雪組『ファントム』感想1
雪組の新しいファントムを、やっと観る事が出来ました!良くチケット取れたな~、二階の端っこだったけど、舞台全体を観る事ができて、とっても綺麗で良かったです。だいもん&きいちゃんの歌が天井まで突き抜けるようでした。
まず拍手なのは・・・
オーケストラの皆さ~ん👏👏
いつもと違う?バージョンアップしてない?音楽の天使なだけに、オーケストラの演奏がとっても良かった。大劇場を包み込むような、そして出過ぎるでもなく、上質なオーケストレーションを聞かせてくれました。拍手~!
噂には聞いていた、だいもん、きいちゃんならきっと今までの宝塚ではない、本格的な新しいファントムが聞けると思っていましたが、本当にその通りでした。物語の流れにストレスがなく、耳も目も気持ちも物語に入り込めました。
エリック:望海 風斗
歌の人という印象がありますが、今回エリックを見て、ものすごいお芝居だなと思いました。エリックは引きこもりの若干障害がありそうな人物。ちょっと手が震えていたり、顔が引きつっていたり、まさに障害のある男の子のようだったんですよね。宝塚でそこまでやっていいの?って思うくらい、入り込んでいました。
銀橋のキャリエール父さんとのやり取りは、疲れ切っていて、倒れこむように抱き合っていた。可愛くて愛おしくて、お父さんが僕の愛しい息子と言いたくなるのがわかる。「声はいいだろう?」って泣けるよね。渾身のエリックでした。うん、やっぱり彼女は役がハマると、想像の斜め上を行く人ですね。
また、エリックの従者が良かったよ~。ついついダンサーズに目が行ってしまいました。沙月 愛奈 あゆみ姐さん。あなたは素敵です。あゆみ姐さんのダンスが大好きで、一番キレキレでしたよ!!パンツスタイルがカッコよかった。
クリスティーヌ:真彩 希帆
リアル天使の声ですね!!!このまま劇団四季や外部のミュージカルでも、クリスティーヌを続演して欲しいものです。1回きりでは勿体ないもの。声を操れるのですね。息継ぎがわからないくらい。川の水のように、さらさらさらーっと。お衣装やカツラが、今回はとってもぴったり似合ってましたよ!
デュエットダンスをみて、エリックとクリスティーヌが最後に出会えて本当に良かったなと思いました。
キャリエール:彩風 咲奈
咲ちゃんっ!あなたは、変幻自在ですね!!
何処のお爺さんかと思いましたよ、まじで。出番もあんまり無くて、いつ出てくるのかと思いきや。2幕目では銀橋でのエリックとの掛け合いで、素晴らしい歌唱を聞かせてくれました。お母さん、嬉しいよ(涙)咲ちゃんの成長をしっかり受け止めました。
フィリップ:彩凪 翔 (Aパターン)
キラキラ翔ちゃん、健在ですね☆彡 パステルカラーのスーツが良くお似合いで。「だ~め~だ」がいいよね~。表情一つ一つが計算されているなと感じさせる、男役の職人みたいな。ずーっと観ていたい人です。
これって、再演できないのかな。きっとチケットがなくて見れなかった方がたくさんいたはず。宝塚史上、数あるファントムでも、ここまでキャストが揃っているって、なかなか無いと思う。