雪組『20世紀号に乗って』感想3 主なキャスト
オスカー三銃士
オスカー・ジャフィ:望海 風斗
かつての大物舞台プロデューサーのオスカー。しかし今は借金取りに追われ、職員に賃金を払えず、かつての恋人の大女優リリーとは別れたまま。夢追い人のオスカー。
髭のちょい悪オヤジ。常に素敵なスーツ姿。夢を追い求め、借金のことはお構いなし。とってもカッコいいけど、常に三銃士のオリバーとオーエンに助けられて生きている。
全身全霊をもって、体張って、歌も美声張り上げて、ダイモンは頑張ってます!
ダイモンの裏の顔が観れるぞ(こっちが素かい?)
年末のパロディに出てくるようなダイモンを、是非お見逃しなく!
オリバー・ウェッブ:真那 春人
胃潰瘍のまなはる~
可愛い七三分けと丸眼鏡、蝶ネクタイがとってもお似合い
正しい「まなはる」の生かし方、使い方ですね。
いちいち、上手い!ちゃんと場の空気を読んだうえでの計算された動き、喋り。お見事です。
オーエン・オマリー:朝美 絢
酔っ払いのアーサー
無駄にイケメンな広告マン。まなはるとのコンビ感が、たまらなく良い
背の感じとか、パロディの動きとか、合ってるのよね、この二人。
何となく、やっぱりアーサーって優等生っぽい感じがするのよね、こういうコメディ作品の中でも。まとめ役っていうのかな。彼女の気真面目さかなー、雪組遺伝子に通じるものがあるな。。
この3人合わせた、ダメダメ三銃士は、愛されキャラ・オジサンです!
リリー映画チーム
リリー・ガーランド:真彩 希帆
正真正銘の、大女優登場!でした。アカデミー賞受賞女優
星組『ガイズ&ドールズ』新人公演で、礼真琴演じるアデレイドを演じたきいちゃん。
ああ、観たかったな~。年増の踊り子役ですが、きっとお似合いだったんだろうなと、20世紀号に乗ってみて確信しました。所々、レビューシーンでは妃海風ちゃんに似てるなーって思う所があったよ~。
なかなか登場しないのですが、ピアノ弾きのバイトをしていた頃の彼女が、丸眼鏡のムームーみたいな服を着て登場(笑)。すごいパロディってて噴き出しましたが、声は素晴らしい。下向いてもピアノ弾いても、声は素晴らしい。音程もちゃんとあっている。
大女優(大先輩)のあゆみ姐さん捕まえて「音程間違ってます」って、きいちゃんに言われるとなんかムカつくよね(笑)。
大女優レビュー「ヴェロニック!」って歌いだし、みんなを引き連れてど真ん中でレビューが始まります。きいちゃん、素敵~。歌の安定感が本当に素晴らしい。表情も結構豊かで、コメディっぽいよね。
そして咲ちゃんブルースとのバカップル。『幕末太陽傳』の徳三郎とおひさを思い出しました。
他にも色々見せ場がたくさん!私はこの公演で、真彩 希帆がタダモノではない事を理解しました。
ブルース・グラニット:彩風 咲奈
やっと帰ってきた、我らのヘタレ咲ちゃん
いろんなお役に出会ってきた咲ちゃんが、改めて弟キャラというか、ヘタレキャラをやると
最強ですなっ
ピンクのスリーピース姿(笑)。
めちゃくちゃ笑いを取ってたし、恥ずかしがらずに思いっきり出し切っていたのが好印象です。
同期・愛月ひかるが、朝夏まなとプレお披露目で上演したブロードウェイ・ミュージカル『TOP HAT』にて、イタリア人(変態男)のベリーニで一皮むけたような、そんな感覚を覚えました。いい流れです。
マックス・ジェイコブス:縣 千
最後の方にしか出てこないけど、目立つね~。印象深い。
将来有望だわ、この子。
カーリーヘアがお似合いで、笑顔が溢れて、今売れてるイケイケプロデューサーだって、すぐわかりましたよ!
豪華列車20世紀号チーム
フラナガン:彩凪 翔
今回は、上級生が担当するような、列車の車掌さんを翔ちゃんが演じていました。もうそんな立場になったのだなーと感慨深かったです。落ち着いた翔ちゃん、新境地ではないでしょうか。
ポーター達のタップダンスの真ん中で、キラキラの笑顔。
2階、3階席までの目線が、さすがプロだよね!
ありがとうございます!
ドクター・ジョンソン:久城 あす
2幕最後のクライマックスシーン。私のオペラは、
あすドクターしか見てなかった(ほかの出演者さん、スミマセン)。
だって、本当に可笑しいんだもの。さいっこーですよ。
アル・カポネでもそうだったのですが、最後の最後のカギを握るのは「久城 あす」なんですよね。
そのオチに気づいて、本当に唸った(原田先生~)。
ポーター:
橘 幸 諏訪 さき 眞ノ宮 るい 星加 梨杏
タッチーは可愛い、笑顔はじけて若い!
しゅわっちはタップの名人だそうで、とっても生き生きダンスしてました。
るい君のダンスは、シュっとしててカッコいいね。
そして癒し系、りあんちゃん。この4人がいつも揃ってタップダンス。出番も多くておいしい役でした。
2015年リバイバル部門でトニー賞を受賞した時の動画がアップされてました。こんなタップでしたよ。
愉快な仲間達
イメルダ・ソーントン:沙月 愛奈
あゆみ姐さんは、もう残り少ない絶滅危惧種・89期のお姉さま。
いつもはダンサーとしてゼロ番はってるあゆみさんですが、今回は大女優イメルダをコメディで演じられておりました。きいちゃんとの掛け合いは、若干ヒヤヒヤしながら観てました。いいよね。
あゆみさんは、スタイルが良くてお顔も小さく、1930年代の髪型やお衣装がとってもお似合い。本当に美しいんですよね~。いつまでも同期ダイモンの隣にいて欲しい上級生です。
スケベ親父とマリリン風美女:透真 かずき&沙羅 アンナ
りーしゃパイセン&セクシーあんなちゃん!!
いきなりのバーコードおじさん。来た~。
隣にはアンナちゃんマリリンとイチャツキシーンから始まります。
出た出た小芝居(笑)こういうのが、雪組全員舞台の面白さなのです。
ご馳走さまでした!
レティシア・プリムローズ :京 三紗
オオトリは、京三紗さんです。
京さんは、昔々大地真央がいた月組の頃からいらっしゃって、私の中ではお馴染みの専科さん。今回は、
大大大活躍!MVP賞です。
豪華列車の常連であるレティシアおば様。とある大会社の社長でお金持ち。オスカーのスポンサーになろうというのですが、実はいわくつきで、アレレ??ってなって。
可愛いおば様が、色んなところにひょっこり現れる感が、面白いです。お歌も沢山歌ってるし、みんなとミュージカルの掛け合いも沢山あって、凄く機敏!
ジェンヌみんなのお母さん的存在で、舞台に出てくれると安心感がありますし、たまにいうギャグが笑いを取るおちゃめな方です。レティシアのナンバーをもう一回みたいな~と思いました。
以上、主なキャストを書いてみました!
他にも、レティシアの甥っ子の真地君、ひらめちゃんや、きいちゃんのマネージャーの副組長・千風カレンさん。野々花ひまりちゃんも見かけました。娘役は皆、1930年代のお衣装やカツラがとっても似合ってましたよ。みんな大好きな雪ん子達。
この公演は、ライブビューイングができなかったのかな~残念~~勿体ない。
どうやら版権問題がありそうですね。Yahooニュースでも初日画像がアップされてなかったし。宣伝したいけどチケットはもう完売だし。。。複雑ね。
もしかして、大阪梅芸当たりで再演計画でもあるのかしら(難しいか)。
もう一度やって欲しいしなぁ、乗車切符ゲットできなかった方たちにもチャンスを!!