柚香光&星風まどか『うたかたの恋』感想1 宝塚の古典 悩める皇太子に連添う小さな花 哀しいクライマックス




まだお正月ムードの漂う宝塚大劇場。今年もどうぞよろしくお願いします🙋。

花組公演『うたかたの恋』『アンシャントマン』を観劇して参りました。
今、公演が停止している中、ガーン😣私も辛い。是非とも観るべき作品だと思うので、1日でも多く沢山公演が出来るよう、心から願います。

さて、

『うたかたの恋』THE 古典✨
宝塚の古き良き洋物お芝居。

幕開き、昭和歌謡ショーのようなミラーボール。黄金の双頭の鷲が彩られる、真っ赤な大階段。白いルドルフとマリー。

月曜日の朝、マイヤーリンクに旅に出よう…

あの名曲・主題歌が流れ、一気にうたかたの世界に引き込まれます。
来た~ぁぁ😃♬感激😆!

やっぱり素敵だなと思いました✨。
小柳先生の演出で、原作ファンの思い出を損なう事無く、令和版らしく王宮の豪華さ、舞踏会やお衣装の華やかさがブラッシュアップされている。
そしてこの時代の政治的背景について、ルドルフ皇太子の思うオーストリア・ヨーロッパの未来像についてや、関わるキャスト一人一人の心情を更に深く想像させる、オーストリアの壮大な大河ロマン作品なのだなとも実感。やっぱり、名作なんですねー。

ショー『アンシャントマン』は、
新年に新作ショーを観ることができる喜びに浸る✨😍。

パルファンde宝塚。NYではアステアにMADOKA No.11 シャネルちゃん達が可愛い。芥子の花はオリエンタル風に、そしてムスクは雄・鹿😎。今年も話題満載!
私の大好きな「ザ・レビューⅡ」を思い出させる懐かしさも感じた、柚香光の花組らしさ溢れる野口先生のショーだな~と唸りました🤔。

まさにTHE 幸福感✨ 本当に嬉しい。こちらは改めて書きます✍。

令和うたかた個人の見所ポイント1

柚香光ルドルフのカリスマ性

大劇場で再演された令和版の『うたかたの恋』は、やはりオーストリア皇太子・ルドルフ役 柚香光のカリスマ性が際立ちました。そこから、この話は一体何なんだ…と改めて史実を振り返ってみたり、演出の柴田先生が描いた究極の愛、それは女性に求めるエゴイスティックな愛を感じざるを得ませんでした🤔。それが許される程の皇太子感、カリスマ性だったかなと。

この物語のサブストーリー(どっちが?)である、ミュージカル『エリザベート』との関係性も頭の片隅にあって、色々面白がってました😅。オタク的な目線かもしれませんが、なるほどと。

2014年『エリザベート』でルドルフ皇太子を既に演じている柚香光は、今回2度目のルドルフである事。れいちゃんは、トートというよりも、貴公子ルドルフなんだよ~。
そして青い小さい花・マリー役は星風まどかで、新人公演で演じたエリザベートよりも、その娘の方がよっぽどお似合いだという事。(子ルドルフも可愛かったけどね)

この2人には、この作品なんだなと、納得でした。

れいちゃんの”体幹”がしっかりしているからこそ、あの軍服を全て着こなしているのだ!『グレート・ギャッツビー』のれいこさんはスーツ祭りでしたが、れいちゃんはほぼ・軍服祭りです。どの柄も色合いも着こなしていて、全て要チェックです!
また
酒場で飲んだくれちゃう時は、ちょっとやんちゃで中二病の男の子みたい。ギャップ萌え😊でしょうか。

立派な皇太子、このままお父様フランツのようになれば問題無かったのかもしれませんが、時代がそうはさせませんでした。お母様エリザベートによく似たルドルフだから、自由主義の考えに傾倒し、良かれと思って友や言論者と付き合って行くけど、時代の荒波に上手く乗ることが出来なかった(普通の神経では無理です)。
可哀そうな悲劇の皇太子なのです。等身大の柚香光の苦悩する姿が、クライマックスへと向かいます。観ている方は心が痛いです😥。

星風まどかマリーの究極の愛

マリーって、史実だと17歳。ルドルフをまるでアイドルかのように慕っている可愛い娘。お手紙貰ってキャーキャー言っちゃって😆、あの歌は本当に可愛いです。その先、見境なくどんどん突き進んでしまう、星風まどか 令和版マリー、とても好感持てました🙆。

でも途中で、いつも寂しそうなルドルフを救いたいと思っちゃう所が、凄いですよねっ!あまり言葉を交わさずとも、ルドルフの立場はヤバそうで、2人に未来はきっとないだろうし、でも別れたくないし…ってわかるんですよ。なんて出来た娘なんでしょう。

若すぎるからこそ、まだ何も人生を分かっちゃいないのよ…と、残酷にも思うけど、そんな事も関係ないのかな。この状況で自分がやるべき事を、若いながらに理解して、全幅の信頼をルドルフに寄せるマリー。

命を託した究極の愛の形💗、でしょうか…。天使ですね。

史実なんでしょうけど、ここまでドラマティックに仕上げたのは柴田先生で、ちょっと都合の良すぎる女性像なんじゃないのぉ~って女性目線では思っちゃいますけど😅。でもそれこそが美しい物語✨なわけで。

れいまどの、大劇場3作目の深い信頼関係、みたいな物を今回感じました(ウルウル)。

ハムレット ブルク劇場

ルドルフとマリーが観劇中に、客席からオペラでお互いロックオン!って場面。社交界では良くあるシチュエーションですよね。そこで繰り広げられているのが、ハムレットとオフィーリアの場面。

ハムレット役の天城れいん、そしてオフィーリアは新公マリーが控えている七彩はづき。この2人がとても素敵で余韻を残します😃。ハムレットは頭蓋骨を抱えていて、これはルドルフの自室にも飾ってある。とても意味深、悩める皇太子様です。

全てはクライマックス(心中)に向かう

ヨハンシュトラウス「美しく青木ドナウ」の曲を聞くと、私は銃声2発バーン!って思い出すくらい(笑)、うたかたの恋と言えば主題歌と、このワルツなんですよね。

形式ばった窮屈な世界、しきたり。新たな自由主義時代のうねりを感じる酒場のシーン、マリンカ。
ああ、あの曲、あのシーン、あのセリフ…。何となくうる覚えだったシーンやあらすじ、点と点が線になり、そしてクライマックスへ向かう流れに、背筋がゾゾっとする感覚がしました。

来てしまった、2人の最期の瞬間😢。

王位継承権第2位の永久輝せあ演じるフェルディナンド公が、最終的に自分の立場を考え、危険思想に先導したルドルフ皇太子を逮捕するため、マイヤーリンクまでやってきます。もう後がありません。

その瞬間の哀しい事…、仲の良い従弟同士なのに、こういう結末になってしまって。ルドルフとマリーの運命の引き金を、彼が弾いてしまうんですね。残酷です。

最後の有名なシーン、ベットに寄り添うルドルフとマリー、愛情が一杯溢れます。眠れないマリーを寝かしつけるルドルフ。もぉぉ、キャ~って場面ですけど😊😊。

そこから暗転し、乾いた銃声 バーン!バーン・・・・(沈黙)。衝撃クライマックスを迎えます。

シシィとルドルフを死へ誘う存在が、トートとマリー

ママと僕は似た者同士。この世では生きられない。

エリザベートは自ら死を選ぶのではなく、生き続ける事を選ぶ。現実から目をそらし放浪の旅の末、活動家から殺され、自ら委ねるように死(トート)を選ぶ。

そしてルドルフは、マリーという言わば道連れを見つけた事によって、若くして2人で心中する事を選ぶ。

2人とも違った形で、最終的に死を選ぶ結果となる…。また背筋がゾゾっとしました。

華雅りりか演じるエリザベートお母さんと、マリーがバッタリ出会うシーンも名シーンの一つですが、とっても感動的でした。
りりかさんの演技は、本当に包み込むような優しさを感じます。性格が似ている息子を持つ母ならではの苦々しい表情、終始所々に辛そうに感じます。

ばあやと、じいやと、かくれんぼ

ほっこり場面もあります。マリーのばあや、ジェシカ役 組長・美風舞良。まどかちゃんとの関係性が、既にお嬢様とばあや ですから。本当に楽しい場面です。昔真似したな~この場面😋。

副組長・航琉ひびきは、ルドルフのじいや?ロシェックの間の悪さ(=間が良い👍)が思わず笑っちゃいました。エリザベートとマリーがバッタリ出会う場面は、本当に良い場面です。

で、

まさか、かくれんぼ なんてしてないだろう(ハハハ😁)

ってからの、本気の”かくれんぼ”ですよっ!マイヤーリンクでルドルフとマリーは、狩に行かず2人で楽しくかくれんぼをするのでした。
もー、恥ずかしくて観てられない!って前は思ったけど、令和版では、なんかシックリきた(笑)。本気で隠れる気あるの?というマリーちゃんが可愛い😄。

天国の影ソロは、龍季澪&花海凛

個人的にこの影ソロは大変期待しておりまして、さあどなたが歌うのかな~って。とても若々しく新しいなって思いました。素敵でした👏👏👏。

パンフレットで調べたら、龍季澪&花海凛(研1) のお2人でした!龍季澪くんは、ショーのデュエットダンスでもカッコよく影ソロ登場していたので、これからも注目します!

なんか、色々語りたくなってしまう、宝塚ファンの思いが詰まったうたかたの恋。語りたいポイントがまだまだ沢山あります。また次の機会に。今思い出せる部分は一旦ここまでで。

また観たいな~是非是非楽しみにしています!

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