『ポーの一族』ライブ配信感想 明日海りお・エドガーは生き続けている




梅田で絶賛上演されている、ミュージカル・ゴシック『ポーの一族』のライブ配信を視聴しました!

私は明日海りお退団後、初めて観るに等しいので、時間が止まったような、まさに時間を旅している最中のような感覚になりました。

みりおのエドガーは、今でも生き続けている。

出演者が発表になった時から、これは上手くいくだろうなと。みりおと同期の89期の、シーラ・夢咲ねね、アランのお母さん・純矢ちとせ

そしてメリーベルは綺咲愛里。超カワイイ👧全然違和感ないっす。

そんでもって老ハンナは、昔妖精、今は妖怪(笑)の、涼風真世さまですから。本当の人ではないモノ、を演じてらっしゃいました。後半は霊能者ブラヴァツキーを演じており、あの下膨れの顔はなんなんでしょう😆、物凄い怪演、役者魂を感じます。さすがとしか言いようがない、楽しい!

小池先生、さすがのセレクションです!

一番気になっていたのは、この度アランに抜擢となった、千葉雄大君!ドラマでお馴染みのカワイイ彼ですが、さてこのポーの世界観に入り込めるのか、みりおの隣で違和感が無いのか、興味津々でした。

千葉君!とみりおに呼ばれておりましたが、良い意味での少年感がたまらなく愛おしい。普通の少年だった彼が、徐々にメリーベルとエドガーに惹かれ、孤独になってエドガーと一緒に歩む事になった過程が、とてもリアリティあったと思いました。大・大健闘ではないでしょうか!!

いや~、凄いですよ。ちょっと上から目線で、手をグ―にして反抗的な態度を取る所や、純粋にメリーベルに惹かれるとか、分かりやすい。アランに共感が持てました。

歌も上手で、あのスタイルもハマる、アラン役者が良く見つかったな~と思いましたもの。もちろん、柚香光のアランも美しいですよ。また違った少年感に目を奪われました。

出演者とナンバーや構成も少し宝塚版と変わっている点もあったと思うのですが、概ね同じ。宝塚版の再演に等しいかもしれません。

印象的な場面として、メリーベル登場シーン。”くるくる回る~♬”のシーンもそのまま。おっと出てきた~、メリーベルだ😍。

そして、シーラ&ポーツネルとエドガーが旅に出る、”ゆるりと♬”のシーンもそのままに。小西遼生演じるポーツネル男爵は、瀬戸かずやよりも更に強いお父さんのような存在。ポーの一族の血を絶やさず作戦を練る策士のような面を感じました。

そして私が大好きな、ホテル・ブラックプールでの家族4人で登場するシーン。

まるで絵のような家族ね✨

本当に4人とも絵のような存在でした!

一族の敵となるジャン・クリフォード先生は、先日新春NHKの対談で登場された、中村橋之助さん。カッコよくて、プレイボーイ感が出ておりました!最後、勇敢にもバンパネラを倒していく所は迫力ありました~。さすがです。

最後のエドガーとアランがリフトに乗って旅に向かうシーンもありますよ~!なんかコソバユイ感じ?2人が一緒に並ぶと不思議な感覚になります。

今回はエドガーが歌う歌詞を、じっくり聞くことが出来ました。なんとも言えない辛い境遇。

「人に生まれて、人ではなくなり
 愛のありかも見失った」

バンパネラは当然人ではありませんが、これって例えば、悪魔に魂売ったとか、犯罪を犯してしまったとか、人でなしになってしまったとか。そういう事に例えると、私達もひょっとするとこんな気持ちになる可能性はありそうだなと。

生きる事に精いっぱいで、愛すること、愛のありかも失ってしまい、どうしてよいかわからなくなる。たった一人の家族、たった一つの真実。見つけられれば救われますよ。

そして引き際があると良いですね…。

もし400年も500年も生きるならば、人に迷惑をかけないよう、その長年の経験を生かして役に立てるために、生きられると良いですよね。

そんなことをツラツラと思いました。

みりおは現役そのままに、輝きを失わず、極上の美を演じていました😆。まさに安定のエドガー。

舞台セットが更に豪華になっている気がします。ダンス等群舞はダイナミックで、ポーの一族の世界観が更に増しているような舞台でした。

できればエドガーは永遠に旅を続けて欲しい。続きが観たいですぅ🙇。

ライブ配信は1月23日(土)にもう1回あるそうですので、おかわり🍚必要なかたは是非!ご視聴のチャンスあります。

大変満足したポーの一族でございました🙋

ミュージカル・ゴシック『ポーの一族』

大阪公演:梅田芸術劇場
2021年1月11日(月祝)~1月26日(火)
ライブ配信2回目:2021年1月23日(土)12:00 公演

東京公演:東京フォーラム
2021年2月3日(水)~2月17日(水)

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