ミュージカル「GHOST」感想 浦井健治&咲妃みゆ 再演!愛と笑い溢れる良作ファンタジー
2018年初演「GHOST」で感動しました😀。
2021年再演、浦井君&ゆうみちゃんのコンビがまた観れる!森公美子さんのオダ・メイにまた会える!最高のファンタジー&コメディーミュージカルです。
公式サイトよりPV引用します。
1990年の映画で駆使された映像表現をそのままに、ミュージカルとして再現されている事に感動します。
原作の映画はまさに世代。1990年上映から約30年経ちますが、全く色褪せない、素晴らしい作品。
突然死んでしまったサムが、目には見えないけど、霊となって愛で恋人モリーを支えます。サムは誰に殺されたのか?犯人を突き止め、事件に巻き込まれるモリーに真実を伝えるため、霊媒師オダ・メイと奮闘します!
ファンタジーだけど、実は本当にこの世である話ではないかと思う、世代を超えて説得力のある、不朽の名作です。
あの有名なメロディーに乗せて、ろくろを回すモリーとサムの名シーン。ふとサムを背後に感じる事が出来る瞬間は、もう涙涙です😭。
フワフワとした霊魂のような映像と照明が効果的で、人間と霊たちが共存して違和感なく、スペクタクル・ミュージカルになっております。
サム:浦井健治
死んでしまってからの彼は、直接会話すること、触ることが出来ない、受け身の存在。生きている時よりも、より深く強く相手を想わなければ、何も通じない。
浦井君の飄々とした生前の姿とは一転して、更に愛するモリーへの思いが爆発する瞬間、霊でありながら、触れたり、敵を蹴落としたりするパワー(氣)を操ることができる。凄い面白い!
さらにサムの成長物語に感情移入することができました。歌は心地よく、高音の伸びはパワフルでやっぱり上手いよね😆!
安心して観ていられる、まさに日本を代表するミュージカルスターです。
モリー:咲妃みゆ
駆け出しのアーティストで、カッコいいライフスタイルを演出している、ニューヨークのおしゃれな女性。映画でもそんなイメージで憧れてたな~。
恐る恐るサムの言葉を伝えに来るオダ・メイを信じるようになり、サムを側に感じる事ができて、自分の足で歩きだせるようになる。
強がっていても、本当は弱くて流されやすい。最後はサムの存在をリアルに感じる事が出来る瞬間は、号泣です😭。本当に感動しました。
ゆうみちゃんの代表作です!本当に、愛情あふれる女優さんです。
地声の歌唱は、宝塚では珍しいので、初演当時はチャレンジなのかなーと思っていたけど、再演は更に力強い、パワフルな歌だと思いました!
カール:水田航生
あれ、最近どこかでお見かけした…、
「東京原子核クラブ」の友田君だ!ミュージカル俳優さんなんですね。
歌とっても上手。スーツスタイルが、まさにウォール街のバンカーって感じのスマートさ。身のこなしが軽やかで、今時のビジネスパーソンな香りがしました!
最後のサムとの決闘は、なかなかの迫力で、狂気に満ちていました👍。
オダ・メイ:森公美子
いや~、また会えたよ~!!
客席の皆さんも、待ってました!って感じの拍手👏👏。
このウーピーゴールドパークの役は、日本では森くみさんしかいないよねっ!
いや、ほんと、今回は歌はもちろんのゴスペル・ノリノリだけど、ダンスも激しい!若干息切れ(笑)、そりゃそうだ。映画同様、目には見えないサムの霊との会話は、コメディ漫才。
そして一番のドレスアップをしての登場は、めちゃカワイイ😊。
詐欺師で何度も逮捕されている彼女を信じるのか?と警官に諭されるモリーですが、サムの件は本当なんだよ!!
相手を信じるって大変な事だけど、目の前の事実をしっかり見つめて自分で答えを出すって、大切な事だなと思った。
私達みんなは、実は目には見えないモノから、沢山の気づきや愛をもらって生かされているのでしょうね。そう思って日々を暮らしていると、何となく「ありがとう」と思える瞬間が増えてくるのを感じます。
失う事で分かる事が沢山ある。そんな2021年になりそうです。
取り戻して、新たに見えない真実を実感したいと思っていた時に、この「GHOST」ですよ😃。
これまた何かのお導き、ですかねえー。
もちろん私のオススメ、是非お見逃しなく!!
主演:浦井健治
咲妃みゆ/桜井玲香、水田航生、森 公美子 他
1幕:75分、休憩30分、2幕:60分(合計2時間55分)
シアタークリエ ~2021年3月23日迄
愛知、大阪を回ります。