礼真琴で締めた『1789』大千秋楽(涙) 立派だった!苦しみの代償は自由に愛し合える宝塚




2023年8月27日。星組『1789』大千秋楽を、心の中では厳戒態勢で臨んだ。トップスター礼真琴が還ってきた。彼女は大丈夫なのか、通常運営なのか。きっと大丈夫、だから再び舞台に立ったんだと願った。

ライブビューイング映画館にて参加しました🙋。
1789年8月26日 フランス人権宣言がされた日だったんですね。1日前、なんと運命的なんでしょう。
今日の大千秋楽も、宝塚的には歴史的1日になったかもしれませんね。

幕が開き、少しシュッとしたロナンが登場。冒頭から痛烈なシーンが始まる。目の前で父が殺された。妹ソレーヌ(小桜ほのか)との場面は、辛く険しい顔。

そしてパリに来て、仲間達に出会い、ちょっとひ弱そうに怯えてみえたロナンが、どんどん成長していく。そして心の底から人権と自由を唄い、仲間達との距離を縮め、オランプ(舞空瞳)という女性を心から愛していく。

もうこれで『1789』完成形だ。出演者一人一人の瞬間を嚙み締める顔が伺える。歌詞一つ一つ、心に染みわたる。色々な事が重なって気持ちが込められたのかもしれないけど、今日見た『1789』は素晴らしかった!

3人の退団者も控えている。

天路そら 今日の彼女はとっても男前だった👍。宝塚を支える人達やここを目指してくる受験生に向けてのエールの言葉だった。大きな心で宝塚の未来も愛している人なんだなーと思った。

有沙瞳 やっぱり彼女は可愛い。大役の続く大女優の風格だけど、雪組から星組に組替えとなり、礼真琴の背中をずっと見続けて来れて良かったね~と思った。

女咲いつき(音咲)礼真琴との思い出が沢山あって、一個上の先輩という繋がりを何時も感じていました。男咲&女咲 どちらも観れて良かったな―と思いました。

明日から専科生となる、瀬央ゆりあ
新たな扉があるのなら試してみたい、その言葉を聞けて嬉しかった。私も是非違う立場のせおっちが観たいと思っていたので。
それには、盟友・礼真琴との別れがどうしても必要になる。もはやあなたは私。私はあなたの関係性だと聞いて、ちょっと辛くなったけど😓…プロだから泣かないって微笑んでいた。それが人生というものさ。

輝月ゆうまの参加もあり、ルイ16世 ひろ香祐 との95期ロイヤル対決も見物でした。次はどのような形で出会えるのか、期待して待っています!

色々な事が満載の今日。

8月27日は、トップ娘 舞空瞳のお誕生日🎉
彼女の言葉が聞きたかった!礼さんと一緒に舞台に立てて嬉しいと涙ぐんでいた。ヨシヨシ、本当によく頑張ったね!と心から褒めてあげたいと、私は思った。

そして最後に、礼真琴自身の言葉で、この間の事を聞く事が出来た。

その勇気と真摯な姿勢に感動した。立派!

トップスターには、初日と楽に挨拶が出来る貴重な時間がある。皆が見守る中、編集無しの本心を直接伝えるチャンスがある。

数日間舞台に穴をあけたこと、これは一番申し訳ないと言っていた。本人が一番悔しかったと思う。プロフェッショナルだからこそ余計に。そして代役の暁千星、他スタッフにお礼を述べていた。

観客が心配をしながら舞台を観るという事が無いように、務めたいと話があった。
これはそう思う。ついついタカラジェンヌの気持ちを深読みしたり心配し過ぎたりして、観ている側も平常心を忘れがちである。何も知らずに今日が初めてのお客さんも居るわけで。

私は今日の舞台を観て、え、全然大丈夫じゃん?って思ったし、礼真琴の言葉を信じたいと思う。ポリープなんて存在しないってさ。数日考え、また宝塚でパフォーマンスをしたいと思ったと、言ってくれたし。

この苦しみの代償は、自由に仲間を愛せる宝塚・星組をリスタートできるという事じゃないかな。

楽あれば苦あり、苦あれば楽あり。その繰り返しで、大切な物に気づき、膿を出し、リスタートできるという世の中の法則があるようですぞ。

大変ドラマティックな大千秋楽となりました。ちょっと緊張がほぐれた、泣いたり笑ったりの映画館内でした。

この後のスケジュールも盛りだくさん。一番楽しみにしているのが、礼真琴だと思う。回復して、酸いも甘いも乗り越えたパワーアップしたまこっちゃんに、また会いたいと思っている!

皆さんほんとーーに、お疲れ様でした!

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