真風に任せろ リサイタル『MAKAZE IZM』感想 潤花プロデュース 愛のビームに大爆笑!

2023年1月16日




ええ、私は初イズムで、こんな事が東京フォーラムCホール、新年早々おっぴろげ、いや、繰り広げられていたなんて露知らず、何も知らずライブビューイングを楽しみにしておりました。はい。

なんなの~、映画館は大爆笑じゃないかぁ、潤花ちゃん😆😆😅。

真風涼帆リサイタル(2度目の)『MAKAZE IZM』は、石田先生の演出。和希そら『ハッスルメイツ』を思い出します。あの頃は宙組20周年を記念した、宙組イズム満載で、そらの技量を持っての様々な場面が登場した作品でした。

今回も本当に面白くって、宝塚らしい構成なのが安心感もある。演出家先生の皆さんの声を聞いて構成されたと、それも面白いなーと。本当に素敵で沢山のお役を演じてきた、ゆりかさんの歴史を振り返った。
そしてやっぱり宙組20周年のトップであり、今も君臨している真風涼帆を通して、宙組らしさを存分に味わえたショーだった!です!主題歌、覚えていますよ。

オープニングはスピード感ある、そして宝塚らしいカラフルな豪華な衣装。映画館の音響良くって、声も良く通ってました。メークがCHIHARUさんでしたか?皆さん別人のようで、後ろに映る下級生は、だれだれ??ってちょっと迷いながら、あとからチェック。

みんなカッコよく、そして特に娘役がカッコよくて!!これ、宙娘ってジャンル、作っちゃっていいんじゃないでしょうか?今までの宝塚伝統の娘役スキルとはまた違う感じというか。特にそのトップが、例の、あの、

潤花さんですから~。

宙組で多かった現代劇や、現代物のコラボなどが、凄く生きてますよね。リアルに生きている娘感。ツインタワー2人(夢風 咲也花愛未 サラ)もめちゃカッコいいし、バーン!としてるしね。

今回、桜木みなと主演『カルト・ワイン』の主題歌を、出演していたメンバーと共に1曲歌ってくれました😆😆😆。この演出、石田先生ありがとうございます。唯一、このリサイタルで泣いた😢場面でした😅。嬉しかった~💜

おやおや、どこかで聞き覚えのある、岡田先生の「ダンディズム」の歌はゆりかバージョンに変え歌。

ゆりかさんのお披露目『シトラスの風』で、組長スッシーさん演じるダンサーをリスペクトするあの場面。当時舞台を観ていた時、凄く感動した事を思い出しました。宙組の生き字引・寿つかさ元祖・宙組ダンディーです。
「メランコリック・ジゴロ」の懐かしい2人の場面をゆりか・ずんで再演とか、「オーシャンズ11」のダニーや、「アクアヴィーテ!!」ウイスキーの似合う男などなど。そうねそうね、ゆりかさんといえばダンディー。役だけでなく、実生活(劇団での)でも男らしく、正々堂々と皆を守ってくれた背中、です。

”潤花ちゃん”がトレンド入り🐤してて、そこから色々知りました。普段あんまり色々見ないんで😅(観劇以外は)、とある報道の件について、公演中に真風さんが直接、お客様に気持ちを述べられたと。そんな事があった中での、リサイタルだったのか…😟。

偶然か必然か、吉田拓郎の「人生を語らず」の曲を熱唱していた、ジャポネスク宙組の男役達。舞台人として、舞台上で演じる事が仕事。バックヤードでは色々ある中、今語らず、いつかいつか、世の中がまともになって、思い出として語り合えたらそれでいい。でも、ゆりかさんは、潤花ちゃんという強い味方を得て、今回心情を述べたという事だそうで。

そんな事が…😭感動しました。これでいいと思います。やっぱり、一人の生身の人間ですから、役者も。劇団という集団の一人ではありますが、自分の態度で、言葉で、何か伝えられるならば、それが一番良いと思います。いい機会だった🤔、ホームである劇場で伝えられたことも良かった。間に何かが挟まれると誤解を生むかもしれないし、それを利用してまた騒ぐ輩もいるだろうし。

今や情報戦の最中(メディア戦争)にあるのですよ、世の中は、きっと。なんで私達の宝塚まで?って所まで、世がおかしくなっちゃってるんだと思います。彼らのセオリー(罠)にハマってはいけないし、関心を寄せたら思う壺だと思う。混乱させて、それで金稼いで。それが生業ですので、悪気にも思ってないでしょうね。

で、リサイタルの話。お客様が手拍子参加!

三々七拍子の「ナイスガイ!!」に、めっちゃ感動した😍!

あー、ヤバい。桜木みなとの「ナイスガイ!!」。いける?次行ける?うーん、みなとのMの法則になるのかなぁとか、勝手に妄想してました😅。みんなで法則作っちゃおう。(ちなみに、七海ひろきは、KAIの法則ですから。)

そして、演出家先生の皆さんがリクエストした、真風涼帆&潤花コンビに演じて欲しい役、それが「風と共に去りぬ」だったという事で、名場面の再演コーナーとなりました!宙組では凰稀かなめで上演しまして、懐かしいな~。あれはなかなか貴重な公演だったんだなと思い出す。

潤花ちゃんのスカーレット、確かにお似合いだわ!!!タラで「明日になれば!」泥にまみれても生きて行けるっ💪。美しいです。
で、ゆりかさんのレットバトラーは、もう似合いすぎて、タカスペでも経験済みという事で。まぁタカスペやっちゃうと、お笑いになっちゃうからな…😄。

風共のフィナーレと言えば名場面が沢山ある。「セントルイス・ブルース」でハットを使った男役の場面。胸高鳴る~💕最高でした😃。

そして「ナイト&デイ」のデュエットダンス👏👏。来た~😆!やっぱそれね。
緑色のスーツとドレスが印象的。2人の関係性が対等なダンスなんですよね。生の舞台で観たかったな~(残念…)。それほどお似合いだったと思います。

そして宙組と言えば私は、このジャポネスク。宙組ソーラン節系ですよ。個性的な衣装に身を包む瑠風輝。似合うね~👌、組発足当時にいた、湖月わたるを思い出させます。娘ソーランのセクシーでカッコいい事😍!

ゆりかさん出身の熊本の田原坂、潤花ちゃん出身の北海道ソーラン節。これを取り入れた場面だったんですね。そう、この2人、九州&北海道コンビという、これもなかなかレアなお2人で。何処か異国情緒溢れる風貌、そして人と違う個性😄。九州と北海道の親和性って、あるんですよね、歴史的にみても(そうらしいです、DNA的に)。

さて、この公演は休憩が無いんですね。ノンストップ!お水休憩がまた、フリートークタイムで面白いです。

ミスターS(涼帆)は、ポスターにある素敵なバカンス風スーツに着替え、リゾートにやってきます。リゾート娘がたんまり登場し、郷ひろみの懐かしい曲でアピールします。

ミスターSは、COSMOカンパニーの社長?で、バカンス中。早く戻ってきて欲しいと頼まれます。えー、やだよぉって、辛いことばっかりあるし…って。。

で、なぜかミスターSの代わりを探そうという事で、過去に演じた11人のお役の扮装で登場する組子達。過去のお役とミスターSでメドレーを歌い継ぎます。この構成、イイ👍👍。石田先生、お得意の展開。楽しいです。

まずは初舞台『天は赤い河のほとり』のカイル王子は桜木みなと。衣装、重そうですね、確かに😅。

バウ初主演『ランスロット』は、真名瀬みら。『日のあたる方へ』ジキル博士は、雪輝れんや。
『黒い瞳』ニコライは秋音光。あきものニコライの衣装に興奮する私😍。キャー、やっぱりこの2人の掛け合い、博多まで観に行った甲斐あったな~と思い出す。

『ヴァンパイア・サクセション』シドニー・アルカードは、若翔りつ。『異人たちのルネサンス』ダ・ビンチは湖風珀。ピッタリだったね!もえこかと思ったよ、一瞬。

そして『アナスタシア』ディミトリは優希しおん。この作品も大好きだった。
要所要所で星風まどかの役を代理する、天彩峰里が胸アツ。新人公演役や、子役でいつも一緒だったもんね。

笑った。潤花ちゃんを男役として登場させたい演出家さん達😁。舞台映えするんですよねー。『シャーロック・ホームズ』役で登場の潤花ちゃんとデュエットしてました。ちょっと面白かったです。

『NEVER SAY GOODBYE』ジョルジュは、紫藤りゅう。革のジャケット、ちょっと大きいね😋。そう、みんなでワンハートですよ。熱唱して、ミスターSに帰ってきてもらえるよう、イレブン達は組体操してました🤔。

そこで演出家Kさんから、お電話が…。まだまだミッションありますから、イギリスに戻って来いと。その通りです!ラスト・ミッションです🔫😀

この後はコンサート形式ではお馴染みの、娘役さん達でのアイドルソング♬” ガールズ・IZM”という事で、アイドルになった宙娘ちゃん達が、とっても仲良さそうで、可愛くて、大きくて、お洒落でした!

はい、真風さんへのサプライズコーナー🎉

潤花ちゃん企画「愛のビーム」については、もう皆さんご存知だと思いますので・・、ええ、そういう事です。

みんな、なかよく、お腹抱えて、なんだっけ?潤花ちゃんの振り付け指導の下、客席もペンライト操作を強要され(笑)、無事に全国各地から真風涼帆さんへ愛のビームを届けられたと思います。

ケラケラ笑い続ける、潤花ちゃん。本気でああいう事を沢山考えたり喋ったり、楽しんだりしてるんだね~😊。凄い事だと思う、皆を明るくさせる才能だし、きっと色々配慮もあって(いや、天然かな?)宙組の太陽神になってくれてるんだなー。DVD収録日でもあったそうなので、この収録には、1カメさん、2カメさん、できれば3カメさんのアングルなんぞも特典として入れて頂きたいと思います。(色々画面外であったみたいなので😄)

この曲はいつ出てくるのかな?って思っていた。最後に全員真っ白なお衣装で歌い上げた、トップコンビのプレお披露目公演で印象深かった『ホテル スヴィッツラ ハウス』の曲 Lives in the theater (劇場 ここに人生が)。今もなお劇場に立つことに色々思う時代。この歌が本当に心に沁みます。

リサイタル終盤、ゆりかさんはファンの方のリクエストが多かった、米津玄師の「Lemon」を熱唱し、潤花ちゃんはゆりかさんへ、宙組生への思いを込めてシェネルの歌を熱唱してくれました。感動的だったな。

アンコールは、山下達郎の「希望という名の光」という曲。いちいち選曲が渋いよ(笑)。歌詞がいいんだね、ゆりかさんの真摯な歌声にピッタリ。しんみりしながらも、2023年の年始め、これからどんな1年が待ち受けているのだろうか・・・と。どんな事があってもきっと大丈夫、私達は色々経験したし、希望という名の光はあるって絶対分かっているから。そんな思いで、聞いていました。

いや、しんみりなんかしてない(笑)。映画館大爆笑、きっとお茶の間も大笑い😂。

今年の初笑い!頂きました🙆。出演者、スタッフの方含め、そんなつもりは毛頭なかったと思いますが、思いがけずに、伝説の公演になっちゃったかも、、、しれませんね。

ピンチをチャンスにかえた、そう、リサイタルもゴシップも、真風涼帆に任せろ!です。
『カルト・ワイン』だって、ああいう形でまるで未完の作品みたいになったからこそ、皆の記憶にも残ったし。

2023年は、”荒波こそ、越えていこ!”みたいな気持ちで進もうー。

とっても楽しかった!フォーラム参加の皆さん、千秋楽までこの楽しい公演のキャストとして、お付き合いしてくださいね~(笑)。

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