『シラノ・ド・ベルジュラック』感想 轟悠の美しいシラノ 瀬央ゆりあ&小桜ほのかの伸びしろ




宝塚のシラノ!こと、専科 轟悠と星組のシラノ・ド・ベルジュラック千秋楽を、ライブ配信で視聴しました。(毎日ライブ配信じゃ…)

フランスで大変人気の古典戯曲。宝塚版で初めて知りました。なかなかフランスらしいなぁという感想。

このポスターの構図がとってもいい感じ👍。この物語の面白さを物語っていますよね。(せおっちの間抜け顔がイイ)

簡単なあらすじ

18世紀のフランス。軍人であり、作詞家、戯曲家、哲学者でもある知識人・シラノ(轟悠)は、自分のデカッ鼻🐽を大そう気にしていている。見た目の醜さ故に、従妹のロクサアヌ(小桜ほのか)への恋心をずっと告げられずにいた。

最近パリに来たイケメン男クリスチャン(瀬央ゆりや)は、ロクサアヌに惹かれ、またロクサアヌもクリスチャンに恋する。

愛するロクサアヌへの思いを遂げるため、人肌脱ぐシラノは、クリスチャンの代わりに情熱的な手紙を代筆、演出することとなり、嘘をつき続ける事になっちゃう。。

さすが親戚なのか、彼女は知的でポエムの虜となり、クリスチャンの見た目ではなく心に惹かれると伝える。つまり、彼女はシラノの心に恋したという訳だ。

時は戦争中、ガスコン青年隊と戦地に赴くシラノ、クリスチャン、そしてもう一人のロクサーヌを狙う男ド・ギッシュ伯爵(天寿光希)。3人に慕われているロクサアヌも登場。クリスチャンは真実を打ち明けたいと思っている所、傷を負ってしまう。シラノの機転で、ロクサアヌには真実を伝えず、そのまま彼は息絶える。

そして14年後、修道院に入るロクサアヌを毎週土曜日に訪れるシラノ。恋心なのか、罪滅ぼしなのか、シラノは彼女一筋に見守り続けるが、自由人のシラノは人に追われ、彼もロクサアヌの前で息絶える。

シラノが愛される理由

人は見た目じゃないよっ!

姿形で人を判断する事は恥ずかしい、カッコ悪い。人間の心や知性を重んじ、罪を背負う者への共感、判官贔屓が愛される点が、日本とフランスって通じるものがあると思っています。

権力に負けず、自分の意思を貫き、自由に生きられるシラノを大変羨ましく思う男達は沢山いると思います。

そして詩ですよ、ポエム。

今でもヨーロッパの恋人たちは、彼氏からのポエムが嬉しいそうです。彼女にメールやメッセージで毎日届けるそうで、さすがヨーロッパの血。本当に文才がないとモテない現実を見た瞬間でした😮。厳しい~。

主なキャストの感想

轟悠の美しいシラノ

付け鼻に長髪のお姿は、ただただお美しい✨

宝塚版シラノですから、美しさは忘れていない!一瞬、付け鼻とは思えないくらい自然で、ただただ、カッコいいな~と見惚れる程でした。

理事の三枚目、私はあまり見たことが無かったので、面白かった!ひょいひょいと生きて、ズバッと核心を突くような発言をしては相手を怒らせたりするけど、人情味があって頼りになる男。まるでフランスの寅さん🐯でしたね。

14年後の最期のシーンは、うって変わって狂うような、潔く死に絶える演技に凄味を感じました。ここはさすがの理事という感じです。

リンカーン、ジバゴ、ゲバラ、シラノと来て…、次は何が来るのかな!?

瀬央ゆりや&小桜ほのかの伸びしろ

星組にはまだ沢山のスターがいる。

瀬央ゆりやは、
リアルに「寝顔も色男」でした😍。

金髪ロン毛の似合うこと!ボキャブラリーの少なさが残念な、超イケメン男子。もうね、ピッタリですよ(笑)
初めは恋するけど、だんだん大味で飽きられちゃうタイプ?(失礼)

シラノと2人であーだこーだやってる姿は、とっても面白かったし、美しい理事の側にいても、さらに美しく輝いていた。古典作品でも光り輝く、新たな引出しだったと思いますよ。

そしてなんといっても、フィナーレショーの艶やかさ!!光り輝いてます!

色気・ダダ洩れ😊

まだ伸びしろあるな~。というのが感想でした。まだまだ行ける、せおっち。

そしてロクサアヌという面白い女性を演じた小桜ほのか

歌姫でもある彼女の美声は、とっても清らかで天使の様でした。所作がとても美しく、大胆でありながら慎まし所も使い分け、本当のお嬢様という感じ。
そして頭の機転が早く才女であることがよく分かる。殿方の交わし方も天才的。

なのに、なんでシラノに気づかなかったのよぉ~😫、って最後まで思っていましたが(笑)。

14年後の修道院での黒いお衣装は、まるでモナリザのように美しく、刺繍をしながら会話するシーンは、なんだかとても清らかで、1枚の絵のようでした。

あー、宝塚の娘役さんだな~、大切にしたいなぁ~って思える娘役。

彼女も伸びしろが、まだまだあるぞーって思ったです🤔。

超可愛い極美慎

流行りの天才パティシエ・ラグノオに、極美慎

超カワイイ😆。小動物っぽくて、でもめちゃ9頭身。

何でしょう、このアンバランスな存在感。ちょーーっと普通の宝塚男役とは違うんですよね、私的に。

次のロミジュリのパリスが想像できるゾ。いいねえ。

他にも、お馴染みの演技派・星組生の中では、黒い男=ミッキーでインプットされております、ド・ギッシュ伯爵の天寿光希。コメディ要素も沢山ありながら、やっぱり嫌らしい男をやらせたら天下一品ですな!

ロクサアヌの腰元役紫月音寧、沢山のスイーツを両手いっぱい抱えて面白かったです😄。アドリブセンスがなかなかのモノ。2人のやり取りはほっこりしました。

星組若手のガスコン青年隊

画面越しにおっっと思ったのが、

若手のガスコン青年隊のイキの良さ💪

ガスコンといえば『All For One』珠城りょうが思い出されます~、気は優しくて力持ち。

キャストに記載のある方だと、夕渚りょう、希沙薫、碧海さりお、颯香凜、奏碧タケル、羽玲有華、碧音斗和、世晴あさ。

明るくて威勢が良くて、なんか応援したくなる気持ちになりました😊。良かったですよ~👏👏。

組長・美稀千種さんデビュー

そうなんですよ、これが組長デビューだったのですね!
これ、終演後のご挨拶あるあるなんですが、何となく理事の前で緊張されている感じを受けました😉。

みきちぐさんは、私の中では星組の優しいお父さん。そして冥途歌劇のトップスター🌟(あれ、私、大好きなんですよ!!)

これからも楽しい組長さん、ル・ブレのように渋くてシリアスな組長さんも、楽しみにしております🙋。

多くは語られなかったのですが、このシラノの物語が、世の中の皮肉や、シラノの心意気、相手の幸せのみ祈る等、大野先生からの色々なメッセージがあったんだと思います。

宝塚のシラノ・轟悠が、沢山のタカラジェンヌに魔法(言葉)をかけ、演出し、背中を押し、祈り続けてくれているのかなと、思いました😀。

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