『LOVE AND ALL THAT JAZZ』ライブ配信感想1 風間柚乃率いる月組生 魂のスイング




風間柚乃初バウ公演の千秋楽の模様がライブ配信されました😀!これはとっても嬉しい。やっぱりライブで観ているという、格別な物があります。

谷正純先生の思い

谷先生のオリジナル作品 『LOVE AND ALL THAT JAZZ』ベルリンの冬、モントリオールの春。
実際のユダヤ人ご夫婦のお話を伺って描かれているという事で、こういう事ってあるんだなーと、真実は小説より奇なりとはまさにそう。

この状況下だからこそ、今までの10倍以上、セリフの一つ一つが心に、頭にひっかりまくりで😃。相田みつお の俳句のように、額に飾りたいと思うような名セリフが数々ありましたよ。

ユダヤ人を捕らえるナチスドイツ政権下。しかし海を渡りカナダに着けば、逆に囚われの身となるナチのドイツ兵。事情によって立場は逆転し、全てがひっくり返る。この状況は一体なんなんだ?何が正しいのか?

自分の名前と職業、アイデンティティに誇りを持って生き続ける事は、難しい場面もあるが、自分を偽ってはいけない。忘れてはいけないんだ。
自分は何も出来なくても、周りの恩恵をありがたく受ければいい。勇気を出した人の後ろには勇気の花が咲く。どんな事があっても、遠慮したり諦めたりしちゃダメなんだという事だね。

それを演じる風間柚乃率いる月組カンパニーは、まさに冒険の日々だったことでしょう!こんなにも濃い作品を体験することは、デコボコ道の連続だったのかなと。先頭には風間柚乃が更に大きなデコボコ道を諦めずに歩き続けている。

今日という千秋楽のゴールの日に、私達も配信で観る事ができたんだと、思わず感涙、感動しました😭。

簡単なあらすじ

第2次世界大戦下のベルリン。キャバレー「レベル」のルーカス(風間柚乃)は、ナチスドイツ政権下で退廃音楽と言われ演奏禁止となったジャズのピアニスト。幕開きはピアノの弾き語りシーンから仲間との回想シーン。ジャズの火を消すな!自由市民の音楽なのだが…。今は誰もいない店内。

ユダヤ人女性レナーテ(きよら羽龍)が、ナチのゾマー少尉(礼華はる)に追われて店に助けを求める。職を求めに来た歌手だという設定で、レナーテはドイツの作曲家・ワーグナーのオペラを歌いだし、難を逃れる。

”スイングしなけりゃ意味がない!”2人は自由の国に脱出することを計画。急ぎ手配できた偽の出国証で、ナチスドイツの将校夫婦の振りふりをしてパリに向かう。パリにはルネ(千海華蘭)、ジョセフィン(桃歌雪)等懐かしいジャズ仲間に出会う事ができた。

ユダヤ人であるレナーテを、港町からイギリスを経由しアメリカに向かう漁船に乗せるよう仲間達は計画をするが、親衛隊のスパイをさせられたフィル(真弘蓮)によって計画は失敗し、ゾマーにルーカスとレナーテは銃🔫で打たれ、2人海に身を投げる😱(幕)。

カナダの港町。ルーカスは一命をとりとめ、カナダに流れ着いていた。刑がキツイドイツ兵収容所送りとなるが、その前にドイツ人収容所にいるフリードリヒ(汝鳥伶)やツヴァイク(紫門ゆりや)と出会う。

本当は将校ではないんだ!ピアノを調達してもらい、皆の前で自分のアイデンティティであるピアノを弾くルーカス。囚人達の労働中、女性と男性を隔てる鉄格子越しに、ジャズのステップでダンスをするあのシーンは、名シーンだと思います😃!!(まるで現代の私達の間にあるアクリル板越しのような…😔)

教授含め「ルーカスは脱獄で決定ですね🤓」って話し合いをする。レナーテがモントリオールにいると情報を聞きつけ、ルーカスをゴミ箱に入れて脱出させる計画を、仲間皆がニセの取っ組み合いをしたり、あえて捕まったり演技をしながら、一致団結する場面。ここも感動的でした😢!

国境を超えるには、雪の森を500㎞歩いて進むしか方法がない所まできた。彼のその姿に敵も敬服し、そのまま見逃す事にする。歩き続けもう駄目か~、死んじゃうのか(心中・恋の大和路のように)って思ったところで、はいゴール🎊!!戦争は終わりました!

ジャズの仲間達の総踊りで、レナーテとも出会い、見事たどり着きました!幸せは、分け与える人がいるから幸せなんだ。一緒に自由の国にたどり着いたルーカスとレナーテ。よかった!

風間柚乃の冒険

出来る子だからこその、谷先生の愛あるご指導があったのでしょうか。ハードルは高かったと思いますね。

オーソドックスなミュージカルプレイ。歌で表現するシーンが多く、じっくり聞かせる場面多し。ピアノは弾くし、高音パートのジャズナンバーも素晴らしい!色々やらなきゃならない主演さん。

ユダヤ問題、実話もあって、熱量が大切な、常に緊張感のある挑戦の作品だったと思いますが、まさに最後の雪の中を命を懸けて歩き続けた先に、出会えたゴールはとても大きな、実りあるモノだったと思います。

暗くなりがちなナチ時代の音楽の話に取り組んだ。風間柚乃率いる月組カンパニーが、熱量を持って乗り越えた。その魂のスイングジャズの煌びやかで美しい事!魂のジャズを感じました。

風間柚乃の英語のジャズナンバーは、彼女らしいアレンジが素晴らしい💖。文句なくカッコいいですよ。都会的で、洗練されていて。おだちんご本人の持っている素質ですよね。冒険の過程でみえた、都会派・おだちんのショーが今後楽しみです。

スイングしなけりゃ意味がない

月組の”スイングしなけりゃ意味がない!”
有名なジャズナンバーを、魂の踊りで見せてくれたカンパニー。ミュージカルの月組、ですよねー。

ルーカスとレナーテのあの過酷な物語を観ているからこそ、ジャズって心の叫びなんだ、自由の音楽なんだ!!って実感しました。労働者達の音楽として、ジャズのステップに踊り沸く男女のダンスシーンは、

これこそ、ジャズの魂だぁ!って感動的な場面でした。

タップダンスの起源が、楽器もない貧しい人たちが足のタップで踊ったと聞いています。
訳の分からない理由で、退廃的だの、人種差別だの、心から楽しいと自由に踊る人達を妬んで禁じたりするんでしょうねっ😠、まったく。

こうやって意味のない禁止事項って、現代にも通じる事がありますよね?同調圧力に負けちゃダメだ(せめて心の中だけでも)。

改めて時間があれば、キャストの感想や、ゆうちゃんフリードリヒの名言集も思い出して綴ってみたいです。

初バウ主演、おめでとうございました。ヒロインのきよら羽龍ちゃんも、とっても情熱的にレナーテを演じていおりました!忘れられない一日になった事でしょうね😃。

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