星組『ロミオとジュリエット』感想2 ロミジュリ完成形に近い!さすが3度目の実力
3月7日(日)役替わりBのライブ配信、やっぱり観たい!と思って視聴いたしました。
これまた「愛ちゃんの死」でトレンド入り🐤していて、ニヤけておりました。愛が死って、何かの冗談みたいですよね😂。やっぱり愛ちゃんの死は凄いんだなと、認識したのです!
私は全てのロミジュリを舞台で観てはいませんが、完璧に近いですよね!?さすが、ロミジュリの完成期を進みつつある、今回の星組ロミジュリではないでしょうか。
そして稲葉大地先生の演出も良い。ミュージカル演出で最近は大忙しの稲葉先生ですが、螺旋階段と盆、そして銀橋を上手く使って、流れる様な場面展開が、コーラスと共に心地が良い。
歌が、皆さん本当に上手で、ストレスなく入り込める感じ。トップコンビが完璧な事もありますが、周りの個性がイキイキしている。群衆、コーラス、影コーラスもインパクトがあって美しいです。
安定の星組キャストの感想の続きを。
乳母:有沙 瞳
何度と泣かされたことかっ😭!
始めは乳母には若すぎるかなって思っていたけど、得意のコブシを聞かせた”おじょうさまぁ~!”の一声で、ああこれは大丈夫だなと。
肉布団を巻いてお尻をふりふり、ギャグも冴えていて、なんて可愛らしい乳母なんでしょう😃。
今まで見てきた乳母の中で一番小さいカワイイ乳母だけど、歌唱はとってもパワフルで愛情深い。くらっちの特徴ある声、発生が、今回一番活かされたお役だったのではないでしょうか。
役の幅が広がりましたね~、いや、こっちの路線がもともと得意でお似合いなのは良く知っております😉。
ジュリエットへの愛情がとっても深くて、リアルに乳母の様で、2人の瞳のやり取りに涙もろい私でございます。
くらっちが乳母で、本当に良かった!
ロレンス神父:英真 なおき
ロレンス神父様といえばエマさん。
まこっちゃんをちーさな頃から見てきた本物の神父様のよう。
星組にはやっぱりエマさんなのかな~。見所はやはり2人の結婚式のシーン。乳母と一緒にコーラスに入ります。また、ロミオをマントバに行かせるシーンも、乳母と2人で未来を感じる歌を聴かせます。
ベラドンナの毒薬が、結局は2人を死に追いやってしまった…。神はいなかったのかっ!シェイクスピアは、そう伝えているような気がします。
キャピュレット卿:天寿 光希
みっきーパパは、一人の男としてしっかりと息づいていた感じがしました。
歌がね、ソロが大変感動的でした😍!
娘への思いとか、家を守るとはどういう事はとか、案外(失礼)真面目に取り組んでいらっしゃるのね。
女遊びが大好きなイタリア男らしく、髪型、細かな髭のデザイン、どれもこれも、私個人的にはパーフェクト❤!だったんですよねー。
まさに、芸達者という域を感じました。
モンタギュー卿:美稀 千種
組長さんは、いつものキャラクターとは正反対?の、正統派男役✨。ストレートヘアのロミオパパが、めっちゃ素敵だったんですよね!
みっきーとみきちぐさん。素敵なパパが2人揃って、このロミジュリが成立するわけですよ!
キャピュレット夫人:夢妃 杏瑠
モンタギュー夫人:白妙 なつ
ママ2人の配役は、もう決まっていたも同然。
歌姫お二人のコーラスは安定していて、物語を随所で盛り立ててくれます。
キャピュレット夫人のあんるちゃんは、せおっちティボルトの恋人でもあるんだよね。いつまでも女を捨てていないセクシーな女性。
憎しみの歴史は男達が代々受け継いできたもの。女たち、子供たちは振り回される犠牲者だと歌います。
ラストの場面で、ママ2人が手を取り合って、素晴らしいコーラスでクライマックスを迎えます。副組長なつさんの歌声が来た~~、ラストだ~ってゾクゾク😆します。
エトワール:小桜ほのか
星組のもう一人の歌姫、ほのかちゃんのエトワールが、納得の配役です!
きっと影コーラスで大変活躍されているだろうな~と思っています。青の群衆でも美しさで目を引きますね😉。
対抗する赤の群衆のビーナスは、音波みのりさんかなー。水乃ちゃんも可愛いね。
フィナーレは珍しいフォーメーション
フィナーレのダンスは、礼真琴の得意とするダンスフォーメーションなのか、他にはない珍しい感じ。難しそう~。あっち見たり、こっち見たり、一瞬まこっちゃんを見失ったり、愛ちゃんが死の顔で登場したり、迷いオペラだったな。
ロミジュリだからか、ペアのダンスがなかなか素敵で、沢山のペアをちゃんと確認したい!つまりもう一度劇場にいかなきゃダメね。
トップ2人のデュエットダンスの感想は、以前お伝えした通り。
今日のライブ配信も、バシっと決まった!あの2人は異次元級のデュエダンです。
まだまだムラは前半戦を終えたばかり。後半戦へと向かい、役替わりAがまた始まります。
そして東京宝塚劇場で、もう一度、また観に行きたいと思っています。
チケット、カモーーーン👃👃。