「ムーラン・ルージュ!」感想2 望海風斗&甲斐翔馬Ver. ボヘミアン最高!今年ナンバーワンのミュージカルだと思う!




日比谷の夏は引き続き、暑い・熱いパリの街が続いております。このパリの波に少しでも乗り込めた事に感謝します。

そう!「ムーランルージュ」がマジで凄い😆!!

今年ナンバーワンのミュージカルなんじゃないかな~(現在の時点で)。

7月に観劇してダイモンと井上君の純愛を感じ、8月は更にパワフルになっていて、訴えかけてくるものが初回と全然違って、もっと深くもっと熱く最高に感動した。

パリに住むボヘミアン達の、巧妙で本気の戦(対スポンサー)💥に胸熱く、涙するムーランルージュ!だった。

サティーンは望海風斗、クリスチャンは私は初めて拝見します甲斐翔馬さん。

若く才能溢れるアメリカ人っぽい雰囲気で、背が高く甘いマスク。サスーンが一目惚れしちゃうかも😍って感じが良くわかる。盲目に一筋に突き進む若者に負けてしまうサティーン。このある意味身分違いの恋が成就するのか~とハラハラドキドキしました。

彼は映画のクリスチャンの雰囲気に合ってましたね。ハリウッド映画のスターさんみたい。歌は上手で笑顔がチャーミング😍。サティーンに振られ自暴自棄になるシーンは狂気すら感じた、若さゆえの狂気。

それで、今回2度目という事もあり、

ボヘミアン達とデュークの駆け引きにめちゃくちゃ引き込まれました。

ロートレック役の上川一哉 VS デューク役の伊礼彼方。

大人の男!この2人にすっごく引き込まれました😆。

出は良いロートレックだが障害を負い、弱い者の味方である真の芸術家。ある意味本物が何かをわかる男だと思う。
それに対するは、全て金と剛腕で手に入れた、いわゆる成金のデューク。

舞台上で届けたい物語(信念)がある。だが、スポンサーのデュークに理解されるはずもなく。。巧妙にバレないように、どうにか伝えたい事を通そうとするロートレックやクリスチャン達。衣装に、歌詞に、全てを込めてボヘミアン達の訴えたい魂を少しでも込めようとする。

ちょっとした演出の違い、セリフが一字違っても意味が変わってしまう。その繊細な作業に全神経をとがらせている。そんな空気を感じました。

その空気を絶対見逃さない、お金で彼らのすべてを買ったデュークの横やり😈。これもまた最高!
なぜサティーンの衣装が地味なのか?もっと客は夢を見たいはずだ。←その通りである。でもこの物語はボヘミアンの物語。それじゃ違うんだよ!ってね。

2人の思想が全くかみ合わず、でもコラボレーションしなければ、ムーランルージュの新作はリリースできない。この水面下で行われる知的バトルに、ヒリヒリしました。

そして全てをこの舞台にかけるしかない、もう路上には立ちたくない!ダンサー達の圧倒的な素晴らしさ。常に最高のパフォーマンスを届けられる覚悟。ロクサーヌ♬の音楽で静かに踊りだす男女のタンゴ。あの場面も最高ですね!

ニニ(加賀楓) が、最後の最後までライバルであるサティーンの気を使う本当の優しさが涙をそそります。本当に心から人を思うやり方って、人それぞれだしなー。

私は望海風斗のサティーンしか観れませんでしたが、圧倒的な歌唱力と、私はスターよっ!というバーンとした度胸とちょっとしたコケティッシュさ。誰からも愛されるサスーンになっていたと思います。

新たなミュージカル大スターが登場した、それを確信した作品がこの「ムーランルージュ」だったと思います。

本当に盛り上がる、ハイになれる、そして純粋に涙ける😢。2023年夏、最高に盛り上がるミュージカルであることは間違いないな~と感じました!

千秋楽までハイパー過ぎる皆さん、がんばってくださいっ!!そして、再演、やってほしいなぁ~。

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