星組新人公演『柳生忍法帖』日本物の楽しさと人の心を感じた 天飛華音&瑠璃花夏




2021年12月2日、先ほど『柳生忍法帖』新人公演のライブ視聴を終えました。
開演前にパンフレットPDFのダウンロードが出来ました!これは嬉しい、参加している気分が上がります。

久しぶりの柳生十兵衛、新人公演バージョンを拝見して、いや~、本当に面白かった!!

皆さん、アッパレ!拍手👏👏👏👏

日本物と言ってもちょっと風変わりな、個性的なキャラクター揃いの人気作家の宝塚版。星組の若い個性的な面々が、思いっきり楽しんで、大きな声で、大暴れしていた。流れが大変良かったと思う。

この雰囲気は、他の組では出せない星組の個性ではないだろうか。

この物語の発端である、バカ殿役の鳳真斗愛(最高👍)、七本槍の本役さんをしっかり踏襲されていた、いや、本役さん顔負けの紘希柚葉、碧音斗和、御剣 海、奏碧タケル、大希 颯、世晴あさ。作品の個性とマッチしていたと思います。
その中で最強の男、漆戸虹七郎役の咲城けいは、品があって声がイイ。7人の中で知性がある印象が良かった。

この獣達を相手するのは、新人公演主演2回目の天飛華音。

先輩・礼真琴の声そっくりで、立ち回りの動きも鮮やか~。親父さんには頭の上がらぬ茶目っ気ある十兵衛は、とってもお似合いでした😃!歌を歌いながらの立ち回り、お見事!なかなか難しいと思います、そこは真琴先生の背中を見てのことかなと。

気は優しくて力持ち。そんな雰囲気が良く出ていた。最後の銀橋渡りのソロでは、公演が終わった、そしてとっても楽しかったと、笑顔がこぼれていたかな?この1時間半強の日本物のお芝居を楽しんでいたのだなー😀と、こちらまで伝わってきました。
十兵衛は彼女の代表作の一つとなったのではと思います。

そして愛ちゃん演じる芦名銅伯。この役は難しいと思う、碧海さりお

登場シーンは、やはり愛ちゃんの気迫と大きさを体現するのは難しいかなと思いましたが、その後のお芝居や策略を遂行していく様は堂々たるもの。芝居が上手いッ!台詞が聞き取りやすく、会津で戦っていた黒髪の銅伯、天海の3役の違いが分かりやすかった。目の力と台詞の力強さは、流石だなと思いました。

十兵衛と見破った後の2人の対決は、おおっっと、迫力ありました。

そしてそして、娘達が大健闘!戦ったり、怒ったり罵られたり、お香の呪いに耐え、惚れたり憎んだり、ま~大変!着物の所作をしながらのお芝居、大健闘だったと思います。

ゆらを演じる、瑠璃花夏
和物がとても似合う娘役さんで、しっとりと美しく、後半は十兵衛を愛する気持ち、父の意に背き自分を貫く強さ、しっかり出ていたと思います。歌もとってもお上手、星組のヒロイン誕生ですね!

最後にこの物語の重鎮、沢庵和尚の夕陽真輝、千姫の澄華あまね、堀&柳生宗矩の颯香 凜が、しっかり締めてくれていた。星組も頼もしい役者が揃ってきましたね。そうそう、多聞坊役の稀惺かずとのコミカルな一面が観られて面白かった😄。

沢庵和尚と千姫が徳川家を盤石な物にするために執着した、天海大僧正(芦名銅伯)の命。
しかし、武士道を捨て、堀の女性達の仇討ちの執着を捨てさせて、徳川に尽くす事に意味があるのか!?十兵衛と女達は、一番大事な人として必要な執着を思い出させてくれた。

この物語がシックリ納得いくものとなっていました。

ちゃりおが新人公演長としてのご挨拶で「日本物の楽しさ」、そしてかのん君の「人の心」この2つの言葉が、しっかり客席にも届いたと思います。

なんか熱くなっちゃいましたね(笑)。
新人公演はたった2回しかない舞台。全力投球な姿に感動します。ライブ配信してもらえる事に感謝です。

絶賛上演中、星組東京公演を観に行かなきゃ!って、その日を楽しみにしたいと思いました。お疲れ様でした!

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