新人公演『鴛鴦歌合戦』感想 天城れいん&朝葉ことのの”真心”にウルっと来た~笑いあり涙ありバッチリ!和物オペレッタ
『鴛鴦歌合戦』東京での新人公演、ライブ配信視聴しました🙋!そうかあ、宝塚と東京、2回の新人公演を実施できたのは数年ぶりだったんだね、花組は。
そういった意味では、お芝居の作品の内容通り、ぱぁっと明るく新人公演メンバー全員に春が来た~🌸って感じの、何か見えない壁を超えた、新しく楽しい新人公演だったんじゃないかなーと思います😃♬
そこで主演に指名された 天城れいん。
初主演で和物、着流し、立ち回り。これは中々のハードルの高さだと改めて思ったけど…
とても品がある素敵なオーラを纏っていると思ったよ(柚香光もそうよね)。
まぁなんて素敵な礼三さん💖。眼差しが温かく、本来の育ちの良さ(花咲藩の長男だから)が、天城れいんの個性に出ていると思いました。客席から登場も雰囲気が出ていて、いやいやと謙虚な態度でありながらも、最後に愛するお春ちゃんをお殿様から守るための立ち回りが、カッコ良かった😍!
ここは新人公演メンバーでは大変な大立ち回りだったと思うけど、一生懸命頑張ってたよねー🙆。
傘を2つもって戦うとか、まさに時代劇!映画の知恵蔵さんみたいなセリフまわしだったり、きめのポーズとかもクールで爽やか😀。
そんでもってやっぱりこのお話は、お春さんのキャラクターが大切。
新人公演 初ヒロイン 朝葉ことの。
上手いっ!超面白い😄。
星風まどかよりもガンガン行く感じのお春ちゃん。お父さんの志村さん役 海叶あさひとの掛け合いが漫才みたいで、とってもいい雰囲気。このお話はお父さんが主役みたいなものだからね。彼女も上手いっ👍!
最後の麦焦がしの入った文久の茶入れからの、「幸せになっていいのよっ」ってお春さんなりの、礼三さんへのエール。
あのシーン、お春の真心💗めちゃくちゃ画面越しに届いてきて、思わず涙😢。舞台が一瞬静まり返る程の、ビビッと来る場面になっていました!いや~ウルっと来たぁ😭、ええ話じゃ~って思ったよ。
礼三郎のお母様 蓮京院の詩希すみれ の上品なおばあ様が素敵で、天風院の二葉ゆゆ とのコンビがほっこりでよかった。
お殿様 美空真瑠と麗姫 星空美咲 の同期コンビ。かかあ天下っぽい演出になってたかな😅?軽快で可愛いお殿様にしっかり者の正室。この組み合わせも微笑ましかった。2人とも歌も芝居も上手ね!
そして弟の秀千代 鏡 星珠のコメディタッチな演技。本役ほのかちゃんを彷彿とさせる可愛らしさでした。
忘れてはならぬ、おっとみちゃんたら、おとみちゃん♬愛蘭みこ。武士の娘 藤尾に七彩はづき(抱き付け~)。乙女たちの奮闘!掛け合い、なかなか可愛くパワフルで、本公演同様にとても楽しかったです。
そうそう、おとみちゃんの丁稚の三吉 宇咲瞬。彼の”真心”も、心にグッと来ました!
久しぶりに鴛鴦歌合戦をじっくり見て、一つ一つのお話の流れが、ちゃんと繋がっているんだなって、改めて理解しました。カメラワークのお陰かな。
登場人物のテーマソングがキャッチーで後を引く、つい口ずさんでしまう。和物オペレッタとして楽しい歌で綴られた、なかなかお目に掛かれない、異色の和物だよね。
新人公演メンバー全員で取り組んだ、しっかりした歌声で全編通して完成されていたと思います。
ボロを着てても心は錦。”名品・お春”の真心をずっと前から知っていた、礼三郎が目利きだって話。狂斎お父さんと一緒にお幸せに~!
花組はトップコンビが次回大劇場でサヨナラが決まっています。さあ、次の新公はどんな布陣なのかなって、ちょっと楽しみになりました。
この後、東京宝塚大劇場で花組公演を観劇予定です。鴛鴦歌合戦がどんな風に進化しているか、楽しみにしています!
新人公演2回上演達成!通常運営に戻って良かった😃。おめでとう、そしてお疲れ様でした🙆!