『うたかたの恋』感想2 完走大千秋楽!華雅りりか他3名卒業と花男 水美舞斗の第二章




2023年3月19日。花組大千秋楽。ライブビューイングを観て参りました🙋。お天気になってよかった。
3/19はマリー・ヴェッツェラさんのお誕生日だそうです😮。宝塚大劇場の千秋楽1/30は、ルドルフとマリーの命日だった。

色々とご縁の深い、花組大劇場版『うたかたの恋』ラスト公演が、ヒリヒリ、ヒリヒリ😣、心に体に刺さる位、胸の鼓動、吐息、涙、一つ一つ張り詰めた空気感を感じました。

柚香光&星風まどかの名コンビ!

お互いの立場を思いやり、大きな愛と信頼を確かめ合うよう、あの冒頭のドイツ大使主催の舞踏会で美しく舞う二人。品格漂うドラマティックな場面展開。花組の優雅さが際立つ『うたかたの恋』の完成だなーと、心に沁みました。

ハプスブルグという大きな泥船に乗った貴族達。

ヨーゼフ(峰果とわ)とエリザベート(華雅りりか)。正妻ステファニー(春妃うらら←怒りに震えていましたね😱)。フェルディナンド(永久輝せあ)とフリードリヒ公爵(羽立光来)。
世の中が変わろうとしている今、何をすべきか、もがき苦しむハプスブルグの若者達。鷲は各々の人生に向けて飛び立つ。

ジャン(水美舞斗)とミリー(星空美咲)は、身分を顧みず他国に旅立ち、ルドルフとマリーは結婚叶わず、2人一緒に二度と帰れない旅に出る。

どうせこの泥船は崩壊する。ジャンが企てる軍のクーデターでは、ただの軍政政治となってしまうだけ。
ルドルフが夢見た新しいヨーロッパ共同体(EU)。その後、EUという形で実現するが、2023年今ヨーロッパは再度揺れている。泥船の残党が密に身を潜め、今でも覇権を争っているのだろう。。。

悩み苦しみ、マリーに甘えるルドルフは、柚香光 等身大のルドルフ。
そしてルドルフが大好き、天真爛漫で頭がよく、最後まで付き従うマリーもまた、星風まどか 等身大のマリーだったと思います。

個人的には、星風まどか 当たり役のマリー・ヴェッツェラが、今作品のMVP賞だと、思いました!

一挙手一投足、可愛くて仕方ない☺。セリフに嘘が無い、喜怒哀楽が可愛く、「私は帰りません!!」肝も据わっているマリーちゃんでした。

ラストのベッドでの場面は、泣いてましたね、2人とも😭。こっちももらい泣きですよ…。やっぱり辛い、何度観ても悲しいラストシーンです。バーンバーン…。

うたかたの恋の再演は沢山あったけど、大劇場公演となると、回数は多いし舞台も広い。公演しながらどんどん深まる題材だったんだなーと🤔、れいちゃんのご挨拶を聞いていて思いました。

小柳先生の潤色・演出も素晴らしかった!クラシック音楽の使い方、余韻を残すような上品な場面展開がとても美しかった。まさに夢見る夢子の宝塚的な作品でありつつ、深めればもっと深読みできる、柴田先生の代表作、名作、と言われる所以なのだと思わされました。

そして『アンシャントマン』。花男 水美舞斗と柚香光のじゃれ合?は、これで見納めか…と思いつつも、新天地に旅立つジャンのように、ルドルフの希望であるマイティの今後を、早くも私は妄想で夢見ています。

特に千秋楽のグルマン。退団者の場面の真っ白で夜空に舞う組子の神秘的な空間は、自然と涙が溢れるいいシーンでした(感動した😆)。

今の3花男のエレガンス。3者3様。れいちゃん、マイティ、ひとこ。この3人のダンスもまた、見納めだなと、しっかり、しっかり見つめておりました。

退団者の 華雅りりか
蘭の花と今の季節にピッタリ 桜の枝をアレンジした素敵な花束でした。

「好き」という言葉について、お話してくれました。「好き」という感情で、どんな困難も可能にすると。

タカラジェンヌは、皆宝塚が好き、舞台が好きという気持ちがあるからこそ、ハードな舞台をクリアできる。シンプルだけど、案外見失ってしまいがちでもあると思う。
私が毎年末唱える言葉は、「好きな物を好きでいられるように」という事。何が好きかを、折りに触れて気付くよう、忘れないようにと思っている。

春矢祐璃、都姫ここ、花翔ひかり も一緒に4名が退団となりました。トップスター柚香光から、日ごろの感謝の気持ちや、小さいオジサンが顔出したり、おしゃべりが面白かったなー。本当にれいちゃんは、人格者なのね。

花組東京大劇場公演の完走は、1年半ぶりの事。組長になって初めての完走だったであろう、美風舞良 あおいさん。小さな身体で感謝の気持ちを体一杯、伝えていたと思いました。本当にお疲れ様でした!

もうすぐ春分。春の訪れを祝うような、充実&幸せいっぱいの大千秋楽でした🙆🙆!

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