星組『マノン』愛月ひかる&有沙瞳 情熱の赴くままに生きる姿に、心揺さぶられるか?




東京オリンピック2020開会式に、真矢みきが祭りのいでたちで登場していたよね😃!?

さて、横浜KAATに愛月ひかる主演星組『マノン』を観劇に行ってまいりました😆!

あの劇場は見切り席の追加販売があって、そちらを利用して観劇が叶いました。上の方から頑張ってオペラ使ったり座ったり立ったり傾いたりしながら(笑)、どうにかこうにか観る事が出来ました。

マノンとロドリゴ

スペインに舞台を移した、宝塚スペイン版のマノン。タイトルロールである有沙瞳マノンは、くらっちそのまんまの、明るい向日葵🌻のようなお嬢様。あの笑顔で見つめられると、なんでもあげちゃう!って思えます😊。

宝塚のヒロインではちょっと珍しく、美しく自由奔放で、美貌を売りに欲しい物は欲しいまま、男達の望むままに、悪気は無くて、ちょっと教養が足りないって感じかなあ😅。よく言えばとっても素直で、歌詞にもあるように

情熱の赴くままに、好きなものは好き、嫌いな物は嫌い、でもお金💰は必要。(案外、現代人的思考カモ?)

その恋に最後の最後まで裏切らずに応えてくれたのが、セビリア名家の息子・ロドリゴ愛月ひかるは、美しく魅力的なマノンに心奪われ、どんな状況でもマノンを追い求めた結果、借金で身を滅ぼし、友達や恩人を裏切ってまでも、窮地に立たされたマノンを助けようと行動する。

情熱の赴くままに生きただけ。それだけだった。

果たしてこの生き方に、今の方が共感できただろうか、心を動かされただろうか🤔。古典的作品がベースなので、昔の貴族の話なのかなー、現代にマッチするのかなーって思ったりしたけど。

いや、一周回って、新しいんじゃね✨?って思ってみた😃。

簡単なあらすじ※ネタバレあり

マラガの地で、ロドリゴ(愛月ひかる)は友人ミゲル(綺城ひか理)を待っていた。そこで現れた家出娘のマノン(有沙瞳)。ロドリゴがマノンを助け一目ぼれ。一緒にマドリードに行こうと決める。

何も考えず2人はマドリードで生活を始めるが、資金が底をつきそうだった。近所に住むフェルナンド(輝咲玲央)の策略の嵌められ、ロドリゴはセビリアの兄ホアン(桃堂純)に連れ戻され、マノンは一人っきりになってフェルナンドの女となり下がる。

ロドリゴの父オリベイラ伯爵(大輝真琴)からは情熱の赴くままに生きてどうするんだ!と2人は口論となり、勘当同然。お祭りに来ていたフェルナンドとマノンに、ロドリゴは出会い、そこでどっちを取るのかとマノンを奪い返す。2人はお互いが必要だと再確認し、田舎に引っ込み贅沢をせずに暮らすことにする。

しかし、マノンの兄レスコー(天飛華音)とその恋人エレーナ(水乃ゆり)達が、金をせびりにロドリゴの家に押し寄せる。またもやすっからかんになり、ロドリゴは賭博で稼ごうとレスコーに教えを受ける。結局マノンはまた前のようにお金持ちの男性のお相手でお金を稼ぐことになるが、レスコーと計画したアルフォンゾ公爵(朝水りょう)との一夜は、ロドリゴが黙っていられず失敗に終わる。

お金を稼ぐため、ロドリゴとレスコーはカードで稼いでいたが、ある日アルフォンゾ公爵の策略で、イカサマ賭博に仕掛けられ、ロドリゴは警察に捕まり、マノンも捉えられてしまう。

ミゲルの配慮で、ロドリゴは修道院へ。セビリアから母(紫月音寧)が訪ねてくる。しかしそれでもマノンを忘れる事はできず、レスコーを呼び寄せ、修道院から抜け出し、マノンがモロッコへ送られるマラガまで向かう。

2人が出会った場所マラガ。レスコーの計画でマノンを救うはずだったが叶わず、最後にロドリゴと逢わせる。罪滅ぼしか。。お互いを見つめあい、求めあい、でも結局逃げる事はできず、警察に撃たれて2人は死に果てる。レスコーも、彼らを救う事はできず撃たれる。

情熱の赴くままに生きた罰なのか

ロドリゴは、ただただマノンと一緒に生きるために、目の前にある選択肢を選んで、恥も外聞も殴り捨て、ガラの悪い兄レスコーの面倒までみた。最後にはそのレスコーに手助けしてもらい、マノン救出作戦まで一生懸命やってきた。

情熱の赴くままの熱量、パワーは物凄い物がある。

愛ちゃんの純粋で最大級の愛情パワー💓で、マノンのために体張ってお金使って、奮闘し頑張っていた!

修道院に入っていた時、父や母もロドリゴの情熱にはかなわないと最後は見守っていました。

でも、これだけ迷惑をかけ、事故であっても人を殺めてしまったロドリゴとマノンの最後は、あまりにも悲惨な状況が待っていた。

宝塚はもう少しオブラートに包んで綺麗なシーンだったけど、原作「マノン」では、マノンは娼婦としてズタボロになり、心を亡くしてしまう位、悲惨な最期になります。

銃声。最後の余韻。あぁ。。。

これは罰を受けないければいけないのか?

そうとは言い切れないのではないか。。

ここまで一筋に愛する事が一体出来るものなのか、愛ちゃんロドリゴに尊敬の念すら感じます。
そして共演者の熱量も同等でないと成り立たないわけで、マノンチームの熱い、暑い、アツイ演技が、この作品を成立させていると感じました!!

スパニッシュの美しいハーモニー

歌が良かったですよ♪!

マノン、ロドリゴの2人のラブソングは、力強くてとてもいいハーモニーを奏でていました。マノンの美しさは歌にも表されていて、ロドリゴとのデュエットは耳心地良い。愛ちゃんクラッチの歌の相性がいいのかなぁ。

レスコー華音くんとエレーヌ水乃ちゃんの、可愛い同期コンビのスパニッシュで軽快な歌♪もとても印象的。かのんくん、安定してますね~。

そしてお祭りの場面も情熱的で演技共に熱く、暑く、アツイ場面になっていたと思います!

主なキャストの感想は後日🙋!

ランキングに参加しています。
ぜひクリックお願いします。
にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村