『ほんものの魔法使』感想2 雪組の個性的なキャラクター達を振り返る
あれですね。この作品は、彩風咲奈主演『キャプテン・ネモ』を思い出します😊。
色々な人種、国籍、奇天烈な風貌。そして動物たち。色とりどりの世界。
今回の雪ん子達は、私にとってはネクスト世代をチェック!そして、上級生も全力で顔芸で、体張って(笑)いいキャラ醸し出していたな―と微笑ましく観ておりました。
マジェイアの個性派たち
魔術師たち
強烈なキャラクターで、アダムを排除したい人達。
まずはオージーの顔芸でしょう~。
マルヴォーリオ・桜路薫。悪の親玉。
かなり楽しんでいる感じでしたよ。アーサをバックアップする同期の一人ですよね。
いつも一緒にいる冷静沈着、まるでトート閣下のようなメフィスト・星加梨杏。謎感がたまりませぬ。
中国人の親子。
ワン・フー・天月翼とワン・メイ・彩みちる。
チャイナ服が本当に可愛い。お人形のようでした。ワン・メイは、ジェイン・野々花ひまりと親友の設定。普段でも親友の同期同士。なんだか2人のシーンはちょっとジーンと来てしまいました😢。
他にも下級生たち、真友月れあ、蒼波黎也等、個性がそれぞれ出ていて、しっかり悪者、コメディータッチで頑張っていたなーって思った。
アダムとピクニックに出かけ、心を許せる良い人達もいた。
仙人のような、魔術師の長老であるアレキサンダー教授の透真かずき。いい事言ってたな~。ほんものの魔法を使える人を疎ましく思ってしまう事を伝えてあげていた。
吟遊詩人のようなダンテ・日和春磨。彼、凄くイイ👍!顔が小っちゃくて、長髪&羽の大きな帽子がとてもお似合い。笑顔が素敵で、何となく宇月颯っぽい茶目っ気のある男役。今後要チェック😉。
マジェイア入り口の門番的なファスマー・麻斗海伶。老け役で面白い髭を付けて、なかなか個性的なキャラクターで存在感がありました。
ロベルト家の家族
別箱組で異質な存在感を放つのは、そう、久城あす。今回のロベルトは案外控えめだったかな。ヒロイン・ジェインのお父さんで、ちょっとDVパパだった(ジェイン可哀そう)。
お母さんは副組長の千風カレンさん。いつも本当にお綺麗で😀。でも一番印象に残っているのは、迫力のラスボス・女王蜂🐝だったよー。
お兄さんピーターの壮海はるま。意地悪そうで、お坊ちゃま君なのがすっごくイイ感じでした~。コメディがいける口かなと、思われます。今後も期待!
可愛い女子たち
このファンタジーの世界を演出している一番の功労者は、娘役さん達かなと。
マジェイアの噂好きの女性陣としてアダムを取り巻く事はもちろん、ロベルト家のなんでもマシーンのロボットちゃんだったり、ピクニックの森でピーターを攻撃する蜜蜂ちゃんだったり、ステキな世界を彩る大きな羽を持つ蝶々だったり・・、
とにかくカワイイ😍。
とっても楽しそうに演じている雪ん娘達が愛おしい。いつもそんな風に見てしまいます。
中でも存在感あるのが、やはり愛すみれ様ではないでしょうかっ!私大好きなんですよね~。アーサのお姉さんみたいで。
しっかり花束ゆめさんを観たのが初めてだったかも。清楚でしっかりものイメージがある娘役さんですね。
そして朝美絢の魅力・再認識
カッコつけるのは朝飯前
朝飯前というか、息を吐くようにカッコつけるというか。
ピカピカに磨いてくれるロボットちゃんと戯れてカッコつけてくれる、あのナンバーはたまりません😆。
あれは、キャァ~って、なるね(笑)。
まあそんなことばっかりしてられないけども、男役としての特技?アーサの持ち味として、カッコつけNO.1の技術は才能だと思います。それってつまり、お客様や共演者、娘役に対するサービス精神があるという証拠ではないでしょうか。
カッコつけたかと思えば、モプシー犬をわしゃわしゃする屈託のない少年のような笑顔を見せるとか(憎いね)。ほんとに、アニメのキャラクターとしてアーサを描いて欲しい。是非見てみたい。
センターゼロ番が似合う
いやあ、最後の黒燕尾のセンターゼロ番は、ドキドキしちゃいました~✨。
マジっすかー!アーサセンターの黒燕尾が見れるなんて😀。
センターが似合う!目線とかやっぱりカッコつけNO.1の実力だけあって、決まるんだな~。
ショー「シルクロード」のマハラジャの場面のアーサが、私的にかなりお気に入りの場面でして。ああいうオラオラ系センターが、嫌みでなくサラっと自然にできちゃう。
これってやっぱり才能だと思います。
まだまだ未知数
とはいえ、男役として、まだまだ模索してもいい、未知数感もあります。
音域も高いし、色々な歌が歌えると思う。迷いすぎると非常に難しいかもしれないけど、俳優・朝美絢をこれからも楽しんで、自分の才能、引き出しをさらに解放していけば、ファンも楽しいのではないでしょうか。番手的にもっと活躍が期待できます。
と、ほんとーに勝手な事ばっかりいってスミマセン🙇。応援しています。
野々花ひまりとのデュエットダンス
ヒロインのひまりちゃんが、アーサとデュエットダンスを披露してくれましたね~👏👏。
ソロダンスには、娘役スキルだけでなく、私は演技力がモノを言うと思っています。
彼女のダンスに引き込まれました😀。
情感がこもっているというか、アーサとの呼吸も、スタンスも、きっちり配慮されていると言いますか。リフトも上手だったし、凄いなって改めて思います。
一瞬、ひまりちゃんの演技を見ていると、私はどうも、永久輝せあを思い出す。新公等で組んでいた事も多いし、2人は何か似ている物があるのかもね。ふと、そんなことがよぎりました。
そして縣千という即戦力
雪組は、縣千という即戦力を存分に使ってきていますね。良いと思います。
宝塚の男役スターとして、美味しすぎる。
わかってはいましたが、海坊主しかり、そしてモプシー犬しかり。
すべてこなせちゃうじゃないですか~!(しっかり笑いも取れる🐺)
姿形は、月組トップスター珠城りょうを彷彿とさせる大型犬タイプ。伸びしろありまくり、笑い取りまくりの、実力共にご本人のキャラクターも素晴らしいです。
楽しみでしかない。
という事で、ツラツラと思いついた雪組メンバーの感想を書きました。
6月に入り、次は横浜KAATでの公演。お子様や学生の方にも是非観て欲しいですよね。
私も学生時代に観た、宝塚の夢のある場面って、今でも思い出深く、当時真似したり歌ったりしたものです。
お花や蝶、鳥やペンギンが沢山出てきて、本当に楽しかったなーって、その頃の記憶を今でも覚えています。
夢や希望を与えるお仕事、それがタカラジェンヌですよね💚。