望海風斗&井上芳雄 最高コンビ!「ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル」感想 華やかなショー舞台裏の純愛物語 皆でカンカン!

2023年8月21日




待ち望んでいた本格的ブロードウェイミュージカル「ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル」帝劇初演!この力の入りようが素晴らしい😍。

劇場の扉を開けると、そこは大人の夢の世界 ムーラン・ルージュ。モンマルトルにある怪しくも華やかなナイトクラブ。真っ赤なライトが照らし出す魅惑の劇場。

フォ~!ってテンション上がります😆。青い像と赤い風車が飛び出してくる!
これは、カーテンコール後に撮影OKになったときの写真。LOVE♡ MOULIN ROUGE💗

さあ、あの大ヒット映画「ムーラン・ルージュ」がミュージカル化されると、どんな風になるのか?
それを日本が誇るミュージカルスター井上芳雄と、お互いリスペクトしあういい友達、いいコンビである、世界の望海風斗。この2人のコンビがどんなものか?期待でワクワクでした😆。

映画の中で登場する曲は、20世紀の偉大なアーティストの曲や、映画音楽をオマージュしたナンバーの数々になっていて、あれ、これも、それも聞いたことある?って感じで、凄く楽しいんですが…、

ミュージカルも同様に映画のシーンを再現され、超興奮しました😍😍!

出演キャストがパワフル!肉感派が揃ってるぅ~って感じ。そこに可愛らしい大人コンビが、妙にピュアで、まっすぐで、純愛過ぎて、涙が溢れます😢!

華やかなショーの舞台裏は、表には出せない辛い現実もある。ボヘミアン達が力を合わせ戦っているんだ。

命を削って舞台に立ち続ける歌姫・サティーン。
作家・クリスチャンという純粋な愛を知り、彼の芸術を世に出すために、スポンサーのデュークを騙し、自身の病を隠し舞台に立つ…。命短し、サティーンの愛の花は、最後に大きく輝く。

「椿姫」の世界観 最高のコンビに感動と少しの笑いと涙

戯曲「椿姫」の世界。高級娼婦のような、夜の蝶であり、ムーランルージュの大黒柱・サティーン(望海風斗)と、若き才能ある作家クリスチャン(井上芳雄)との純愛物語です。豪華なセットやノリの良い音楽とは裏腹に、とってもピュアな純愛がこのお話の本質だと思います。

サティーンにはスポンサーのデューク(K)から目をかけてもらい、金銭的な面でも、彼の恋人にならなくてはいけない。でも、クリスチャンを本気で愛してしまう。そして、彼女は結核を患っていた…。

「椿姫」のような設定です。

映画や本場ブロードウェイさながらの濃厚なキスシーン😳😍(かなり長い)に、ドギマギしたりして😊。このコンビだからこそ、勢いで(笑)!じゃないけど、若さゆえの真っ直な純愛が感動を与えます。

サティーンの苦労した短い人生に、最後の薔薇の花が咲き誇る瞬間のように、クリスチャンから与えられた純愛が開花します。

もういいお年で、老いには逆らえないと自覚するサティーン。一生懸命着飾ってお色気モーションで気を引く彼女が、けなげでちょっとコメディタッチ。そこはお得意!のだいもんらしい、サティーンです。

「ドリームガールズ」でもそうだったけど、たくさんの素敵な衣装をすべて着こなし、ちょっと細いかな~とは思いつつ、気合とパワーですべてを自分のものにする!って感じのサティーン。

ムーランルージュの経営のために一肌脱ぐ姉御肌な所は、トップスター経験者ならではの心意気。命に代えても、サティーンは仲間を裏切らなかったんだよね。

そしてダイモンと同じ位の熱量を持って熱唱する、井上芳雄クリスチャン。やっとこの2人の純愛が観れるんだ。こんなに贅沢なことは無いっ!本当にパワフルな最高コンビだと思いました🙆。

ダイモン退団後、直ぐのオーディションだったと聞いて、納得。きっと彼女に主演をと、期待を持つ気持ちが分かります。

日比谷はカンカン!にあふれていた~ダイヤモンド♬

ちょっと驚いた。ご近所の東京宝塚大劇場では、ちょうど『ジュエル・ド・パリ‼』で、夢白あや ダイヤモンド♬でフレンチカンカンを堪能した後には、帝国劇場で、ぐっと大人の魅惑 望海風斗 ダイヤモンド♬でムーランルージュ・カンカンが繰り広げられていた事に気づきまして(今更)。

すごーーーい!日比谷はパリなのか?

サティーンは空中ブランコで登場!ダイヤモンドは裏切らない。女の友達、ダイモンがすっかり魅惑の女王様として君臨していました。

クラブオーナーのハロルド・ジドラー(松村雄基)がパワフルにカンカンの号令!ちょっとお茶目な道化師風で。私にとっては、あの「スクールウォーズ」で青春時代を駆け抜けた松村さん!ミュージカルでお見掛けするのは初めてかなぁ。とっても素敵でした!

オ、オー!みんなでカンカン!最高潮です。

簡単なあらすじ※ネタばれあり

公式HPより引用

舞台は1899年、パリ。
退廃の美と、たぐいまれなる絢爛豪華なショー、ボヘミアンや貴族、遊び人やごろつき達の世界。
『 ムーラン・ルージュ! ザ・ミュージカル 』は激しい恋に落ちたアメリカ人作家クリスチャン(井上芳雄)と、ナイトクラブ ムーラン・ルージュの花形スター、サティーン(望海風斗)の物語。

ムーラン・ルージュで二人は出会い、激しい恋に落ちるが、クラブのオーナー兼興行主のハロルド・ジドラー(松村雄基)の手引きで、彼女のパトロンとなった裕福な貴族デューク(モンロス公爵)(K)が二人を引き裂く。公爵は望むものすべて、サティーンさえも金で買えると考える男だった。

クリスチャンはボヘミアンの友人たち――才能にあふれた、その日暮らしの画家トゥールーズ=ロートレック(上川一哉)やパリ随一のタンゴダンサー、サンティアゴ(中井智彦)とともに、華やかなミュージカルショーを舞台にかけ、ムーラン・ルージュを窮地から救い、サティーンの心をつかもうとする。

パリのモンマルトルに集う貧しい芸術家の若者たち・ボヘミアン。あの有名な画家ロートレック、サンティアゴ、そしてクリスチャンは、権力に屈しず自由に、自分達の芸術を売りこもうと、あの赤い風車ムーランルージュへ突撃営業に出かけます。

クリスチャンがお金持ちスポンサーのデュークだと間違えて、サティーンはお色気攻撃!そこで本当に恋してしまいます。あれ?違うの?あんた何者なの??

ボヘミアン達が挑む 自由と芸術の街パリ。これもまた、このミュージカルのテーマとなっています。金が全てなんじゃない!愛を貫けるのか、自分にとって本当に大切な物は何なのか?と。愛を込めた作品で、潰れかけたムーランルージュを立て直そうと頑張ります。

ロートレック(上川一哉)はとっても雰囲気があり、ダンサーサンティアゴ(中井智彦)のタンゴのシーンはゴージャス。デューク(K)は、映画よりももっと若くて男らしい素敵な紳士。金が全て。ボヘミアンはそんな彼に絶対負けたくない!って思わせてくれるセクシーな敵役。ラテンラバーって感じで素敵でした😃。

なんて素晴らしい 君がいる世界

How wonderful for life with you.

「Your Song」この歌が映画でもとっても心に刺さりました。ありきたりな言葉だけど、君がいるだけで、こんなに素晴らしい世界は無いと。純粋な心。

昔話ですが、この歌がとっても流行っていて、男性陣が良く歌ってたな~。歌詞の意味なんて全く分からず聞いていた。

他にもホイットニーとかマドンナ、アギレラ、沢山の名曲が揃ったこのミュージカル。最高のキャストと豪華セットで満足度は高い!1回では勿体ないね。Wキャストなので、別のコンビで観てみたいと本気で思いました。全然印象が違ってくるだろうなーと。

今回、チケット料金がグッと値上がりして、うぇ~って思ったけど😣、ふたを開けてみれば満員御礼状態、リピーターも多くなる予感あり。8月公演シーズンにもう1枚チケットを持っているので、再びムーランルージュの世界を堪能したいと思います😍!

「ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル」
帝国劇場 2023年6月29日~8月31日
プレビュー公演6月24日~6月28日

出演:望海風斗 井上芳雄 松村雄基 上川一哉 K 中井智彦 加賀楓 他

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