エリザベート-愛と死の輪舞-(’18年月組・東京・新人公演)スカイステージ感想




宙組のエリザベート新人公演に続き、是非、暁千星率いる月組バージョンも拝見したいと!2月のスカイステージで放送されました~。

一言で感想を言うと・・・・

楽しかった~♬

何だろう、瑠風輝率いる宙組バージョンとの違いが結構あって、2年という歳月の違いや、演出が樫畑亜依子先生であるという点もある。

宙組が本公演越えのノーストレスな洗練されたエリザベートだったのに対し、月組は、

一球入魂💪

きっと一回しか観られない、超超・熱のこもったエリザベートだった。どの役も個性的で、本役をなぞっている人は誰もいないって感じで面白い、もう一つの『エリザベート』でした。

トート:暁 千星

ベビーフェイスなやんちゃ・トート。表情豊かで男の子っぽい。
ロングの銀髪がとても似合っていてスタイルがいいし、ダンサーありちゃんなだけに、全身を使った手の伸びやかさが気持ち良い。もちろん、歌の伸びも気持ち良い。難しいトートの楽曲を上手く自分の個性、歌い方にコントロールしていたと思う。

最後の昇天のシーンは、シシィをやっと手に入れたという愛情を凄く感じました。

エリザベート:美園さくら

やっぱり私は、さくらちゃんの演技が観てて楽しい。
エリザベートの楽曲を歌いこなすだけでなく、さくらちゃんなりの解釈で演技し、歌い、シシィを生きている。そんな余裕を感じました。この時はまだ次期トップの発表は無かったけど、これを見たら確実だなと納得のいく出来だと思います。

フランツ:輝生かなで

少々懐かしかった。イケメン・フランツそのまま。
歌もしっかり歌えていたし、99期同期同士の皇帝皇后だったのだなー。このまま宝塚で路線を張っていたであろう。でも卒業して外の世界で大好きなダンスで頑張っていたので、良かったよ。

ルキーニ:風間柚乃

私のおだちん贔屓はマンネリ化しているんだけど・・・
ルキーニも絶品だねっ!イタリア人らしさが随所に出ている。
本公演で休演による代役でルキーニを演じた回もありましたね。

ゾフィ:麗 泉里

すーさん演じるゾフィとはまた違った、勢いのあるゾフィでした。麗さんも本当に上手。貫禄もありました。

リヒテンシュタイン:桃歌 雪

是非お伝えしたかった、リヒテンシュタインが良かった~!
歌はもちろん、シシィに対する苦言もはっきり伝える、しっかりした女官長だった。

シシィのパパ&ママ:周旺真広&清華 蘭

この二人も良かった!パパはイケボだし、ママは美しくて愛情を感じる。

マダム・ヴォルフ:蘭世惠翔

この頃はまだ男役だったのかな?
可愛くて声はドスがきいてて、中々そのギャップがステキでしたよ。

ルドルフ:彩音星凪

まだ未完成な青年らしさが、ルドルフらしいというか。つい目で追ってしまう男役ですね。闇が広がるでは、ハラハラしながらトートとの掛け合いを見ていました。まさに貴公子、ですねっ!

エルマー:礼華はる

そうなんです!エルマーが素晴らしかった。私のぱる君贔屓も対外にしろって感じですが、ハンガリー側の人たちがしっかり舞台に息づいていたのが、大変面白かった。

そして最後に、黒天使で一番男前結衣かれんちゃんが、ツボでした。

もっとそれぞれの個性や演技に感想を述べたい位とても楽しんだ、そんな月組のエリザベート新人公演でした。人数が少ないのに、特に娘役のコーラスが良く聞こえました。

既に新人公演の期から卒業した、98期の暁千星と瑠風輝。
2人がいつかトップとなって、エリザベートでトートを演じる日が来たら、どんなに嬉しいだろうか。いつの日か実現することを夢見て…😊。

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