後も色々と彼女の個性をバンバン出していって欲しいと思いました。
ブラッスール公爵:久城 あす
ブラック・あすは、雪組の定番です🤔。
芝居好きとしては、あすがどういうアプローチで役を作ってくるのか、毎回楽しみなんですよ。
今回はなめらかなセリフ回し。あまりいやらしさを表に出さず、そこがまた憎たらしい。そして最後の死に様も、バタン!って、めちゃくちゃいいです。
ローラン:叶 ゆうり
このお芝居の中で、一人真っ白な存在。
ブラッスール公爵の息子で、カテリーナの婚約者…、とは名ばかりで、父が奪い取ろうと目論んでいる。
そんなことも薄々知っているだろう、真面目な好青年。カテリーナが本当に好きだから、自分に興味が無い事もわかっていて、最後はアルベルトの元に行ってしまう事を承諾する。
そしてまさかの。。父親暗殺の現場を見てしまう。
どこまでも可哀そうな青年なんですよ!!
この、ちょっと異質感漂うフランス青年の役が、ピッタリで。この配役、イイ👍!って思った次第。
同じように、カテリーナの弟テオドールにゆめ 真音君。こちらも弟感バッチリで、いい人で、お姉さんと一緒に「フィガロ」を美声で聞かせてくれた。ちょっとお得感感じました😊。
またフラミンゴ達と一緒に登場している男達で、天月 翼、汐聖 風美、望月 篤乃、麻斗 海伶、朝澄 希が目を引きました。私にとっては新鮮なメンバーでした。
そして、娘達は星南 のぞみ始めとして、お馴染みの白峰 ゆり、沙羅 アンナ。そして最近急成長じゃないかな、存在感があった希良々 うみ、有栖 妃華が目を引きました。
少人数で下級生が多い中での公演。
私としてはあら筋的にも腑に落ちて、大変楽しめた作品でした😀。