ショー『ENCHANTEMENT(アンシャントマン) 』魅惑のパルファン宝塚 ベルエポックを紡ぐ花組ショー

2023年3月20日




花組ショー『ENCHANTEMENT(アンシャントマン)アンシャントマン -華麗なる香水(パルファン)-』について感想を🙋。
野口幸作先生の花組ショーは2つ目。他組も比較してみると、組のカラーとその時のトップコンビ、スターの美味しいとこ取りで、絶対観たい!というシチュエーションを1つのテーマに詰め込んで、初めから最後の最後まで魅せてくれる、そんなショーなんだなーと思います。

ジワジワ感じたのが、最後のパレード。人を酔わす香水が沢山あれど、一番の香水は”宝塚”なのかなと。その通りっ!!ってちょっとウル😢って来ました。パルファン de TAKARAZUKA

『ジャガービート』では、偽りを閉じ込めた夢の世界・クリスタルファンタジーTAKARAZUKAに感動し、『アンシャントマン』では、宝塚というパルファンがやっぱり最高だと再認識した。そんな個人的感想😊。

開演5分前、幕が開いてソワソワ、ワクワク。野口先生の世界やね~。宙組『デリシュー』とちょっと比較するととても面白い。アールヌーボーのデザイン風に淡い青、紫、ピンク。ベルエポック パリって感じ☺。この雰囲気が花組にピッタリです!

トップ・ノート オープニングはアッと驚く華やか&美しさ!

シュポン!って瓶があく.。o○ブクブク。。トップスター柚香光 調香師レイが豪華な宮廷衣装にシルクハットで登場。片手に香水瓶を持って。

今回お芝居が『うたかたの恋』ウィーン宮廷の物語で、ショーの幕開きも宮廷衣装風で豪華、品格が詰まっている。花組なのでピンクを持ってきそうだけど、ここは爽やかな水色。それも素敵で本当に心躍ります😃♪

舞台上に2段になってジェンヌ達がメリーゴーランドの様。これが個人的には、昔の宝塚ショー『ザ・レビューⅡ』のような、まさに”ベルエポック” 古き良き時代の宝塚ショーを彷彿とさせる仕掛けに超胸アツでした😆。

あの頃でさえ、懐かしの宝塚♪って歌っていたので、更に懐かしの宝塚だわ。

シトラス 爽やかだね~

ロケットはセクシーな白いガードル(レース風でしたね)。新人公演主演でお疲れ様!の希波らいと。シトラスの香、フレッシュなロケットダンスのセンターでも大きな存在感!でした。

アロマティック 大人の恋

そんでもって、次のカトリーヌの場面かと思った😊、あの、良く宝塚で使われている葡萄の電飾っていうの?伝統、伝統。ヴァンセンヌの森という事で、音楽、コーラス共に魅惑的で美しい余韻。

ラヴェルの亡き王女のためのパヴァーヌ♪

美しい紳士淑女の場面になります。水美舞斗と、美貌が隠し切れない聖乃あすか😍
マイティーは、ホッティー、だいや、そしてほのかちゃんともお相手。本当に綺麗で、申し訳ないくらい(笑) 聖乃あすか、ロックオン👀の私でした。2人の濃厚な大人の色香漂う場面でした。

フローラル 明るく軽やかに

さて、NewYorkに参りましょう!柚香光れいちゃんといえば、NYスタイルが似合うね!ガーシュインにフレッドアステア。最高の組み合わせ。

五番街に並ぶ有名ブランド店の香水たち。

シャネルちゃん達の可愛い事っ!!😍
一人一人スタイルが違っていて、端から端までロックオンです!(時間が足りぬ)。

そして大御所は、ドーーン!もう顔がニヤけて仕方がない😄。マリリンモンローのような、星風まどかNO.11😍。いつか ”Diamonds are a girls best friend♪”をやって欲しいっす。

フレッド・アステアとマリリン・モンローがデュエットダンスという、夢の場面
これ最高です!!こんな事ができるのは、やはり花組のこのコンビだからこそ。野口先生、外さないね👍ハナマル💯です。Somebody Loves Me ♬

中詰めはミドル・ノート なんですね~素敵。

オリエンタルな香という事で、虞美人ですかね?蘇州夜曲やトゥーランドットの”誰も寝てはならぬ♪”のアレンジ。このショーは香をテーマに、世界中を駆け巡るワールドワイドな点も面白い所。
ここでも、れいまどの素敵なデュエットダンスもあり。中国風の真紅の色合い、ジャンジャン組子が登場し、扇子を持って、客席参加で踊ります。

マリン・ノート 海の場面となります。これがとっても新鮮だったな~!

女子たちの場面は、デリシューで遥羽ららちゃん率いるキャンディーケリーの場面を思い出しました。

星空美咲率いる、花組の可愛い子ちゃん達が、イギリスの海岸でマリンルックの青年と戯れる。オールを持った永久輝せあ達と、アイリッシュダンスのような音楽に合わせて、結構ハードに楽しく踊ります!

あのオールに捕まっての回転技は、なんなの!凄い😆!あの場面を見るだけでも価値あり👌。

ムスク 絶対やるよね~😆男臭さ爆発の色気場面でしょうー。

ムスクはジャコウジカ(麝香鹿)から採れる香料って、凄くないですか?動物臭。人間も動物って事でしょうかね。ここはもう、花男が思い思いのスーツに身をまとい、レイマイ筆頭に、ひたすらカッコつける場面です!

夜のナイトクラブの男衆という事で、怪しさNO.1。私は全身黒のナイトメアーズに釘付けとなりました。大好きです!航琉ひびき&羽立光来&峰果とわ の大人加減。

皆さん、シガレット持参で、吸いまわし?え、え、、何やってるの?とオペラ泳ぐ泳ぐ。全ツ「フルスウィング」でも使われていたカッコいいナンバー、From this moment on♪超盛り上がるし大好きになりました!もう一回転用。

グルマン 最高の甘さと新しさ

このグルマンというタイトル、香水にはバニラとかチョコとか、甘いお菓子風の香もあって、それをGourmandと呼ぶんですね。星空の空間がとても幻想的な場面。瞬間で空気が変わります。

アッと驚く星の女王のご登場。本当に素敵過ぎて涙が出そうな、星風まどかの銀橋渡り。素晴らしい👏👏。

私は今の宝塚の中で、まどかちゃんが銀橋ソロNO.1だと思っている☆
星風まどかの銀橋ソロ。劇場を包み込む女神(巫女)のような存在。

そして白いふわふわのお衣装で何もかも真っ新にして、感情をむき出しに踊る柚香光。神々しく、同じく巫女のような神聖なダンスです。ここも必見!退団者も登場する場面です。

グルマンの場面はもう一回観たい。というか、できれば劇場でもっと体感したい、そう思う場面です。

表現者・柚香光を感じます。

心が浄化された後には、ラスト・ノート フィナーレです。

アイドル風の場面、もちろんあります!
ひとこ主演「冬霞の巴里」を思い出す、バシャ!っとペンキを散らしたような模様のスーツ。マイクが香水瓶。最後に登場は、この人!AQUA(水美舞斗)。11名の男役に素敵なお名前が…パンフレット参照してみてください。

大階段にはフィナーレの紳士。黒燕尾がシンプルで似合います、柚香光。ブロードウェイミュージカルのナンバーで、私が大好きな 君住む街で♪

男役群舞は黒燕尾で、ラフな感じで、イェーイ👍って最後、決めてましたよね。これが案外新鮮でイイ!

れいまどのデュエットダンスは、王道!リフト付き。やっぱりこれだね~♬という幸福感で締めてくれました。影ソロの龍希澪も素敵だったな~。

エトワールは、星空美咲。抜群の存在感と、歌の伸びやかさ。
パレードも白と淡い水色の色合いで、本当に清楚で軽やかで、そして上品なパレードで終わりました。

様々な香をテーマに、素敵な音楽、古き良き宝塚のショーナンバーを思い出させる、バラエティに富んだ名場面に溢れた作品。2,3本のミュージカルを観た位の満足感!

魅惑的なパルファンは、いにしえの頃より宝塚にあり。

「ダンスの花組・令和バージョン」を目指しているという、野口先生が追及された花組ショー。
どんなに踊ってもカッコつけても、やっぱり花組には上品さがあるんですよね。
振り返ると、今回もマジでてんこ盛りだったな~😃 宝塚ショーの原点を見た感じもして、イケると思います!

そして改めて、柚香光&星風まどかのダンスナンバーを、もっともっと観たい!って思いました。宙組の朝夏まなと&実咲凛音のようにね🙆。

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