『I AM FROM…』珠城りょう&美園さくら 愛おしきウィンナー野郎たち 主なキャスト感想3
ウィンナー野郎、ウィンナー野郎って連呼するから、最近ランチがホットドック率高いんだよね🌭 (いや、たまたま)。トルティーヤも食べたいよー🌮。
主なキャストの感想を。
ホテルの人たち
ジョージ:珠城りょう
エードラーホテルのフランツヨーゼフ、まさに御曹司。髪型、お衣装、キャラクター作り、すべてがとってもお似合いです!
男度、増し増しで😍
たとえギャグが滑っても、それも演技(味)になっちゃうお坊ちゃま可愛さも、イイよね (褒めてますよ)👍
リアル男子として舞台に存在してくれるから、現代劇がとっても作り易いトップスターだと思います。サイトー先生も演出しやすいと思うんだよね。
今回、舞台上で色々な場所に佇んでいるのがツボで、ホテルセットの2階上や客席から登場、ヘリコプターの上まで。今回は受け身の芝居、受け止める芝居だったのではないかな。
私が一番共感できた場面は、やはりホームレスとのくだり。本当に感動しちゃったんです。これを、たまきちが演じるから、なおさら説得力があった気がするのよね。
ちゃぴが抜け、みやるりが抜け、本当の意味でトップとしての力量が問われるタイミング。れいこ、お帰りなさい。ちなつも、お帰りなさい。
珠城りょうの月組をみんなで作り上げよう!そんな新しい月組のトップとして、責任と遣り甲斐が背中にのしかかる。ほっそりしたたまきちを見て、今はそんな作業の真っただ中かなと、思いました。
きっと東京の大千秋楽、冬・師走の頃には、劇場も客席も更に一体となって、ホットにク~ルに、さいっこう!のミュージカルが出来上がる瞬間が待っているのではないかと、予感しています。
がんばれ!ジョージ!
エマ:美園さくら
今の宝塚でエマを演じる事ができるのは、さくらちゃんしかいなかったと思います。
あと許されるなら、愛希れいか でも観たかったかもね。
ハリウッドの大女優だけど、ウィンナー野郎の一人で、ちょと田舎娘っぽい所や、わがままな所。男勝りな所。
ブロンドヘアーで、現代の女の子の洋服をきて舞台で映えるには、スタイルが良くないと。レギンスにショートブーツ、ものすごい派手なスウェット&スニーカーや白いダウンコートとか☺。
I AM FROM AUSTRIA♪
の歌唱がとても心地よく、今風の女優さんっていう感じもあっている。
私的には文句無い、さくらちゃんのエマ。
このままのコンディションで千秋楽まで行けそうな、強靭な体力と精神力。プロ根性、すんごいと思います。
この2人だから日本初上演ができたんだなー。
しみじみ、たまさくに感謝❤。
ロミー:海乃美月
海ちゃん、フォォ~~!!😆
客席から歓声が上がりましたからね!
あの、舞台上でダルマに早変わりのカーニバル的なナンバーで。
綺麗だわ。。お母さん役というよりも、ホテルの社長として、大人の香りが漂ういい女。海ちゃんがとってもいい女になって、2番手娘役として階段を一人降りしてきて、大変満足でした。素晴らしい!
ヴォルフガング:鳳月杏
これが「ミーアンドマイガール」ジョン卿だったら、もっとオーバーアクションにおじさんを演じるのだろうけど。ちなつパパは、サラりと、皆の演技の邪魔にならないように、でも大事なところはちゃんと笑を取っている感じで舞台上に存在していました。
「ちょっといい所だから、音楽止めて🤔」
このシーン、最高なんですけど!
たまきちとちなつって、何かが似てる、演技のアプローチが似てるの?ああ、兄弟だったしなー(月曇ね)。
オペラ越しのちなつのお顔は、素晴らしくダンディーでステキなおじ様。ずーーーっと眺めていたい位の、まさに芸術品のような出来栄え。
そして、美声、美声、美声👄
パパのナンバーはもの凄くハイソプラノ。だからちなつは花組から呼ばれたんだ!って納得しました。こちらも素晴らしい。
エルフィー:光月るう
セクシー組長のるうさん。今回もまた重要な役周りを女役でやってくれました!
芸がいちいち細かい!!!
話の半分位がギャグ。
世話好きで優しい性格なのか、いろんな若者がエルフィーに助けを求めにきて、彼女がどうにか裁いてくれます。ちょっとまとめてみました。
・ジョージとエマの密会の取りまとめ
・ヘリコプターの手配?
・フィットネスオープニングの仕切り
・左回りのワルツの指南
・パブロの通訳
さすがコンシェルジュ。ホテルの顔です。
るうさんは上手いな~。グレーヘアにスカーフ姿も美しいけど、フィットネススタイルも、最高よ!映像お見逃し無く。
フェリックス:風間柚乃
ホテルのフロント係。幕開き初っ端から事件を巻き起こす張本人。若くて可愛いおだちん、久々見るような気がします。
常に、トラブルメーカー(本気でやばいでしょ、あれは)
美味しい役どころ。ジョージの親友。
たまきちとの師弟関係っぷりが、微笑ましい。二人もお似合いです。
ま、ラストはサッカー選手といい関係になりますけどね笑。これまた最高におかしいキャラ誕生です。
やっぱり重要なお役は、おだちんなんだな~。そう思いました。
アンナ:叶羽時
おだちんの思い人のフロントガール。でも春海ゆう演じるマーチンがライバルで、96期同士いつも一緒におどってまーす!
能天気キャラが、やっぱり最後までお似合いの時ちゃんでした!笑わしてもらいました。
旅行代理店の美女:白雪さち花
さちか姉さんは、まさかのパパの愛人!?
こういうの、大得意分野ですよね。出てくるだけで全部もってっちゃう?
きっとさちかさんの台本は「以後、省略(アドリブ)」って感じでしょうね😋。
外国人のひとたち
リチャード:月城かなと
エマと2人でングラスかけてホテルに登場した時から、
めちゃ、決まってますっ!!😎😎
来た~、月城かなとー、お帰り~👏👏
れいこちゃんがとっても楽しそうにスパークしているのが、嬉しい。
「All for ONE」プラス「BADDY」なキャラクター。とにかく強い強い。
パワーとお金と知恵を持っているアメリカ人。法律すれすれ(ベネディクトか)で、エマを商品としか思っていない成功者。リチャードは、実は一番悪い奴じゃないか。芸能界ってこんな人ばっかりなの?本当に大事なものって何だろうって、考えさせられるキャラクターです。
印象的だった場面は、山小屋にエマを助けに行く(っていうか、メールハッキングして尾行する)シーン。エマとジョージを騙して、偽善者面してエマを取り返す所。
花道でパパラッチに囲まれながら、エマとリチャードがスローモーションになって。反対側でジョージが歌い上げる。凄くいいシーンだと思いました。是非注目してみてください!
真面目に演じれば演じる程、面白いキャラクターになれる、れいこ。かなりオイシイ😁。月組での月城かなとのキャラクターが確立してきましたね。
パブロ:暁千星
はい、今回私のMVP賞です。
だって、この役作り、凄く大変ですよ?
もし自分がやれと言われたら、辛いと思った(笑)。
宝塚で筋肉バカを演じるってなかなか無いでしょうし、裸になれるはずもなく、どうやって演じればいいの?ありちゃんは、ダンスと片言の日本語と、ツーブロックのヘアスタイルで挑んできました。
本人も舞台上で若干困っている風なのが、もの凄く受けた😆😆。
もうね、このまま、ありちゃんが自分でも笑っちゃうって感じで、身を預ける役作りでいいと思いました。凄い楽しい。どんどん進化しちゃうでしょうね!
ウィーンのひとたち
ライナー:輝月ゆうま
なるほどねー、まゆぽんはゴシップライター、パパラッチ。本当に心が無い、まるでサイボーグのような(宇宙人)パパラッチ。情の欠けらもないのかと。
リチャードと2人でセットで動くことが多く、95期の絆~!この二人の悪巧みのシーンは、なかなか決まってる。お似合いです。
ピンクのエクステがステキな、存在感のある若者まゆぽんを見る事が出来ました。
ホルガー:千海華蘭
からんちゃん!!次はヒッピー風のホームレス役ですよ!!
変幻自在もここまで来るかと。心温まるシーンです。ミュージカルにこういう社会問題についてもちゃんと取り上げている所に、好感を持ちました。
そのままフォークソングとかも歌って欲しいいで立ちです。お似合いです!
警官デニス:紫門ゆりや
ゆりちゃんの警察官姿は、板についているねっ。
このミュージカル、警官が沢山出てきてナンバーもあり、重要なファクターとなっています。ゆりちゃんに任せておけば安心。
晴音アキの女性警官ってのも、ジェンダー的には効果的で華やか。面白いなと。
エマの母ヘルタ:夏月都
副組長の抑えの役どころですね。ジーンとさせる、娘を探す母親。普段はキオスクで働いている、ちょっと地味な役どころだけど、それがまたエマの物語を感動させるのですね。
主なキャストは以上となります。
つくづく、この新人公演、難しいだろうなあって思ったが、是非観たい!と思いました。
役が少ないかもね
また1本物ミュージカルにありがちなのは、若干役が少ないところ。夢奈瑠音や蓮つかさがホテルマンとして出演。1回だけ銀橋渡があって、その時は劇場内、拍手喝采でした。逆にそのくらいしか見せ場が無いのだ。。ちと勿体ない。
回数を重ねたら、るねちゃん&れんこんを追っかけてみたいな。
劇場CD求む!
早く観たいのだよ、I AM FROM AUSTRIA。劇場CD、12月18日発売です!
そして、東京で何度観劇できるだろうか。その時にはまた違った感想が書けるかもしれない。しばらくステイ。楽しみにしてますー。
↓東京で観劇しました