バレエ『竜宮 りゅうぐう』感想 大人も楽しめる和テイスト・モダンアートバレエ
最近バレエ公演にも足を運ぶようになりました。この緊急事態の間、無料で動画を見せてくれるサービスがあったり、以前よりもチケットが取りやすいのかな?と思ったりしまして。
あまりバレエは詳しく無いので感想もどう書いていいのやらという感じなので…。
こどものためのバレエ劇場 2021『竜宮 りゅうぐう』🐢から始めようかなと思いました。
こども向けで、入場料金も半額。大人5500円、子供2750円。夏休み企画で素晴らしいなあと思いました。皆さんご家族で、ちびっ子がお洒落して席にチョコンと座っている姿が可愛い。誰も大声出したりせず静かに楽しく観劇していたのが印象的。
中身は通常のバレエ公演さながらの舞台装置、キャスト。これはかなりお得だ。
ヨーロッパバレエとは違う、日本の伝統とモダンバレエの融合。衣装、装置、音楽、照明、そして文化、ファンタジーアートの世界です。
なんだか、凄い物を見せてもらった気分です。素晴らしいジャパン。
牧歌的なシーンだったり、壮大な世界観溢れるシーンであったり。
竜宮城に行くまでの海🐚、波🐠、魚🐟の表現とか、泡の照明や音。本当に可愛い。子供達がケラケラ笑う演出もいくつかあって盛りだくさん。
バレエは個人の踊りのスキルを見るものなのかなあ。表現力とか?
元々バレエダンサーは卓越した身体を持っているから、色々な物を表現する事が可能なのかなと。今回は海の生き物、日本の四季を表現する物、亀、鶴、翁。これって、日本の歌舞伎や狂言のような要素も取り入れられていて、舞台上での見立てというのかな。
この見立てで観客は、あ、ここは海ね。あ、ここは春ね。700年経ったのね。と、時空を超えて楽しめる事ができるんですよね。
日本って本当にコンテンツの宝庫ですよ。掘り返すと本当にたくさん出てくる。
ふと、クリスマス時期に必ず上演される「くるみ割り人形」の日本版?じゃないけど、毎年上演される夏の風物詩🎋バレエ公演なのかもなーと思いました。
演出家の森山開次さん、芸術監督 吉田都さんが観劇されていました。
私がチョイスした2人は、
【プリンセス 亀の姫】池田理沙子
【浦島太郎】奥村康祐
特に池田理沙子さんは、小さくて可愛くて、亀の姫っぽいなーと思っていたので。チュチュの模様が亀の甲羅なんですよね、可愛い😊。奥村さんのコンビがイイですね!
700年後に翁となり、そこから鶴の舞に行く流れが感動的で、そして最後の大団円の”寄せては返す波”のようなフィナーレに、思わず涙。感動しました😃。7月27日(火)まで!
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